呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

訳アリで山暮らしから都会に戻ったオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

喜んでいいのやら・・・

2007-12-21 | 徒然なるままに

10年近く使った掃除機が吸い込みが極端に悪くなってきたため、新しく買い換えた。
今度のはサイクロン式で、音も静かだしフィルターは7年間掃除不要?だし、機能もなかなか優れものだ。
上級機種は、ヘッド部分にモーターが付いていてローラーを回し、絨毯のゴミも力強く吸うらしいが7万円前後はする。
でもウチには絨毯はほとんどなくフローリングが中心なので、ビックカメラの店員さんは「これで十分!」と勧めてくれたものだ。
3万円台です。それでも家電製品はどんどん進化しているねぇ。

この前呑んだ時、H妻に「父さんのところは新しい電化製品がどんどん増えるね」と言われた。
確かに今年になって相次いで新しい電化製品を購入している。
5月末に妻が亡くなった翌日に冷蔵庫が止まってしまった。
どうにもならず、妻の遺体をまだ家に寝かせているうちにビックカメラに走った。
それからハイビジョンテレビ。
前のテレビの音声がおかしくなり始めていた。
ドラマとかを観る分にはそれほど影響もなかったけれど、妻の保険金が多少(ホントに多少)予定より多めに入ったものだから、思い切って買い換えた。
息子たちも含め、妻を母を亡くした寂しさや遣る瀬無さを、せめて新しいテレビで少しでも解消したいという気持ちもあった。
そして炊飯器。
やはり10年使った炊飯器は、以前からご飯の炊きあがりにムラが出来るようになっていた。
息子たちは炊き立ての白いご飯が好きだから、オヤジの作る夕飯を少しでも美味しく食べさせたくて買い換えた。
その他にも、電化製品ではないが、室内の物干しハンガーだとかベランダの布団干しだとか、台所周りの便利グッズやキッチンマット、バスマット、etc・・・。
兼業主夫がなるべく快適かつ手抜きで家事が出来るように揃えたものだ。
これで「乾燥機つき洗濯機」があれば完璧なんだけどねぇ。




小さなものは別として、大きな家電製品は妻の保険金に拠るところが大きい。
たいした金額は掛けていなかったが、それでも葬式や墓地の費用を出しても少しは残った。
それがあるから買えたようなものだ。
妻の命と引き換えにこんなものを買い揃えたって仕方がないのだが、妻には感謝の気持ちでいっぱいだ。
でも、妻の具合が段々悪くなってきて、家事をやるのも辛そうだった時に買ってやれば少しでも楽をさせてやれたろうにと、また後悔している。
日々後悔ばかり・・・。
あれから半年、家の中も随分変った。
もし妻が今帰ってきたらびっくりすだろうね。
新しい電化製品が増えるのは、うれしくもあり、また悲しくもあり。
複雑な心境の、今日この頃だ。
コメント
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