毀 キ・こぼつ・そしる 殳部るまた
解字 金文は、「兒(児)の頭部(こども)+壬テイ(つま先立つ人)+殳シュ(うつ・なぐる)」 の会意。抜きん出る子供をうつこと。古くは子供をなぐる等の意があったと思われる。篆文第一字は、子供の頭を臼に変えた形。篆文第二字は、さらに壬テイ⇒土に変化した毀となった。意味は、打ち壊して損害をあたえること。また、譭キ(そしる)に通じ、そしる意となる。字形の変化があるので、ごろ合わせで覚えると便利。
覚え方 うす(臼)に、つち(土)いれ、るまた(殳)で毀(こぼ)ち、毀損キソンする。
意味 (1)こぼつ(毀つ)。こわす。こわれる。やぶる。やぶれる。「毀ち家こぼちや」(こわした家。あばらや)「毀損キソン」(物をこわす。傷をつける)「名誉毀損メイヨキソン」(名誉を傷つけられる)「毀壊キカイ」(こぼちやぶる。こわすこと) (2)そしる(毀る)。けなす。「毀言キゲン」「毀謗キボウ」(毀も謗も、そしる意)「毀誉褒貶キヨホウヘン」(そしることとほめること。毀キと貶ヘンは、そしる意。誉ヨと褒ホウは、ほめる意)
イメージ 「打ちこわす」 (毀・譭・燬)
音の変化 キ:毀・譭・燬
打ちこわす
譭 キ・そしる 言部
解字 「言(ことば)+毀(打ちこわす)」 の会意形声。言葉で相手を打ちこわすこと。
意味 そしる(譭る)。(=毀)。わるくいう。けなす。「譭言キゲン」(人をそしる言葉。そしり。=毀言)
燬 キ 火部
解字 「火(ひ)+毀(こわす)」 の会意形声。家や建物をこわすように焼く火。焼き尽くすような強い火をいう。
意味 強い火。烈火。やく。やきつくす。「燬火キカ」(烈火)「燬宅キタク」(烈火にかかる家宅)「燬燓キフン」(やく。燬も燓も、やく意)
<紫色は常用漢字>
バックナンバーの検索方法
※一般の検索サイト(グーグル・ヤフーなど)で、「漢字の音符」と入れてから、調べたい漢字1字を入力して検索すると、その漢字の音符ページが上位で表示されます。
解字 金文は、「兒(児)の頭部(こども)+壬テイ(つま先立つ人)+殳シュ(うつ・なぐる)」 の会意。抜きん出る子供をうつこと。古くは子供をなぐる等の意があったと思われる。篆文第一字は、子供の頭を臼に変えた形。篆文第二字は、さらに壬テイ⇒土に変化した毀となった。意味は、打ち壊して損害をあたえること。また、譭キ(そしる)に通じ、そしる意となる。字形の変化があるので、ごろ合わせで覚えると便利。
覚え方 うす(臼)に、つち(土)いれ、るまた(殳)で毀(こぼ)ち、毀損キソンする。
意味 (1)こぼつ(毀つ)。こわす。こわれる。やぶる。やぶれる。「毀ち家こぼちや」(こわした家。あばらや)「毀損キソン」(物をこわす。傷をつける)「名誉毀損メイヨキソン」(名誉を傷つけられる)「毀壊キカイ」(こぼちやぶる。こわすこと) (2)そしる(毀る)。けなす。「毀言キゲン」「毀謗キボウ」(毀も謗も、そしる意)「毀誉褒貶キヨホウヘン」(そしることとほめること。毀キと貶ヘンは、そしる意。誉ヨと褒ホウは、ほめる意)
イメージ 「打ちこわす」 (毀・譭・燬)
音の変化 キ:毀・譭・燬
打ちこわす
譭 キ・そしる 言部
解字 「言(ことば)+毀(打ちこわす)」 の会意形声。言葉で相手を打ちこわすこと。
意味 そしる(譭る)。(=毀)。わるくいう。けなす。「譭言キゲン」(人をそしる言葉。そしり。=毀言)
燬 キ 火部
解字 「火(ひ)+毀(こわす)」 の会意形声。家や建物をこわすように焼く火。焼き尽くすような強い火をいう。
意味 強い火。烈火。やく。やきつくす。「燬火キカ」(烈火)「燬宅キタク」(烈火にかかる家宅)「燬燓キフン」(やく。燬も燓も、やく意)
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