戒 カイ・いましめる 戈部
解字 甲骨文から現代字まで、「戈(ほこ)+廾(両手)」の会意。甲骨文は戈を左右からもつ形。金文以降は両手が下にきて戈を高く持ち上げている形。現代字は両手が廾に変化している。武器を持って用心する(警戒)する意。さらに、用心させる(戒告)意となる。戒を音符に含む字は、「いましめる」イメージを持つ。
意味 (1)用心する。警備する。「警戒ケイカイ」「戒厳令カイゲンレイ」 (2)いましめる(戒める)。さとす。「戒告カイコク」「訓戒クンカイ」「自戒ジカイ」 (3)いましめ。特に宗教上のおきて。「戒律カイリツ」
イメージ
武器を持って「いましめる」(戒・械・誡)
音の変化 カイ:戒・械・誡
いましめる
械 カイ・かせ 木部
解字 「木+戒(いましめる)」 の会意形声。罪人の手足にはめて自由を奪う木製の刑具。転じて、木製のしかけ・からくりを言う。
意味 (1)かせ(械)。枷かせとも書く。刑具のひとつ。罪人の首や手足にはめ自由を束縛する。 (2)しかけ。からくり。道具。「機械キカイ」「器械キカイ」(機械は動力による大規模なものをいい、器械は道具や人力による小規模なものをいうことが多い)
誡 カイ・いましめる 言部
解字 「言(ことば)+戒(いましめる)」 の会意形声。言葉でいましめること。
意味 いましめる(誡める)。言葉で注意する。「誡告カイコク」(=戒告)「訓誡クンカイ」(=訓戒) ※「戒」が書きかえ字となっており、現在はほとんど使われない。
<紫色は常用漢字>
バックナンバーの検索方法
※一般の検索サイト(グーグル・ヤフーなど)で、「漢字の音符」と入れてから、調べたい漢字1字を入力して検索すると、その漢字の音符ページが上位で表示されます。
解字 甲骨文から現代字まで、「戈(ほこ)+廾(両手)」の会意。甲骨文は戈を左右からもつ形。金文以降は両手が下にきて戈を高く持ち上げている形。現代字は両手が廾に変化している。武器を持って用心する(警戒)する意。さらに、用心させる(戒告)意となる。戒を音符に含む字は、「いましめる」イメージを持つ。
意味 (1)用心する。警備する。「警戒ケイカイ」「戒厳令カイゲンレイ」 (2)いましめる(戒める)。さとす。「戒告カイコク」「訓戒クンカイ」「自戒ジカイ」 (3)いましめ。特に宗教上のおきて。「戒律カイリツ」
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武器を持って「いましめる」(戒・械・誡)
音の変化 カイ:戒・械・誡
いましめる
械 カイ・かせ 木部
解字 「木+戒(いましめる)」 の会意形声。罪人の手足にはめて自由を奪う木製の刑具。転じて、木製のしかけ・からくりを言う。
意味 (1)かせ(械)。枷かせとも書く。刑具のひとつ。罪人の首や手足にはめ自由を束縛する。 (2)しかけ。からくり。道具。「機械キカイ」「器械キカイ」(機械は動力による大規模なものをいい、器械は道具や人力による小規模なものをいうことが多い)
誡 カイ・いましめる 言部
解字 「言(ことば)+戒(いましめる)」 の会意形声。言葉でいましめること。
意味 いましめる(誡める)。言葉で注意する。「誡告カイコク」(=戒告)「訓誡クンカイ」(=訓戒) ※「戒」が書きかえ字となっており、現在はほとんど使われない。
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