漢字の音符

漢字の字形には発音を表す部分が含まれています。それが漢字音符です。漢字音符および漢字に関する本を取り上げます。

音符「風フウ」< か ぜ > と 「楓フウ」「瘋フウ」「諷フウ」「嵐ラン」「凧たこ」

2018年02月22日 | 漢字の音符
フウ・フ・かぜ・かざ  風部

解字 甲骨文字は頭に冠飾りをつけた瑞鳥の「おおとり(鳳)」を描き、その横に音を表す凡(ハン・ボン⇒フウ・ホウ)を付けた字。凡(ハン・ボン)は、上古音(殷周代)でフウ・ホウの発音であり後にハン・ボンへの字音の変化があったと推定されている。「おおとり」は風の神ともいわれ、この鳥が羽ばたいて「風」を起こすと考えられたため、風の意に用いた。篆文は「凡(=鳳を表す字音[フウ・ホウ]で風の意)+虫」となった。これは、風を利用して空を飛ぶ虫を付けて「かぜ」を表した字。これで鳳(おおとり)の字は本来の霊鳥としての意に専用されるようになった。風は部首にもなる。
意味 (1)かぜ(風)。ゆれ動く空気のながれ。「風雲フウウン」「風上かざかみ」 (2)社会全体にゆきわたるもの。「風習フウシュウ」 (3)おもむき。「風格フウカク」「風情フゼイ」 (4)けしき。「風景フウケイ」 (5)風の病。「風邪かぜ」「中風チュウブウ」(半身の不随、または腕・脚の麻痺)
参考 風は部首「風かぜ」になる。常用漢字は部首の風だけだが、偏や旁などとなり風に関する字を作る。主な字は以下のとおり。
 颯サツ(風+音符「立リツ」)
 飄ヒョウ(風+音符「票ヒョウ」)
 颱タイ(風+音符「台タイ」)
 颪おろし(「下+風」の会意:国字)

イメージ 
 「かぜ」
(風・楓・諷・颪・凧) 
 「風の神」(瘋)
 「空気のながれ」(嵐)
音の変化  フウ:風・楓・瘋・諷  ラン:嵐  おろし:颪  たこ:凧  

か ぜ
 フウ・かえで  木部

解字 「木(き)+風(かぜ)」の会意形声。種子(写真)が風によって運ばれる木。
意味 かえで(楓)。もみじ・紅葉(楓の別称)。カエデ科の落葉高木。種子は二枚の翼をもった果実をつける。「楓葉フウヨウ」(紅葉した楓の葉)「霜楓ソウフウ」(霜にあたって紅葉した楓)
 フウ  言部
解字 「言(ことば)+風(かぜ)」の会意形声。言葉が風にのって伝わること。本人から直接言うのでなく、それとなく伝わること。また、風が言葉を伝える意から、文字を見て言うのでなく、そらんじる意となる。
意味 (1)ほのめかす。遠回しに言う。「諷意フウイ」(①意思をほのめかす。②あてこすって言った意思)「諷刺フウシ」(遠回しに批判する。=風刺) (2)そらんじる。そらよみする。「諷説フウセツ」(そらんじていることを、そのまま説くこと)「諷詠フウエイ」(詩歌をそらんじて歌う)
<国字> おろし  風部
解字 「下(おりる)+風(かぜ)」の会意。下りる風の意で、山から吹き下ろす風のこと。
意味 おろし(颪)。山から吹きおろす風。「赤城颪あかぎおろし」(群馬県中央部(赤城山)から東南部で、冬季に北から吹く乾燥した冷たい強風)「六甲颪ろっこうおろし」(神戸市北部の六甲山地から冬に吹き下ろす乾燥した冷たい風)
<国字> たこ  几部
解字 「几(風の略体)+巾(ぬの)」の会意の国字。中国では凧を風箏フウソウというが、古くは紙鳶シエン・紙老鴟シロウシ・風鳶フウエン・鳳巾ホウキンなどとも書かれた。日本へもこれらの字が伝わり、江戸期には訓読みで「いかのぼり」と呼ばれていた。凧の字のもとになったのは鳳巾ホウキンと考えられる。鳳ホウには風の意味もあるので鳳巾は風巾であり、文字からいうと風に揚げる布製の凧になる。この二字を合わせた凧の国字が江戸後期に生まれ、江戸で一般的な呼び名だった「たこ」の名がついた。
意味 たこ(凧)。細竹の骨組みに紙など貼り、糸をつけて空中に放ち、引きながら風の揚力で飛揚させる玩具。凧を安定させるためつける尻尾とよばれる細長い紙が、イカの足に似ているので関西でイカノボリ(また、略してイカ)と呼ばれたが、関東では蛸の足になぞらえてタコと呼び、この名が定着した。「凧揚(たこあ)げ」(凧を揚げること。また、子供の正月の遊び)

