5日、恒例の筑後桜めぐりへ。今年は開花が遅かったので、満開の桜が見れるだろうと期待していたが、3日の雨と風にやられてしまった。そういえば、3日、筑後地方に一時、大雨警報が出ていた。地元の方に話を聞くと、桜が満開になっていたが、一気に散ってしまったとのことだった。とはいえ、まだ十分楽しめる。5日は平日にもかかわらず、うきは市の「流川の桜並木」は花見を楽しむ人で賑わっていた。
ところで、筑後地方では、昨年7月の記録的大雨で大きな被害が出た。特に、久留米市田主丸では大規模な土砂崩壊が発生し、甚大な被害が出た。うきは市でも「流川の桜並木」の前を流れる巨瀬川や久留米市の広川が氾濫し、数千戸の家屋が浸水するなど甚大な被害が出た。そのため、国と福岡県は、巨瀬川と広川の流域で、今年度から5年間かけて、河川の掘削や調節池の整備など緊急の浸水対策事業を行う。
毎年、各地で大雨による災害が発生しており、つい記憶が薄れてしまうが、7年前(2017年)の九州北部豪雨で被害が大きかった場所では、今も復旧工事が続いている。朝倉市杷木にある夕月神社(夕月桜)の裏山は、大きく形を変えて、トラックが頻繁に行き来していた。もう報道されることもなくなってしまったが、この場所では未だに行方がわからない方もおられる。夕月神社で手を合わせ、桜を見に来れたことに感謝し、今年は災害が起きませんようにと祈った。
撮影日:2024.4.5
曇り空で、色合いがあまりよくありませんが、、
【夕月神社の桜・朝倉市杷木町】
天空の桜並木
夕月桜
夕月神社へ
桜のじゅうたん
散った花と生きる花(ソメイヨシノ)
ベニヤエサクラ
夕月神社
変わり果て
変わらない
【流川の桜並木・うきは市】
雨にも負けず
風にも負けず
咲き誇る
桜ロード
足元のオドリコソウ(踊り子草)も見てあげて、、
あまおうハウスと桜と耳納連山
穏やかな巨瀬川
【浅井の一本桜・久留米市】
まだまだ
※「筑紫桜めぐり2023」はこちら
樹齢100年超、見事な咲きっぷり
ヤマザクラ(風に揺れて撮れない、、)
花びらとオタマジャクシ (今年はオタマジャクシが少ない、どうしたんだろう?)
見納め
今年秋に宮崎へ移住しますので、「筑紫桜めぐり」は今年でお終いです。これまでご覧いただきありがとうございました。それで来春からは「宮崎桜めぐり」を掲載する予定です。乞うご期待ください😊
ハナモモ(左)とキクモモ(右)満開(浅井の一本桜近く)
《追記》
地元メディアが、7年前の九州北部豪雨で生き残った桜の木とそれを見守る一人の男性を取材しています。ぜひご覧ください。なお、ニュース冒頭、夕月桜(天空の桜並木)の上空撮影があります。
【カメリポ】小川さんと桜「咲いちょる、咲いちょる」豪雨から7年目の春 ふるさとの姿は変わっても咲き続ける 福岡・朝倉市(FBSNEWS 2024.4.5)
《参考》
《関連記事》
・記録的大雨で浸水被害 巨瀬川・広川流域で緊急の対策事業(NHK福岡ニュース 2024.4.1)
《関連資料》
・福岡県HP。筑後川水系巨瀬川及び広川において浸水対策重点地域緊急事業に新たに着手(2024.4.1)