ふろしき王子のブログ◎
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(左は、通訳してくれたミュージシャンのShiOriさん☆)

きのうは午前中に新宿で、
ブラジル人女性3名に風呂敷講座をいたしました。
共にふろしきをむすんでいると、国や人種や宗教は
違えど、人としては共通の部分だらけであることを
改めて感じます。

国の政策や宗教の戒律も、人をより自由にすると同時に
大自然の営みに逆らわないものであらまほしと
つよく願うところです。

誰かに対する憎しみや人間関係のトラブルも、多くは
コミュニケーションで解決や改善するものと信じている。

だから、閉ざされたグループだけでより集まって、
周りの地域の方へは無関心でいてしまうと、
本来誰もが持っているはずの愛が、さびしさを超えて
憎悪へ転じ、
「私を愛してくれないならば、亡きものにいたす」
という歪んだ感覚が、
小競り合いや争いへ発展する、個人レベルでの
原動力になってしまうのではないか。

そういうことを防ぐためにも、
組織には、組織を超えた風来坊のような存在があるべきと思う。

スパイともまた違う、自分の意志で
いまここに最善を尽くし
両者、全体の利益へとしぜんに導いていく、世間師。

物はいつでも変化流動していなければ腐る。
組織というものは芋虫が蝶へ変わるごとき
突然変異を是としていなければ、着々と腐敗していく。

肩書きは地位ではなく、役割にすぎない。

権力を持たせるために何かありがたい肩書きを取って付ける
のではなく、自然体としてのその人に適役であり、かつ
さような部署なりがあったほうが物事をすすめやすい
のならば、必要に迫られてそうなればよい。

器は中身が動き願った結果、いつの間にかできているもので
あるべきで、はじめに誰かが妄想や思い込みで
設定した器に、中身が無理やり合わせるというのは
全くもって阿呆臭く、自分や世の中のためにならない。

せかいを明るくするのは、システムではなく、
1人1人のほっぺたから発せらるる、内なる輝きでしかない。

システム(器)がそれを邪魔しなければ、もともと誰しもが
目もくらむほどに光っているのだから。

けれど、わざわざ今ある器を壊して作りかえる必要はなく、
その器にあった中身が入ればよい。

壷には梅干しを、ご飯茶碗にはごはんを入れれば、
器と中身の齟齬はなくなる。

最大級の根本的な問題は、その目的や使命や役割を
果たすのに、
いまの器やシステムが合っているかどうかということだ。

要するに、シンプルに当たり前に発想し得る
原因と結果の関係を、システムと目的が成せているか。

そこがばらけていては、中身である実働部隊の人員が
困惑するか、思いや力をセーブするか、
馬鹿まじめを貫いて消耗しながらも
世の中への貢献はあんまり、という
つまらない風を世界に蔓延させてしまうだろう。

結論としては、システムや器は当初はなくてよい。
目的に共鳴したメンバーが集まって動き出せば、
必要な器は後からついてくる。

女王蜂を敬愛する蜂たちが、
最適な巣を自らつくっていくのだから。

中心に、愛の化身のようなおひい(姫)ちゃんがいて、
姫のほほえみをふやしたい一心の忍者たちが、
濁りなきはたらきをすることで姫の思いを実現し、
うつくしき世の中が築かれていく。

姫のもとにみな平等であり、そこには器もシステムも組織も
存在しない。
たんに、個人間の協力体制、ネットワークはできてくるが、
全て自らの保身や権力のためではなく
愛する姫を拠りどころとした、
森羅万象すべてのいのちへの敬愛が、よろこびと行動力の
源なのです。



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