妥 ダ・やすい・おだやか 女部
解字 「下向きの手+女」の会意。甲骨文字と金文は肩の上から、篆文では上から女を手でおさえて落ち着かせるかたち。おだやか・やすらかの意となる。転じて、程度が適当であったり、うまく折り合って安心する意でも使う。
意味 (1)おだやか(妥やか)。やすい(妥い)。やすんじる。席に落ち着く。「安妥アンダ」(おだやか)「妥帖ダチョウ」(①おだやかなさま。②ぴったりしたさま) (2)程度が適当。「妥当ダトウ」 (3)互いにおりあう。「妥協ダキョウ」「妥結ダケツ」
イメージ
「安心させる」(妥・綏)
意味(3)の「互いにおりあう」(餒)
音の変化 ダ:妥 ダイ:餒 スイ:綏
安心させる
綏 スイ・タ 糸部
解字 「糸(ひも)+妥(安心させる)」 の会意形声。車に乗るときや車中で立つとき、つかまるひも。つり革のようなもので、このひも(糸)をつかむと安心(妥)である意。転じて、やすらか・やすらかにする意となる。
意味 (1)たれひも。車についているひも。 (2)やすい。やすらか。やすんじる。「綏遠スイエン」(遠い地方を鎮めてやすらかにする)「綏撫スイブ」(なだめてやすらかにする) (3)人名。「綏靖スイゼイ」(神武天皇の次に即位したとされる日本の第二代天皇。綏も靖も、やすらかの意)
互いにおりあう
餒 ダイ・うえる 食部
解字 「食の旧字(たべる)+妥(互いにおりあう)」の会意形声。食べ物が十分でなく、互いにおりあって少しずつ食べること。うえる意味となる。543年の[玉篇]は「餓る也(なり)」とする。
意味 (1)うえる(餒える)。「餒虎ダイコ」(うえた虎)「餒狼ダイロウ」(うえた狼。残虐な人のたとえ)「寒餒カンダイ」(寒さでうえる)「餒饉ダイキン」(餒も饉も、うえる意) (2)くさる。魚や肉がくさる。「餒魚ダイギョ」(くさった魚)
<紫色は常用漢字>
バックナンバーの検索方法
※一般の検索サイト(グーグル・ヤフーなど)で、「漢字の音符」と入れてから、調べたい漢字1字を入力して検索すると、その漢字の音符ページが上位で表示されます。

解字 「下向きの手+女」の会意。甲骨文字と金文は肩の上から、篆文では上から女を手でおさえて落ち着かせるかたち。おだやか・やすらかの意となる。転じて、程度が適当であったり、うまく折り合って安心する意でも使う。
意味 (1)おだやか(妥やか)。やすい(妥い)。やすんじる。席に落ち着く。「安妥アンダ」(おだやか)「妥帖ダチョウ」(①おだやかなさま。②ぴったりしたさま) (2)程度が適当。「妥当ダトウ」 (3)互いにおりあう。「妥協ダキョウ」「妥結ダケツ」
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「安心させる」(妥・綏)
意味(3)の「互いにおりあう」(餒)
音の変化 ダ:妥 ダイ:餒 スイ:綏
安心させる
綏 スイ・タ 糸部
解字 「糸(ひも)+妥(安心させる)」 の会意形声。車に乗るときや車中で立つとき、つかまるひも。つり革のようなもので、このひも(糸)をつかむと安心(妥)である意。転じて、やすらか・やすらかにする意となる。
意味 (1)たれひも。車についているひも。 (2)やすい。やすらか。やすんじる。「綏遠スイエン」(遠い地方を鎮めてやすらかにする)「綏撫スイブ」(なだめてやすらかにする) (3)人名。「綏靖スイゼイ」(神武天皇の次に即位したとされる日本の第二代天皇。綏も靖も、やすらかの意)
互いにおりあう
餒 ダイ・うえる 食部
解字 「食の旧字(たべる)+妥(互いにおりあう)」の会意形声。食べ物が十分でなく、互いにおりあって少しずつ食べること。うえる意味となる。543年の[玉篇]は「餓る也(なり)」とする。
意味 (1)うえる(餒える)。「餒虎ダイコ」(うえた虎)「餒狼ダイロウ」(うえた狼。残虐な人のたとえ)「寒餒カンダイ」(寒さでうえる)「餒饉ダイキン」(餒も饉も、うえる意) (2)くさる。魚や肉がくさる。「餒魚ダイギョ」(くさった魚)
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