撮りさるく

有名かとこっちゃ無名のとこっちゃ 写真ば撮ってさるくざい

食堂で見た漫画本

2011-06-17 23:46:08 | タイ王国
6月7日(火)、帰国の日。一泊したゲストハウスの食堂で空港へ向かう前に腹ごしらえ。ふと手にした雑誌に興味深い漫画が掲載されていました。


東日本大震災で日本は甚大な被害を蒙る。


日本では多くの人々が犠牲となり悲しみにくれる。一方タイでは黄色(現政権支持、反タクシン派)と赤(タクシン派)が抗争に明け暮れる。かたや日本では皆が立場を超え手を結び、復興への道を歩み始めた。


相変わらずタイでは黄色と赤の争いが続く。我がタイよ、何時までこういう事を続けるのか。

字が読めませんので想像ですが、多分この様な話の筋ではないかと思う。
この漫画に書かれてある事は概ね間違っていないと思いますが、最近少し違ってきた様な気もする。
旭日章を背景に握手するシーンなどは、今の日本の政治を見るにつけ、少々恥ずかしく思える。

被災地そっちのけで内部抗争に明け暮れ、てんでばらばらの民主党。
おのれの過去の不始末がもたらした原発被害を棚に上げ、いけしゃあしゃあと与党を攻撃し、あわよくば政権に返り咲き再び甘い汁を吸おうという意図丸見えの自民党とその取り巻き。
社長が辞意を表明した後、誰が新社長に就任するかと思ったら再び政財界に顔がきくとかいう人物を持ってきた東京電力経営陣。
この人たちは、現場で汗水流した方々にどうやって報い、被災した方々に対して何をするつもりなのか。
そんな事を考えていたら腹が立ってきましたが


「おい、そんなに腹を立てるな。どうしようもない奴らが多いが、まともな政治家や財界人、学者もいるし、何より国民の力というものがあるじゃないか。日本も捨てたもんじゃないぜ。」スワンナプーム空港のヤックがそう言っている様に聞こえてきた。
そうでした、腹を立てる前に、自分にできる事をやろう。と独りつぶやきながらタイの地を後にしたのでした。