呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

訳アリで山暮らしから都会に戻ったオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

Fri '24/03/18 FIAT500C First Drive Impression

2024-03-15 | 車の話

 

🎵先週から我が家の一員になったフィアット・チンクェチェントくん、以前に書いたように納車と同時にいきなりロングドライブ試運転になってしまった。まだ取説も全然読んでいないのに…。

1週間経って450kmぐらい走ったので、取り敢えずの感想をまとめておこう。長文になるので、車好きの方、興味のある方以外は退屈でしょうから読み飛ばしてくださいね😃。
 


 
🎵フィアット500Cという車
前にも書いたように、チンクェチェント・カブリオレ(オープンカー)は現在Twin Air Turbo875ccのエンジン搭載車しかなく、しかもこのエンジンは昨年秋に生産中止になっている。なので今カブリオレが欲しいのなら、日本国内に残っている輸入済みの車か500万円を軽く超えるEVの500e、または中古車を買うしかない。
ガソリン車は東北には3台しか残っておらず、ボディ色が白とガンメタ、白の幌は特別色の赤しかないとか。まぁ白ボディに赤の幌屋根が希望だったので問題なし。このエンジンの印象は後段で触れる。
 


 
🎵内外装・装備
そしてカブリオレは、今はdolcevita(ドルチェヴィータ=甘い生活)という最上級のグレードしか設定がないので、500の中ではオートエアコンなど贅沢装備がいろいろついている車種になる。
 
 
 
でも、そもそもイタリアの大衆車、国民車なので、内装もシンプルで樹脂部品多用、安っぽいところがたくさんある。一応dolcevitaなので、スエードシート、ハンドルもドアの内張もレザー調?(あくまでも「調」)で一見豪華っぽいけど😃。
 
 
 
Uconnectというスマホ連動のオーディシステムが標準装備されているので、iPhoneを繋げばAmazon musicも、Googleマップも使え、カーナビをつける必要はない。でもなんかイマイチ使いづらい。やっぱり後付けナビの方が断然使い勝手が良い。
 


 
🎵運転・操縦感など
フィアット500の一般的インプレッションでほぼ共通するのが、今は国産車には搭載されていないセミオートマチックの「デュアロジック」というトランスミッションの操作感、違和感など。
トルクコンバーター式のオートマチックや無断変速のCVTとは異なり、機械的にクラッチを操作して変速するシステムなのだが、これが乗りづらいという。
なるほどー、確かに「オートモード」で走らせると、初心者がマニュアル車を運転しているようにクラッチミートのショックを感じる。シフトのたびに体がわずかにつんのめる感じ。
これはどうしようもないようで、youtubeなどによれば「マニュアルモード」で手動変速し、マニュアル車のようにシフトアップ・ダウンの際にアクセルから右足をちょいと抜いてやればスムーズに繋がる。
こりゃ面白いや。コペンのMTを運転している感覚そのままだ。でもマニュアルモードといっても、車速が落ちた時には勝手にシフトダウンするし、そこは慣れが必要か。
 875ccターボの2気筒エンジンは結構パワフルだ。ecoモードを外してマニュアルモードで引っ張ると、あっという間に100km/hぐらいまで加速する。2気筒のバイクのようなブロロロ〜!みたいなエンジン音、排気音がして、いかにもマシンを操作している感じがして、運転が面白い。
 
 
🎵フィアット500Cの良いところ、残念なところのを、取り敢えずのまとめ。
 
 
 
まず残念なところ…。
・オートモードのシフトタイミングが思ったより早い。シフトショックがある。Ecoモードだと回転が上がらず運転していてかったるい。
・コペンほどではないが結構道路の凸凹は拾うので、乗り心地はそれほど良くない。
・ドアが大きくて重い。途中で止まらず、車体側に戻ってくるので足を挟みそうになる。狭いパーキングで隣に車が停まっているとドアをぶつけそうで怖い。
・ヘッドライトがハロゲンで、最近の国産車のLEDと比べると相当暗い。
・クラクションがしょぼすぎて警告にならない。
・後部座席は大人2人は厳しい。助手席を前に引けば大人の男性も短時間は座れるか。
・燃費は16〜19km/Lで結構良いが、燃料がハイオク仕様なのでLあたり10円ぐらい高い。
・メーターパネル内のトリップコンピューターが複雑すぎて使いづらく、ディーラーのセールスでさえ分からない。
 


 
では良いところは?
・2気筒ターボエンジンはバイクみたいでいかにも操縦しているという感覚が楽しめる。結構パワフルだ。
・マニュアルモードで走ると、まさにMTを運転しているみたいで面白い。郊外の適当にアップダウンのあるワインディングロードのドライブは楽しい。街中の交通量の多い場所をトロトロ走るならEcoモードでのんびり走ると燃費は相当よさそう。
・コペンやロードスターのような完全オープンではないが、屋根がリヤガラス折り畳みになるまで開くので開放感は抜群。
・なんたってキュートで可愛い。多少の乗りにくさや欠点は、このお茶目な外観と操縦感の楽しさで全部帳消しになる。(500のオーナーはみんなそう言っています😄)
 
🎵まだ1週間、450kmしか走っていないけど、国産車と比べると扱いづらいころはいろいろある。でもまぁ、それも含めてトータルで運転が楽しい可愛いくてヤンチャなイタリアの坊や、というのがボクの印象だ。
春の暖かさがやって来たら、またフェリーを駆使して関西、四国、中国地方をドライブしたいなぁ😊。オープンで走るのが楽しみだ。
 



 
コメント
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