風の神
 フウ  疒部
解字 「疒(やまい)+風(風の神)」の会意形声。風のもとになった「おおとり(鳳)」は風の神ともいわれ、風行とともに神威をもたらして起こす 疒(やまい)と考えられた。主に精神の病をいう。
意味 (1)精神の病。狂人。「瘋癲フウテン」(定職を持たず、ぶらぶらしている人。精神状態が正常でない人)「瘋病フウビョウ」(錯乱)「瘋狗フウグ」(狂犬) (2)そらごと。「瘋話フウワ

空気のながれ
 ラン・あらし  山部
解字 「山(やま)+風(空気のながれ)」の会意。山中の空気の動きをいう。山の風はみだれることが多いことからラン(乱)の発音になった。
意味 (1)山の清らかな風や空気。山にたちこめる気。もや。「嵐気ランキ」(山中に立つもや)「青嵐セイラン」(青葉を吹きわたる風) (2)山の風。つむじ風。あらし(嵐)。暴風雨。「春嵐はるあらし」(春先に吹く強い風) (3)激しく揺れ動くことの例え。「倒産の嵐」
<紫色は常用漢字>

    バックナンバーの検索方法
※一般の検索サイト(グーグル・ヤフーなど)で、「漢字の音符」と入れてから、調べたい漢字1字を入力して検索すると、その漢字の音符ページが上位で表示されます。


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石沢誠司 「人体の音符 1 手と足」

2018年02月19日 | 漢字音符研究会
第7回  漢字音符研究会
日 時  2018年2月17日(土)
講 師  石沢誠司氏  ブログ「漢字の音符」編集者
テーマ  人体の音符 その1 手と足

              「人体の音符 手と足」 の概要
 手と足で基本となる字は、ユウ・手シュ・寸スン・止・夂・舛セン・之・足ソクである。

手(又・手・寸)を元にした音符
 右手は甲骨文字で指が3本に略されたユウで表される。しかし、この字は「また」の意に仮借カシャ(当て字)され、みぎの意は口を加えたユウで表される。右手に肉[月]をもつ形がユウで、肉が手に「ある」意。一方、左手の甲骨文字はだが、この字は現在使われず、工コウ(ノミ)を持ったが、ひだりの意を表している。右手を長くのばして手の先が奥にとどいて曲がった形がキュウで、数字の九の意だが、「行きどまる」「まがる」イメージで音符となる。
 両手は現代字でキョウの形となり部首として両手の意味で使われる。両手に物をもち相手にささげる形がキョウで、単独では「ともに」の意だが、音符では両手で「ささげる」イメージがある。五本指の「て」はシュで表されるが、この字が出現したのは金文からである。手から骨べら(乙)がすべり落ちた形がシツである。
 スン は甲骨文字で三本指で表した手の下方の湾曲する部分に短い曲線をつけ「ひじ」を表わした字だが、後に長さの単位として使われる。また、又(て)と同じ意味で用いられることもある多用途的な字である。

