2月5日午前6時一人、チュウヒ、ハイイロチュウヒの塒の現場。目の前に周防大橋のオレンジの灯りが20個、橋の支柱の上の灯標が一秒ごとにキラリ、空を見上げれば雲一面。
周りが明るくなった7時きっかり塒から一羽が飛び立ちそのあとすぐバタバタと3、4羽が飛び立った。その中の一羽ハイイロチュウヒを双眼鏡に入れ飛び去った方向を確認しようと思ったが、低空ですぐ見失ってしまった。やはり一人では無理かと用意した朝食のパンをかじりながら次の作戦を考える。
今日は一日中雲に覆われ小雨も降り、気になるノスリ一羽に出会っただけ。
塒入りの時間には雨も降り出し防波堤沿いのコンクリートの道路も水が浮いてきた。
ハイイロチュウヒ雄雌が塒場所に沈んだがすぐ飛び立ち帰ってこない。チュウヒ一羽は草むらに入らず枝に止まっていたがもう一羽のチュウヒがこの個体に体当たりし二羽とも飛び立ち塒場所から消えた。雨が降るときは草むらをいやがっているのだろう。ハイイロチュウヒもチュウヒも聴覚は鋭いものを持っているため、枯れ草に落ちる音は嫌なのであろう。
雨の中バーダーは私一人。最後に現れたチュウヒを記録し、この個体で塒入りするチュウヒ5個体の画像を収集できた。今日一日の収穫はこれだけ。
冬のフィールドでノスリは何個体も見てきたが上雨覆いに気になる斑があり
こんな個体は初めての出会い
虹彩をみて成鳥個体、胸の褐色の部分も斑がある。短く切った丸太
に翼を付けたような雰囲気で笑ってしまった。