坐 ザ・すわる 土部
解字 篆文第一字は、土の上に、向き合う二人がすわる形。すわる意を表す。篆文第二字は向き合う人が卯ボウ(同形のものが左右に向き合う)に変化した形。[字統]によると、坐は、古くは土地神の前で対立する二人が裁きを受ける意があり、もと裁判用語であったという。現代字は、「人+土+人」の形で、すわる意を表す。
意味 (1)すわる(坐る)。いる。「静坐セイザ」(=静座) (2)ざせき。 (3)まきぞえ。「連坐レンザ」(=連座)
※以前は、すわる意の動詞は「坐」、座席の意は「座」と使い分けたが、現代表記ではすべて常用漢字の「座」に書き換えて表記する。
イメージ
「すわる」(坐・座・蓙)
すわる時、ひざを「折りまげる」(挫)
音の変化 ザ:坐・座・挫 ござ:蓙
すわる
座 ザ・すわる 广部
解字 「广(やね)+坐(すわる)」の会意形声。屋根の下で人がすわること。坐は動詞、座は名詞であったが、当用漢字で座に統一された。
意味 (1)すわる(座る)。すわる場所。地位。くらい。「座席ザセキ」「王座オウザ」「座礁ザショウ」(船が暗礁に乗り上げること) (2)集まり。つどい。「満座マンザ」 (3)舞台や劇場。「高座コウザ」 (4)同業組合。公設の機関。「金座キンザ」「銀座ギンザ」
蓙 <国字> ござ 艸部
解字 「艸(草)+座(すわる)」の会意。すわる時に敷く草製の敷物。
意味 ござ(蓙)。ござむしろ。イグサの茎などで編んだむしろ。茣蓙ござとも書く
折りまげる
挫 ザ・くじく 扌部
解字 「扌(手)+坐(折りまげる)」の会意。手でものを折り曲げること。ひねって痛める意と、相手の勢いをそぐ意とある。
意味 (1)くじく(挫く)。くじける。「挫傷ザショウ」(転倒などにより体をひねって痛めた傷をいう。表面はかすり傷だが、皮下組織を損傷する)「捻挫ネンザ」(関節をくじく) (2)くじけ折れる。くだける。勢いがなくなる。「挫折ザセツ」(中途でくじけ折れる)「頓挫トンザ」(途中で行き詰まって、くじける)
<紫色は常用漢字>
バックナンバーの検索方法
※一般の検索サイト(グーグル・ヤフーなど)で、「漢字の音符」と入れてから、調べたい漢字1字を入力して検索すると、その漢字の音符ページが上位で表示されます。
解字 篆文第一字は、土の上に、向き合う二人がすわる形。すわる意を表す。篆文第二字は向き合う人が卯ボウ(同形のものが左右に向き合う)に変化した形。[字統]によると、坐は、古くは土地神の前で対立する二人が裁きを受ける意があり、もと裁判用語であったという。現代字は、「人+土+人」の形で、すわる意を表す。
意味 (1)すわる(坐る)。いる。「静坐セイザ」(=静座) (2)ざせき。 (3)まきぞえ。「連坐レンザ」(=連座)
※以前は、すわる意の動詞は「坐」、座席の意は「座」と使い分けたが、現代表記ではすべて常用漢字の「座」に書き換えて表記する。
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「すわる」(坐・座・蓙)
すわる時、ひざを「折りまげる」(挫)
音の変化 ザ:坐・座・挫 ござ:蓙
すわる
座 ザ・すわる 广部
解字 「广(やね)+坐(すわる)」の会意形声。屋根の下で人がすわること。坐は動詞、座は名詞であったが、当用漢字で座に統一された。
意味 (1)すわる(座る)。すわる場所。地位。くらい。「座席ザセキ」「王座オウザ」「座礁ザショウ」(船が暗礁に乗り上げること) (2)集まり。つどい。「満座マンザ」 (3)舞台や劇場。「高座コウザ」 (4)同業組合。公設の機関。「金座キンザ」「銀座ギンザ」
蓙 <国字> ござ 艸部
解字 「艸(草)+座(すわる)」の会意。すわる時に敷く草製の敷物。
意味 ござ(蓙)。ござむしろ。イグサの茎などで編んだむしろ。茣蓙ござとも書く
折りまげる
挫 ザ・くじく 扌部
解字 「扌(手)+坐(折りまげる)」の会意。手でものを折り曲げること。ひねって痛める意と、相手の勢いをそぐ意とある。
意味 (1)くじく(挫く)。くじける。「挫傷ザショウ」(転倒などにより体をひねって痛めた傷をいう。表面はかすり傷だが、皮下組織を損傷する)「捻挫ネンザ」(関節をくじく) (2)くじけ折れる。くだける。勢いがなくなる。「挫折ザセツ」(中途でくじけ折れる)「頓挫トンザ」(途中で行き詰まって、くじける)
<紫色は常用漢字>
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