母 ボ・はは 毋部

解字 乳房をつけた女性を描いた象形。女の字に両方の乳房を点で加えた形。子を生み育てる母の意。
意味 (1)はは(母)。「母親ははおや」「父母フボ」「母系ボケイ」 (2)ものを作り出すもと。おおもと。「母校ボコウ」「母国ボコク」
イメージ 「はは」 (母・姆・拇・苺・栂)
音の変化 ボ:母・姆・拇 バイ:苺 とが:栂
はは
姆 ボ・モ・うば 女部
解字 「女(おんな)+母(はは)」 の会意形声。母親の代わりをする女。
意味 (1)うば(姆)。めのと。もり。「保姆ホボ」(保育所などで児童の保育をする女性=保母) (2)あによめ。弟の妻が兄の妻をよぶ語。
拇 ボ・おやゆび 扌部
解字 「扌(手)+母(はは)」 の会意形声。手の指で他の指と向かい合って母親の役をするおやゆび。
意味 おやゆび(拇)。親指。おおゆび。「拇指ボシ」(おやゆび)「拇印ボイン」(親指の先に朱肉をつけて押し、印鑑の代わりとする)
栂 <国字> とが 木部
解字 「木(き)+母(=拇。おやゆび)」 の会意。ちょうど親指ぐらいの大きさの実がつく木からと言われる。
栂の実
意味 (1)とが(栂)。つが(栂)。マツ科の常緑高木。球果は小柄で楕円形、長さ2.5cm程度で、親指の先ほどの大きさ。木目がこまかく建築用材や器具製作の材料となる。 (2)地名。「栂池高原つがいけこうげん」(長野県北安曇郡小谷村に広がる高原)
苺[莓] バイ・マイ 艸部
解字 「艸(草)+母(子を産むはは)」 の形声。親株からでるランナー(匍匐茎)から次々と子株をふやすいちご。
意味 いちご(苺)。莓とも書く。バラ科の多年草。黄・紅色の液果をつけるものの総称。「石垣苺いしがきいちご」
毋 ブ <ない・なかれ>
毋 ブ・ム・ない・なかれ 毋部

解字 もと母の字で、否定・打消しに仮借カシャ(当て字)して用いる。金文は母の字であるが、のち両方の乳房を直線化した字形にして、母と区別した。[字統]
意味 (1)なかれ(毋れ)。禁止を表す助字。 (2)ない(毋い)。否定を表す助字。
毒 ドク 毋部

解字 篆文は「生(芽生える草)+毋(なかれ:禁止)」 の会意。食べてはいけない草、すなわち毒草の意味。現代字は、生 ⇒ 龶 に変化した。
意味 (1)どく(毒)。「毒薬ドクヤク」「中毒チュウドク」(どくあたり) (2)どくする。そこなう。「毒舌ドクゼツ」(毒のある言葉を言う)「毒婦ドクフ」(腹黒く悪事を働く女)
<紫色は常用漢字>
バックナンバーの検索方法
※一般の検索サイト(グーグル・ヤフーなど)で、「漢字の音符」と入れてから、調べたい漢字1字を入力して検索すると、その漢字の音符ページが上位で表示されます。

解字 乳房をつけた女性を描いた象形。女の字に両方の乳房を点で加えた形。子を生み育てる母の意。
意味 (1)はは(母)。「母親ははおや」「父母フボ」「母系ボケイ」 (2)ものを作り出すもと。おおもと。「母校ボコウ」「母国ボコク」
イメージ 「はは」 (母・姆・拇・苺・栂)
音の変化 ボ:母・姆・拇 バイ:苺 とが:栂
はは
姆 ボ・モ・うば 女部
解字 「女(おんな)+母(はは)」 の会意形声。母親の代わりをする女。
意味 (1)うば(姆)。めのと。もり。「保姆ホボ」(保育所などで児童の保育をする女性=保母) (2)あによめ。弟の妻が兄の妻をよぶ語。
拇 ボ・おやゆび 扌部
解字 「扌(手)+母(はは)」 の会意形声。手の指で他の指と向かい合って母親の役をするおやゆび。
意味 おやゆび(拇)。親指。おおゆび。「拇指ボシ」(おやゆび)「拇印ボイン」(親指の先に朱肉をつけて押し、印鑑の代わりとする)
栂 <国字> とが 木部
解字 「木(き)+母(=拇。おやゆび)」 の会意。ちょうど親指ぐらいの大きさの実がつく木からと言われる。

意味 (1)とが(栂)。つが(栂)。マツ科の常緑高木。球果は小柄で楕円形、長さ2.5cm程度で、親指の先ほどの大きさ。木目がこまかく建築用材や器具製作の材料となる。 (2)地名。「栂池高原つがいけこうげん」(長野県北安曇郡小谷村に広がる高原)
苺[莓] バイ・マイ 艸部
解字 「艸(草)+母(子を産むはは)」 の形声。親株からでるランナー(匍匐茎)から次々と子株をふやすいちご。
意味 いちご(苺)。莓とも書く。バラ科の多年草。黄・紅色の液果をつけるものの総称。「石垣苺いしがきいちご」
毋 ブ <ない・なかれ>
毋 ブ・ム・ない・なかれ 毋部

解字 もと母の字で、否定・打消しに仮借カシャ(当て字)して用いる。金文は母の字であるが、のち両方の乳房を直線化した字形にして、母と区別した。[字統]
意味 (1)なかれ(毋れ)。禁止を表す助字。 (2)ない(毋い)。否定を表す助字。
毒 ドク 毋部

解字 篆文は「生(芽生える草)+毋(なかれ:禁止)」 の会意。食べてはいけない草、すなわち毒草の意味。現代字は、生 ⇒ 龶 に変化した。
意味 (1)どく(毒)。「毒薬ドクヤク」「中毒チュウドク」(どくあたり) (2)どくする。そこなう。「毒舌ドクゼツ」(毒のある言葉を言う)「毒婦ドクフ」(腹黒く悪事を働く女)
<紫色は常用漢字>
バックナンバーの検索方法
※一般の検索サイト(グーグル・ヤフーなど)で、「漢字の音符」と入れてから、調べたい漢字1字を入力して検索すると、その漢字の音符ページが上位で表示されます。