鳥たちは捕食者たちから身を守る術を心得ている。
越冬しているタゲリの群れもハヤブサが現れたら急いで草むらの中に潜む。オオタカの攻撃を受けた場合、体を反転しながらの超スピードでの飛翔飛行。捕食者の違いで対応の行動の違いがある。
オオカラモズの天敵もタカである。あまり広くない囲まれた農耕地(約500×500㍍)をテリトリーにしているが、ここはチョウゲンボウ、ハイタカも姿を見せる。どちらかのタカがテリトリー内に現れた時オオカラモズは忍者のように一瞬にして草むらの中、水路の中などに身を隠す。タカがこの場から去った後何処からか現れ竹棒の上などに白い個体。
空を翔けて800~1000㍍以上飛んでいく時もある。コチョウゲン雄が防波堤の上から農耕地にスーと降りてきたときなどオオカラモズはもうすでに土手を越え1000㍍も南の方の農耕地に移動していた。
2月2日朝食が終わったのかハイタカが2時間近くもゆっくり居座っていて飛び去った。その後10分ぐらいしてオオカラモズが姿を見せた。しかしまたハイタカが現れ危険を感じ電線に止まっていたオオカラモズは空を一直線に翔け土手を越えテリトリーから見えない農耕地の枯れ草の上。遠くへ飛んでいくがまたテリトリー内に帰ってくる。モズも農耕地の西側と東側と二個体いる。昆虫類、ミミズ、カエル、ネズミ、小鳥と食となる獲物はオオカラモズにとっても越冬条件がいいのだろう。
見通しのきくオオカラモズのテリトリーの農耕地、写真が撮りやすいと噂になり他県ナンバーの車が入れ替わり立ち代わりやってくる。カメラマンたちが居ればタカは近寄らない。オオカラモズはバーダーカメラマンを味方につけているのだろうか、皆の前でポーズをとったり捕食、はやにえ等を近くで演出。
だが農道にはバルブの目印に竹棒があるのに、止まり木を立てているカメラマンもいるが終わったら後片付けをして帰るのがエチケットと思う。地元の農家の人に迷惑をかけないように。
早朝北側の電柱から時々姿を見せる。
テリトリー内に二個体のハイタカに出会った。
コチョゲンボウ雄も姿をみた。
高い木の上からテリトリー内の農耕地を低く横切って行くこともあり
ハヤブサも時々電柱の上に姿を見せる。