・取り込み中の用件が2,3ありますが、落ち着いたころ
そう、10/17の十三夜あるいは翌日に、
夏前から準備していた大きめの鉢に、
シラカシ、夏みかん、コナラの苗木などを植え替えるのを
わくわく心待ちにしている。
すいか割りのような短期(季節、イベント)的な楽しみと併せて、
樹を見守るようにゆっくりと育み合う長期的な取り組みもまた、異なる情操がある。
樹は子どものように、未来へ進む希望がある。
・庭に水田こさえ稲を栽培しているのは珍しいようで、通りがかりのご婦人に
「おたく新潟?」と尋ねられた。
さて、稲刈り(今度の新月予定)後は、イネにもまして一般的でない
小麦の種まきとくる。「おたくメソポタミア?」
小麦のミネラルは米の10分の1だったかな。
だから、パンやパスタも、付け合せのジャムや油やおかずが欲しくなり、
米のように塩むすびだけでエイエイオーとはなりづらい。
・小麦の実(米よりふくらんでてオレンジ色)はそのまま炊いても硬めのプチプチで食べづらい。
やはり石臼などで粉に挽いて、パン、うどん、お菓子、お好み焼きなどに向いている。
ちなみに、庭で刈った稲は来年の種として保存し、残りは真冬にスズメなどにやっていたが
今年これから収穫するイネは、籾すりして精米して炊いて、食べてみようと思う。
小麦は、モミは簡単にはずれるが実の周りの皮が固く、
米用の精米機に入れてもフスマ(小麦の糠)があまり取れない。
一方、米はモミが割合しっかりとかぶさっている。
これを手作業ではずすには、当たり(すり)鉢にモミを入れて、
木製の球体(溝があるとよいかも)でごりごりすればじきに剥けるので、
うちわや箕で籾がらを飛ばす。野球の軟球を使う人もいる。
うっとこの庭のお米の量なんて、かき集めてもおむすび2~3個に満たない量なので、
隠し味として米びつに混ぜておこうかな。
・9月は自宅での作業にかかっていたが、ひと段落したら
あちこち掃除をしよう。
しまったままの物を表に出し、使わないものは誰かにあげるか処分。
上から下までホコリをとる。
掃除をすると、今必要なものが、かならず見つかる(または、氣づく)ようになっている。
・これからはみるみると寒くなるだろうから、
廃材などで、生き物の隠れ場をあちこちにこしらえよう。
材料は、石、枝、板など庭にあるもの。
ひきがえるが冬眠できるように、裏庭の土の上に
落ち葉をどっさりと積んでおこう。
すると、蛙以外の者たちも暖かく眠られる。
もし僕が鍵を忘れても一緒に寝られんじゃん。
・オリジナルの風呂敷、一点ものを作っていこう。
丈夫な麻のふろしきを縫って、そこに墨と柿渋で描く。
墨は生大豆の汁でする。墨を固めているニカワと、大豆のたんぱく樹脂で
水洗いにつよくなるだろう。柿渋は茶色になるので、ぬくもりの中間トーンになる。
絵を描くのが好きだが、紙にではなくこれからは風呂敷をキャンバスにする。
作品といっても、実用的な風呂敷として販売していきたいので、
日々たんたんと枚数をつくる。我らが風呂敷屋のマークも作った
(100個描いているうちに、自然とできた)。
・近所に新しいパン屋ができている。
僕自身、パンは好きなのだけど、お店の雰囲氣で期待して
いざほおばれば、過去に97%のお店で期待はずれだった。
それで、現在はうちで手ごねと天然酵母で焼いているけれど、
たまにはよそのパンもやっぱり氣になるもので。
今日、妻と息子が行ってみたら休みだったので、明日また行くという。
・パンも、服も、家も、昔はみんな自分で作っていたんだな。
下手でも手作りしていけば、それが受け継がれながら、必然的な味や形の
文化となって、家族や町単位で多様性を生み、もっとすてきな世になる。
だいたい基本的な所までは誰でもできて、それ以上を望むならプロの手も借りる
という立ち位置ならば、技術も底上げされながら進化していくだろう。
原発だって、核分裂による熱で、結局はお湯を沸かして発電機のタービンを回しているだけで、
蒸気機関からほぼ変わっていない。
そして、作られた電力は送電中に7割が失われる(放電して電磁波になる)。
宇宙の未知に光をあてて、もっと賢い方法をきわめつつ、それが表に出られるように
一人一人が理想を持ちつづけよう。宇宙って、地球って、人って、
たかをくくってこんなもの、っていうレベルでは全然ありません。
みすみす見過ごてしまわぬよう。
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