巳(み)は上に、己(キ)は下につき、已(イ)は半(なか)ば開(あ)けて、已(すで)に(や)む已(のみ)
巳 シ <へび>
巳 シ・み 己部
解字 蛇のかたちの象形。丸い形の頭に長く細くのびた胴を描く。干支の6番目に当てられ、蛇のほか時刻や方角を表す。
意味 み(巳)。十二支の第六。動物ではへび、時刻では午前10時ごろ、方位では南南東をさす。「巳の刻みのこく」「巳の日の祓い」(陰暦三月上旬の巳の日に行われる祓いの行事)
イメージ
「へび」(巳・祀)
音の変化 シ:巳・祀
へび
祀 シ・まつる・まつり 示部
解字 「示(祭壇)+巳(へび)」の会意形声。へびを神として祭ること。
意味 まつる(祀る)。まつり。神としてまつる。「祀廟シビョウ」(祖先や先人を祀った建物)「合祀ゴウシ」(合わせ祀る)「祭祀サイシ」(神や祖先をまつること)
己 キ <ひもの象形>
己 キ・コ・おのれ 己部
解字 甲骨文字は弗フツ (二本の棒などを紐でしばりあわせた形)の字の棒を省いた形と似ており、紐の象形であると考えられる[甲骨文字辞典]。しかし、甲骨文字では、十干の第六番目に仮借カシャ(当て字)された。また、のちに「おのれ」の意にも仮借された。
意味 (1)つちのと(己)。十干(甲コウ乙オツ丙ヘイ丁テイ戊ボ己キ庚コウ辛シン壬ジン癸キ)の第六番目。五行(木火土金水)では戊ボとともに土に当てる。「つちのと」は土の弟の意で、土に当てられた戊ボ(つちのえ・土の兄)の次にくることから。 (2)おのれ(己)。自分。「自己ジコ」「克己コッキ」(おのれにかつ)「知己チキ」(自分を理解してくれる人)
已 イ <仮借カシャ(当て字)>
已 イ・やむ・すでに・のみ 己部
解字 人が物を携える形(以)から人を省いた携える物の象形。しかし、その原義に用いるられることなく、字形も「已イ」と「以イ」に分化して別の字となった。已イは、仮借カシャ(当て字)され、やむ・すでに・のみ等の意に用いられる。
意味 (1)やむ(已む)。やめる。 (2)すでに(已に)。「已然イゼン」(すでにそうなっている)「既已すでに」 (3)のみ(已)。だけ。ばかり。「而已のみ」 (4)はなはだ。
<紫色は常用漢字>
巳 シ <へび>
巳 シ・み 己部
解字 蛇のかたちの象形。丸い形の頭に長く細くのびた胴を描く。干支の6番目に当てられ、蛇のほか時刻や方角を表す。
意味 み(巳)。十二支の第六。動物ではへび、時刻では午前10時ごろ、方位では南南東をさす。「巳の刻みのこく」「巳の日の祓い」(陰暦三月上旬の巳の日に行われる祓いの行事)
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「へび」(巳・祀)
音の変化 シ:巳・祀
へび
祀 シ・まつる・まつり 示部
解字 「示(祭壇)+巳(へび)」の会意形声。へびを神として祭ること。
意味 まつる(祀る)。まつり。神としてまつる。「祀廟シビョウ」(祖先や先人を祀った建物)「合祀ゴウシ」(合わせ祀る)「祭祀サイシ」(神や祖先をまつること)
己 キ <ひもの象形>
己 キ・コ・おのれ 己部
解字 甲骨文字は弗フツ (二本の棒などを紐でしばりあわせた形)の字の棒を省いた形と似ており、紐の象形であると考えられる[甲骨文字辞典]。しかし、甲骨文字では、十干の第六番目に仮借カシャ(当て字)された。また、のちに「おのれ」の意にも仮借された。
意味 (1)つちのと(己)。十干(甲コウ乙オツ丙ヘイ丁テイ戊ボ己キ庚コウ辛シン壬ジン癸キ)の第六番目。五行(木火土金水)では戊ボとともに土に当てる。「つちのと」は土の弟の意で、土に当てられた戊ボ(つちのえ・土の兄)の次にくることから。 (2)おのれ(己)。自分。「自己ジコ」「克己コッキ」(おのれにかつ)「知己チキ」(自分を理解してくれる人)
已 イ <仮借カシャ(当て字)>
已 イ・やむ・すでに・のみ 己部
解字 人が物を携える形(以)から人を省いた携える物の象形。しかし、その原義に用いるられることなく、字形も「已イ」と「以イ」に分化して別の字となった。已イは、仮借カシャ(当て字)され、やむ・すでに・のみ等の意に用いられる。
意味 (1)やむ(已む)。やめる。 (2)すでに(已に)。「已然イゼン」(すでにそうなっている)「既已すでに」 (3)のみ(已)。だけ。ばかり。「而已のみ」 (4)はなはだ。
<紫色は常用漢字>