ここ、小平の長屋に越してきた
昨年の冬、縁側には
いっぴきの大きなカマキリがいて、
ただひたすら、じっとしてました。
寒さ厳しい折にポックリと落ち、
土の上にとむらいました。
今年の夏のはじまったころ、
友達の家など数ヶ所で
小さなカマキリに逢ったと思えば、
我が家にも子どもカマキリがいた。
十分な貫禄で、ミニ田んぼの後ろの
ヨシズに構えて虫を捕らえる者、
玄関のサカキを根城にしている者。
僕は生き物ずきで、カエル、鶏、
かぶと虫などに特に惹かれますが
カマキリはあまり意識しなかった。
でもこのごろは出逢いが多く、
15年乗っている自転車の商品名も
実は「KAMAKIRI」だった。
子カマキリが子ゴキブリを
捕らえるのを見て、
カマキリはうちを守る主と思った。
(隣の家は、縁の下にガマガエル)
カマキリの棲めるのは、
えさとなる虫たちも多い証。
実家の浅草ではあまり逢えなかった
オンブバッタ、28星(ニジュウヤホシ)天道虫、
蟻地獄、ヨコバイ、コウガイビル、カナブン。
図鑑の虫に憧れてた幼児期の夢が
いま叶ってるみたい。
カマキリは、大きな鎌から
死神のイメージもあるかもしれない。
でも、死神の持ち物は他に
・砂時計
・白紙の本
・縄
があり、命は有限、自分の時間を大切に
自ら人生を描こう、そして何事にも
縛られないようにとのメッセージ。
死神は、心ゆたかに生きることを
説いている。
いつカマキリに食われても
悔いのないように
人生ゲームをたのしもう。
| Trackback ( 0 )
|