誰かから誰かの悪口を聞いたら、自分の代でおわらせよう。
又聞きは信用ならない。
本当に問題のある人間ならば何らかの対応が必要かもしれないが、
実態の定かでない疑心暗鬼レベルの話ならば、我が御世にて終了じゃ。
むしろ、その人に関するよい噂を流して
中和する心意氣があってよい。
特に、批判の的となっている本人にそれを伝えるというのは問題がある。
「あの人があなたのここが嫌って言ってたわよ」のような。
伝え聞きではニュアンスが伝わらず、不自然な心の壁を築くだけ。
悪口を言った人間よりも、それを本人に伝えちゃう人間はタチが悪かろう。
実際に社会的、人道的な問題や被害を生んでいて、
本人がそれを聞くことで改善へ向くような
進言は必要と思うが、人それぞれの個性に過ぎず、誰かのヒマ潰しや会話のネタ的にすべったような批判で、
知らなければお互い平穏無事な内容を
わざわざ親切心に見せかけて伝えるべきでない。
批判は直接、面と向かって、意見を交わし合うことが、
改善したり誤解も解きやすい。
噂話なら、誰かを誉めるような よい話を進めるのが心地よい。
素直さと、いっときの感情、八つ当たり、憂さ晴らし は混同しやすいが、
対面して語り合えるなら、いずれまとまる。
ひとことが独り歩きしてしまう又伝えには
注意したい。
そう、むしろ佳い噂に転換して、直接交流のできる
距離感を造っておくことが
幻想でない実地の関係へのかけ橋になる。
そして、結局は蔭で人の悪口を言ったり、
噂話をひそひそと伝える人間こそが
信用されず、内心でお氣の毒さまと軽蔑される落ちに落ち着く。
どうせ会話するなら、誰かの話じゃなくて
お互い同士のこれからを語り、
内容も 100年先のこどもたちにつながるような
光と夢を思い描いて。
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