 足(止・夂・舛・之・足)を元にした音符
 足の指を3本に簡略化した形の甲骨文字が現代字ではになっている。意味は「とまる」だが、音符では「足の動作」に関する意味でも使われる。左右の止(あし)を上下に配した形がで、あるく意。城壁(□)へ向って止(あし)を配したのがセイで、城壁に囲まれた都邑に向かって進撃する意、その都邑を征服することを言った。
 足が下向きに描かれたのがで、上から降下する意。夂が口に下りた形がカクである。口は神への願いである祝詞を納める器を表わす[字統]。各は、祝詞をあげて神に祈り、それに応えて神霊が降り来ること、すなわち「いたる」が字の原義。のち、仮借カシャ(当て字)して、おのおの(各々)の意となった。各を音符に含む字は「神がいたる」「(神と)つながる」イメージがある。
 夂を二つかさねたのがコウで、降コウ(おりる)の原字。一方、左右の足が外側に開いた形がセンで、そむく形だが日本では「ます」と読み、桝ますの原字。この舛センの下に木をつけたケツは、人が木の上で両方の脚を外に開いた形。人が描かれていないが、罪人を木にしばってかかげ、はりつけにする意。金文のリンは、大の字の人が両足をひろげた形(舛)に小点4つを配したかたち。倒れた屍(しかばね)から、鬼火(闇夜に死体の骨から発する光り)が立ちのぼるさまでリンの原字。四角い城壁の上下に逆向きの止(あし)を配したかたちがで、城壁を守備のため巡回する形を表わし、エイ(まもる)の原字。

 止(あし)が、一(線)から出るかたちがで、足が前へすすむ意だが、本来の意味でなく指示・強める意の「これ・この」などに当て字される。之に否定を表すノ印をつけたのがボウで、前に進めず身動きできなくて「とぼしい・まずしい」意になる。
 上に之、下に心をつけたは、心がある方向へむかって出ること。こころざす意となる。現代字は、金文・篆文の之⇒士に変化した志になった。この字は、止(とまる・とどまる)に通じ、心にとどめる・しるす意味もある。
 上に之、下に寸をつけたは、手に文書をもち足で前にすすむ使いを表し、宮中などで働く事務系の下級役人の意。この字は之⇒土に変化した寺になった。寺てらの意は、仏教伝来以降、渡来した僧侶を外国使節の応接・対応を司る役所(鴻臚寺コウロジ)にしばらく住まわせたことから出た。人の上に之(前へすすむ)をつけたのがセンで、先にゆく人を表す。

 止(あし)のかかとの部分に曲線を加えたシュツは、足を強くふみ出して踏み跡をのこして出る意。クツの金文は、「尾+出」の形で、うずくまった獣の尾が地上に出ている形から、うずくまる意。
 最後にソクは、口(ひざ頭)に止(あし)を加えた形で、ひざから足先までの意が原義だが、かかとを含む足先の意味でよく使われる。ソ・ショは、篆文まで足と同じ形だが、現代字は疋に変化した。中国で匹(ひき)の俗字として用いられたため、匹(数える語)の意味で使われるが、音符では「あし・あるく」イメージがある。 


 本文はここをクリックしてください。









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音符 「舟シュウ」 <ふね> と 「受ジュ」

2018年02月13日 | 漢字の音符
 シュウ・ふね・ふな  舟部
 山東省発掘の丸木舟(『甲骨文字小字典』より)
 
解字 くり舟の形の象形。甲骨文は舳先(へさき)のない箱型の舟をタテに表している。『甲骨文字小字典』には、山東省で発掘された紀元前二千年紀の丸木舟の写真が掲載されているが、甲骨文字と同じ形をしている。舟は部首となり、舟の意をしめす字をつくる。
 舟は、くり舟であることから、木をくりぬいた鉢・たらい・大皿・おけ等のうつわを示す形として会意文字の中で使われることがある。
意味 (1)ふね(舟)。小さなふね。「舟運シュウウン」「漁舟ギョシュウ」「舟歌ふなうた」 (2)[国]水・湯・酒などを入れる桶。「湯舟ゆぶね」(浴槽)
」 
参考 舟は部首「舟ふね」になる。漢字の左辺について船や船の状態を表す。常用漢字で8字、約14600字を収録する[新漢語林]では51字が収録されている。主な字は以下のとおり。
 航コウ(舟+音符「亢コウ」)、舶ハク(舟+音符「白ハク」)、船セン(舟+音符「㕣エン」)、舷ゲン(舟+音符「玄ゲン」)、艇テイ(舟+音符「廷テイ」)、艦カン(舟+音符「監カン」)、般ハン(「舟+殳」の会意)、など。なお、般はさらに音符となる。
 また、舟はかたちを月にかえて部首「月ふなづき」になる。主な字に、服フク(月+音符「𠬝フク」)、朕チン(「月+关ソウ」の会意)、など。しかし、現在「月ふなづき」は、部首「月つき・にくづき」に包含され埋もれてしまっている。



