呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

訳アリで山暮らしから都会に戻ったオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

ポルトガル料理「マヌエル コジーノ・ポルトゲーザ渋谷店」

2008-07-20 | 食べ物・お酒の話

実はN響を聴きに行くはずだった。
そう、小澤+新日フィルがどうもイマイチ心に響かなかったので、一応「日本一」と言われるオケを聴いてみたくなって・・・。
うぅぅぅ・・・、チケットが無くした財布に入っていたのです。
チャイコのバイオリンコンチェルトとベト7だったのに・・・。
席はB席で3千円だから、金額的に大損したわけではないけれど、がっかり!

ということで、一緒に聴きに行くことにしてた学生時代の友人に連絡してチョンボを謝り、せめて夕食だけでも共にすることにした。
元々コンサートが終わったら行こうと思っていたポルトガル料理の「マヌエル コジーニャ・ポルトゲーザ渋谷店」です。
ここは以前に友人たちと来たことがあるが、そのときは散々呑んだ後の二次会だったので、オリーブを摘まんでポートワインを少し呑んだだけだった。
その時のポートワインがとても美味しくて!
だから一度ちゃんとポルトガル料理というものを食べてみたいと思っていた。

まずはビール。今日はポルトガルのビールが品切れで「プレミアム・モルツ」だって。


オリーブは「お通し」で出てきました。オレンジとリンゴを刻んだものとガーリック味で和えてある。
前の時も「オリーブって、こんなにツマミになるんだ!」と、とても気に入ったっけ。

料理は、まず「バカリャウ(干し鱈)の天ぷら」
刻んだコリアンダーが一杯入ったオリーブオイルのソースをかけて食べる。
ウン、美味しい!


次に「タコと根野菜のトマト煮」
イマイチ味が薄く、トマトの味もあまりしない。
ちょっとジャガイモが多いかな。


その他には「空豆のソテー」「鶏肉のポートワイン煮」「タコのリゾット」など。
リゾットは美味しかったが、他の料理は正直言ってあまり感激しなかった。
ポルトガル料理は「煮込み」が多いらしいが、イタリアンのようなインパクトがあまりない。
いやいや、美味しいんですよ!ただ期待が大きすぎたのかな。
それに2人だと、1品の量が多すぎる。3~4人で来て、もっといろいろ食べてみたいね。

料理はそんな感じだったけど、ワインは旨かった!
グラスで頼んだのが「エスポラオ」
キャンティーとかチリワインの系統の味で、僕の好みだ。
(なんて、ワインの味なんてほとんど分からないんだけどね)

それに食後酒として呑んだポートワインは「フォンセカ ポート」これは旨い!!


ポートワインは、醸造途中でブランデーを加えるらしい。
だからアルコール分が20%で少し強め。
甘めの口当たりが、正に食後の締めにはぴったりだ。
曜日によってはポルトガルの民俗音楽「ファド」のライブもやっているようだ。
次は大勢で来てもっと他の料理を試してみよう。

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今週は呑み続け。
月曜が部下の研修後の懇親会。
水曜は、部下(女性3人!)と焼肉暑気払い。
木曜がお通夜。
金曜はポートワイン。
そして土曜は合唱&反省会、日曜は亡妻の父親の七回忌。
月曜は・・・、別な合唱団のコンサートだが、さすがに呑むのはやめた・・・。
来週はおとなしくしていよう。

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だるま鮨~たこポン酢

2008-07-20 | 食べ物・お酒の話

Sの通夜の後、先週に引き続き「だるま」に来てしまった。
軽くお清めをしたが、それでは夕飯にならないので。
「毎週寿司なんて、贅沢な!」・・・? 確かにそれは言える。
でも1回に1万も2万も使うわけではないせいぜい4~5千円。月に3回行っても1万5千円。
そのくらいの息抜きは宜しいでしょう?お清めですから・・・。

先週はたこを刺身で食べたが、今日はポン酢で。
ブログ用に写真を撮ろうとしていたら、オヤジさんが「もうちょっと見栄え良くするか」と生姜を乗せてくれた。
「撮ったら返して」だって!誰が返すか!!


そして銀ダラの照り焼き。
鱈をお酒や醤油、味醂の特製のタレに一晩ぐらい漬け込んでから焼くそうだ。
だから普通の照り焼きとは違う、中まで味の染み込んだ焼き物になるんだね。
あとは玉子焼きを半人前、締めに青魚3巻にネギトロ巻きを。
ビール大瓶1本、冷酒1本、普通のお酒の常温1本呑んで、5千円でした。
高い?普通の居酒屋よりは高いね。
でも気の置けない店で、気持ちよく呑めてこの値段なら、月に何回かは来たくなる。
絶対に電車で帰ることを肝に銘じて、また時々寄ります。
(気を許して電車がなくなると、呑み代は倍になる・・・)
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先輩Sさんのお通夜

2008-07-20 | 徒然なるままに
会社の先輩Sさんが亡くなった。肺がんで享年56歳。

Sさんは、僕が新入社員で独身寮に入った時の先輩。
麻雀が大好きで、寮では随分「お世話」になった。どれだけ授業料を払ったことか。
僕の結婚披露宴にも出席してもらい、スピーチをお願いした。
話し上手なSさんは、僕の「人の良さ」を褒め、かつ「その性格は麻雀に向いておらず」「スーツを何着も作らせてもらった」旨の祝辞?を頂戴した。
労組の委員長だったSさんに引っ張られ、組合の役員も勤めた。
仕事を持ちながらの毎週の組合活動や、定期的な出張で職場を長期間離れるなど、相当にハードだった。
でもその経験は、今思えば楽しくもあり、後の会社生活にも随分役立った。
正に「同じ釜の飯を食べた同胞」という感じだ。

年齢の近い現役同僚の訃報はとても辛い。
本人は病気になってからどれだけ辛い思いをしたことか。
家族に心配を掛けることや、やりかけの仕事を残してきたことへの申し訳なさ。
いつ復帰できるのか、完全に治るのか、再発はないのかといった不安・・・。
病院のベッドの中で、居ても立ってもいられない気持ちだったろう。
そんな気持ちに苛まれながら命の炎は少しずつ費え、静かに消えてゆく。
辛いね、本当に居た堪れない。
もちろん本人だけでなく、家族や周りの人々の大変さ、悲しみは如何ばかりのものか。
再婚のSさんは、息子さんがまだ高校1年だった。
大切な人を欠いて過ごしてゆく、これからのご家族の人生や気持ちを思うと遣り切れない。

僕の妻が亡くなる数ヶ月前に、やはり元同僚のKが48歳で亡くなった。
妻も名前や顔は知っている同僚だった。
Kは咽頭がんが原因だったという。
僕は妻にそのことを告げてKの通夜に出掛けた。
そのとき妻は「結局がんの人は助からないんだね」とポツリと漏らした。
僕は「なに言ってるんだよ!」とたしなめてから家を出た。
あのときの妻はどんな気持ちだったんだろう。
妻はKのことを自分に置き換えて、さぞかし辛く不安になったのだろう。
後になって、余計なことを言わずに出掛ければ良かった後悔した。
Sさんは、僕の妻の訃報を聞いたのだろうか。
通夜の席でSさんの遺影を前に、蓮の花が咲く池のほとりで、SさんとKと妻がこちらを見下ろし談笑しているところを想像してしまった。
本当にそういう世界があれば良いのにね。合掌
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