くじゅう山開きから1週間、平治岳ではミヤマキリシマが咲き誇り、山一面がピンク色に染まっていた。前夜の雨のせいか、それは一段と鮮やかだった。最近はなかなか登山ができないこともあって、これほど見事なミヤマキリシマを見たのは久し振り。雨の予報で敬遠された方が多かったのか、シーズン中の日曜日とは思えないほど登山者は少なく、おかげでゆっくり鑑賞することができた。
今年は4月に気温が低かったため、どの山もミヤマキリシマの開花は遅かったようで、大船山や扇ヶ鼻台地は今週末あたりが見頃だろうと、男池のおいちゃん。また低温だったことで害虫が少なく、花芽にほとんど被害がなかったこともよかった。
ところで、熊本地震後はじめて吉部から入山したのだが、山には地震と豪雨の痕跡が所々で見られた。どれほどの力が働いたのだろうか、根ごと倒れた大木もあった。通行に支障はないが、あらためて自然の凄まじさを見せつけられた。九州はこれからいよいよ本格的な梅雨シーズン、現在は少雨状態が続いているが、月末から来月にかけては多雨になるとのこと。何事もなく明けてほしいが。
撮影日:2017.6.11
平治岳山頂、満開!
平治岳本峰・南面東側
平治岳本峰・南面西側
北大船と大船山
山頂、まだまだ
花飾り
果てしなく
三俣山と坊がつると
黒岳と
ちょっと硫黄山
蕾もぽちぽち
色いろ
ミヤマに立つ
孤独に耐える
段原あたりも満開、背後に大船山山頂
ノリウツギ優勢
ノリウツギ伐採跡 枯死したミヤマの残骸も
ノリウツギ伐採や登山道整備は平治岳を所有する九電が行っている
ツクシドウダンの姿も
大戸越(うとんごし)から見上げる 昔に比べるとずいぶん少なくなったかな
ふえりかえる
平治岳本峰(左)と南峰(右)
坊がつるキャンプ場
~暮雨コースにて~
ハリギリの大木
バイケイソウ(ユリ科)の群生
地震の爪痕
登山道を塞ぐ
ひっそりと咲く、コガクウツギ
~今回、出会った花や生き物たち~
雨に濡れたコガクウツギ(ユキノシタ科)
もち病にかかったミヤマキリシマの葉 赤く腫れて痛そう(平治岳北側斜面)
花粉をいっぱいつけて 美味しい?(平治岳中腹)
ナナホシテントウ(大戸越)
オキジムシロ(バラ科:大戸越)
タンポポの種(キク科:坊がつる湿原)
サワオグルマ(キク科:坊がつる湿原)
雨上りですっきりして、絶好の写真日和でした。
ご覧頂き有難うございました。