           ジュ <うける・うけとる>
 ジュ・うける・うかる  又部

解字 甲骨文・金文は「爪(下むきの手)+舟シュウ(舟形の器)+又(手)」の会意。ここで舟は木をくりぬいた容器のかたち。受は、舟(器)に物をのせて手から手へ受け渡しする形で、うける・うけとる意となる。篆文以降、舟⇒冖に変化した。音符は舟シュウの転音。
意味 (1)うける(受ける)。うけとる。もらう。「受賞ジュショウ」「受験ジュケン」「受付うけつけ」 (2)うけいれる。「受諾ジュダク」「受容ジュヨウ」 (3)こうむる。「受難ジュナン

イメージ  手から手へ 「うける・わたす」 (受・授・綬)
音の変化  ジュ:受・授・綬

うける・わたす
 ジュ・さずける・さずかる  扌部
意味 「扌(手)+受(うける・わたす)」 の会意形声。手でわたす意では、さずけるになり、手でうける意では、さずかるとなる。
意味 (1)さずける(授ける)「授業ジュギョウ」「授乳ジュニュウ」「授賞式ジュショウシキ」(賞をさずける式)「教授キョウジュ」 (2)さずかる(授かる)。「神授シンジュ」(神からさずかる)
 ジュ・ひも  糸部
解字 「糸(ひも)+受(うける)」 の会意形声。印や勲章などをさずかる時に、一緒にさずかる組ひも。印や勲章の種類によって組ひもの色が異なる。
 紫綬褒章
意味 ひも(綬)。くみひも。古代中国で、官職を表す印を身につけるのに用いた組みひも。官位によって色を異にした。また、勲章などをつりさげるのに使う組ひも。「印綬インジュ」(身分や位階を表す官印につける組ひも)「紫綬褒章シジュホウショウ」(紫色の組ひもにつりさげられた褒章。学術芸術上の功績がある者に贈られる)
<紫色は常用漢字>


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音符「生セイ 」<地上にはえた若い芽>「姓セイ」「性セイ」「牲セイ」

2018年02月03日 | 漢字の音符
 セイ・ショウ・いきる・いかす・いける・うまれる・うむ・はえる・き・なま  生部  

解字 甲骨文字は草の象形である屮テツが一印の地面から生える形、転じて、「うまれる」意に用いられている[甲骨文字辞典]。金文は草の茎にあたる部分に丸印、篆文は一がつき、結局「屮(草の芽生え)+土」の会意となった。漢代の役人などが使用した隷書では草の形が角ばった形になり、その一方が残り、ノに変形したのが現代字の生となった。はえる・うまれる意となる。
意味  (1)はえる(生える)。はやす(生やす)。草木が芽をだす。「野生ヤセイ」 (2)うむ(生む)。うまれる(生まれる)。「出生シュッセイ」「生産セイサン」 (3)いきる(生きる)。いかす(生かす)。「生活セイカツ」「生存セイゾン」 (4)いのち。「生命セイメイ」 (5)まじり気のない。き。なま。「生一本キイッポン
参考 生は、部首「生いきる」になる。漢字の左辺・右辺・下部について、生む・生まれる意を表す。しかし、この部は非常に少なく、常用漢字では生のほか産サン「彦の略体(額に入れ墨をする)+生(うまれる)の会意」のみ。その他の主な字には、甥セイ(男+音符「生セイ」)、甦「更(かわる)+生(うまれる)の会意」、の2字がある。

イメージ
 「うまれる」
(生・姓・甥)
 「うまれつき」(性)
 「いきている」(牲)
 「はえる」(笙・旌)
音の変化  セイ:生・姓・甥・性・牲・旌  ショウ:笙

