魚 ギョ・うお・さかな 魚部
解字 魚を描いた象形。頭を上に尾を下に描く。甲骨文字は写実的であるが、金文から尾びれが火と同じ形になり、現代字では灬(列火)に変化している。
意味 うお(魚)。さかな(魚)。「魚介ギョカイ」(魚と貝)「魚礁ギョショウ」「魚河岸うおがし」(魚介類の競り市場)「鮮魚センギョ」「幼魚ヨウギョ」
イメージ
「さかな」(魚)
「さかなをとる」(漁)
音の変化 ギョ:魚・漁
魚をとる
漁 ギョ・リョウ・すなどる 氵部
解字 「さんずい(水)+魚(さかなをとる)」の会意形声。甲骨文は網を手でもち魚をとる形。金文は網がなく水と魚と両手を描く。篆文は水と魚だけになり、現在の字形のもとになった。したがって漁は水中で魚をとること。リョウの音は猟リョウと混同した通俗の音。
意味 (1)すなどる(漁る)。魚や貝をとる。「漁業ギョギョウ」「漁撈ギョロウ」「漁夫ギョフ」「漁火いさりび」 (2)あさる(漁る)。むさぼる。「漁色リョウショク」(女をもてあそぶこと)
鮮 セン <とれたばかりの魚と羊のなま肉>
鮮 セン・あざやか 魚部
解字 「魚(さかな)+羊(ひつじ)」の会意。とれたばかりの魚と羊のなま肉。
意味 (1)なまで新しい。「新鮮シンセン」「鮮魚センギョ」「鮮度センド」 (2)<転義>あざやか(鮮やか)。「鮮明センメイ」「鮮烈センレツ」
イメージ 「生きがいい」(鮮・蘚・癬)
音の変化 セン:鮮・蘚・癬
生きがいい
蘚 セン・こけ 艸部
解字 「艸(くさ)+鮮(生きがいい)」の会意形声。湿気の多い所に生えるみずみずしく生きのいい草であるこけ。
意味 こけ(蘚)。湿地、古木などに生える植物。「蘚類センルイ」「蘚苔センタイ」(蘚も苔も、こけの意)「水蘚みずごけ」
癬 セン 疒部
解字 「疒(やまい)+鮮(=蘚。こけ)」の会意形声。皮膚病の一種。最初は皮膚が赤く痒くなるが、さらに進むと白っぽいこけが生えたようになる病気。
意味 たむし。ひぜん(皮癬)。ヒゼンダニの寄生による皮膚感染症。「疥癬カイセン」(指の間、腋の下、内またなどに生じる伝染性皮膚病。ひどくかゆくなる)「疥癬虫カイセンチュウ」(ヒゼンダニの別称)「乾癬カンセン」(後天性の角化症のなかで角化した皮膚に炎症が生じる病気)
<紫色は常用漢字>
解字 魚を描いた象形。頭を上に尾を下に描く。甲骨文字は写実的であるが、金文から尾びれが火と同じ形になり、現代字では灬(列火)に変化している。
意味 うお(魚)。さかな(魚)。「魚介ギョカイ」(魚と貝)「魚礁ギョショウ」「魚河岸うおがし」(魚介類の競り市場)「鮮魚センギョ」「幼魚ヨウギョ」
イメージ
「さかな」(魚)
「さかなをとる」(漁)
音の変化 ギョ:魚・漁
魚をとる
漁 ギョ・リョウ・すなどる 氵部
解字 「さんずい(水)+魚(さかなをとる)」の会意形声。甲骨文は網を手でもち魚をとる形。金文は網がなく水と魚と両手を描く。篆文は水と魚だけになり、現在の字形のもとになった。したがって漁は水中で魚をとること。リョウの音は猟リョウと混同した通俗の音。
意味 (1)すなどる(漁る)。魚や貝をとる。「漁業ギョギョウ」「漁撈ギョロウ」「漁夫ギョフ」「漁火いさりび」 (2)あさる(漁る)。むさぼる。「漁色リョウショク」(女をもてあそぶこと)
鮮 セン <とれたばかりの魚と羊のなま肉>
鮮 セン・あざやか 魚部
解字 「魚(さかな)+羊(ひつじ)」の会意。とれたばかりの魚と羊のなま肉。
意味 (1)なまで新しい。「新鮮シンセン」「鮮魚センギョ」「鮮度センド」 (2)<転義>あざやか(鮮やか)。「鮮明センメイ」「鮮烈センレツ」
イメージ 「生きがいい」(鮮・蘚・癬)
音の変化 セン:鮮・蘚・癬
生きがいい
蘚 セン・こけ 艸部
解字 「艸(くさ)+鮮(生きがいい)」の会意形声。湿気の多い所に生えるみずみずしく生きのいい草であるこけ。
意味 こけ(蘚)。湿地、古木などに生える植物。「蘚類センルイ」「蘚苔センタイ」(蘚も苔も、こけの意)「水蘚みずごけ」
癬 セン 疒部
解字 「疒(やまい)+鮮(=蘚。こけ)」の会意形声。皮膚病の一種。最初は皮膚が赤く痒くなるが、さらに進むと白っぽいこけが生えたようになる病気。
意味 たむし。ひぜん(皮癬)。ヒゼンダニの寄生による皮膚感染症。「疥癬カイセン」(指の間、腋の下、内またなどに生じる伝染性皮膚病。ひどくかゆくなる)「疥癬虫カイセンチュウ」(ヒゼンダニの別称)「乾癬カンセン」(後天性の角化症のなかで角化した皮膚に炎症が生じる病気)
<紫色は常用漢字>