うまれる
 セイ・ショウ・かばね  女部
解字 「女+生(うまれる)」の会意形声。女から生まれる子へとつながる血筋。古代の母系制の名残を残す字。
意味 (1)みょうじ。うじ。氏族や家の固有の名。血縁集団の名称。「姓名セイメイ」(名字と名前)「百姓ヒャクショウ」(百の家系。一般の人民。農民) (2)かばね(姓)。古代豪族が地位を示すため世襲した称号。臣・連など。「姓氏セイシ」(かばねとうじ)
 セイ・ショウ・おい  男部
解字 「男+生(うまれる)」の会意形声。姉妹の男子として生まれた子。女系の同族者をいう語のひとつ。
意味 (1)おい(甥)。姉または妹の息子。日本では兄弟姉妹の男の子をいう。「甥舅セイキュウ」(おいとおじ) (2)むこ。娘の夫。

うまれつき
 セイ・ショウ・さが・たち  忄部
解字 「忄(心)+生(うまれつき)」の会意形声。生まれつきもっている心。
意味 (1)生まれつき。さが(性)。たち(性)。「性格セイカク」「性分ショウブン」 (2)物事の本質。「性能セイノウ」 (3)男女の区別。「性別セイベツ」「性交セイコウ

はえる
 ショウ  竹部
 
解字 「竹+生(はえる)」の会意形声。竹が生えそろった形の楽器。
意味 しょう(笙)。しょうのふえ。長さの異なる竹の管を環状に立てた楽器。「笙歌ショウカ」(笙と歌)「笙鼓ショウコ」(笙とつづみ)
 セイ・はた  方部
解字 「方𠂉(旗の略体)+生(はえる)」の会意形声。旗ざおの先に鳥の羽が生えているように付けた旗。旗の総称として用いられる他、表彰する・ほめる意ともなる。
意味 (1)はた(旌)。旗の総称。「旌旗セイキ」(はた。旗の総称)「旌旗セイキ空を蔽(おお)う」(軍勢のさかんなさま)「旌節セイセツ」(節度使[使者]が持つ旗) (2)あらわす。ほめる。表彰する。「旌表セイヒョウ」(ほめて表す)

いきている
 セイ・いけにえ  牛部
解字 「牛(うし)+生(いきたままの)」の会意形声。生きたまま神にそなえる牛。
意味 (1)いけにえ(牲)。祭礼のとき神に供える家畜。「牲殺セイサツ」(いけにえ。いけにえは殺して用いるのでいう)「牲牢セイロウ」(いけにえ) (2)ある目的のために生命や名利を捨てる人。「犠牲ギセイ
<紫色は常用漢字>


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第7回漢字音符研究会のお知らせ

2018年02月01日 | 漢字音符研究会
            第7回漢字音符研究会のお知らせ

日 時  2018年2月17日(土) 10時30分~12時
会 場  喫茶ほっとはあと  京都市中京区西大路御池北西角  
          地下鉄東西線「西大路御池」下車すぐ 下記をクリックしてください。
         http://www.kyoto-hotheart.jp/cafe/shops/oike/
講 師  石沢誠司氏  ブログ「漢字の音符」編集者
テーマ  人体の音符 その1 手と足
 漢字は絵文字(象形文字)に由来するものが多くある。なかでも人の姿やその部分が特に多くあります。これは日常生活にあって常に目に触れている人のさまざまな形態を絵文字にしたもので、漢字の原点ともいえます。
 今回は、「人体の音符 1 手と足」です。手と足で基本となる字は、又ユウ(右手)・手シュ(5本指の手)・止(足裏のかたち)・夂(下向きの足)・舛セン(左右の足が開いた形)・之(足が線から前にすすむ)・足ソク(あし)・疋(あし)です。これらの基本字が組み合わさって、さまざまな手足をもとにした音符が35字程作られ、さらにこれらの音符から約180字の漢字が生まれています。こうした基本漢字と音符を理解しておくと、効率的に多くの漢字を憶えられます。
参加費  300円(資料代を含む) ※飲み物は各自、別途注文してください。
参加申込  コピー資料作成の都合がありますので、事前に下記へお申し込みください。
          漢字音符研究会連絡先


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