先住民族関連ニュース

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アンダマン諸島の2言語絶滅 最後の話者、相次ぎ死亡

2010-02-08 | 日記
(朝日新聞 2010年2月8日3時7分)
 【ニューデリー=武石英史郎】ベンガル湾に浮かぶインド領アンダマン諸島で、先住民が話していた二つの言語の最後の話者が相次いで亡くなり、両言語が絶滅した。現地の言語を研究しているネルー大学のアンビタ・アッビ博士が明らかにした。
 亡くなったのは、ボロさん(79)とボアさん(85)。2人は「大アンダマン島人」と呼ばれるネグリート(黒色人種)系先住民族の末裔(まつえい)で、同民族の中の各部族が話す四つの言語のうち、それぞれコラ語とボー語を母語とする最後の1人だった。
 2人は話し友達で、ともに2004年のインド洋津波で被災した。昨年11月にボロさんが亡くなると、ボアさんの衰えが目立つようになり、先月26日に死去したという。
 19世紀に英国が植民地化した時点で、大アンダマン島人は約5千人おり、10の言語が存在した。しかし、外部から入ってきた伝染病や戦闘などで人口も言語の種類も減り続け、今は約50人が保護区内で暮らすだけだという。
http://www.asahi.com/international/update/0207/TKY201002060393.html

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【白老】ミンタラ店主らが博物館でテント出店

2010-02-08 | 日記
(苫小牧民報 2010年 2/6)
 昨年10月末に閉館したポロト湖畔の物産店街「ミンタラ」店主でつくる白老観光商業協同組合(壬生龍之介理事長)有志が、白老町のアイヌ民族博物館敷地内で営業を再開した。14日までのテント出店ながら、店主たちは「感無量」「商売ができてうれしい」と、笑顔で観光客を出迎えた。
 博物館が組合の要望に応えて、急きょ決まった。観光客用出入り口に通じる歩行者通路を挟むように、4張りの仮設テントを設営した。7業者が参加し、木彫りやキーホルダー、アイヌ民族の伝統衣装などを販売している。厳しい寒さが続き、ストーブで暖をとりながらの営業だ。
 早速、韓国や香港からの団体客が人垣をつくった。甘酒サービスも好評だ。11日まで毎日、約200人分用意しているという。
 「短期間とはいえ、うれしいね」と杉林光男さん(65)。ミンタラで木彫り店を経営していた。同じように店先で木彫りも実演している。40年以上、木彫り一筋で生計を立ててきた。突然の閉館決定に、「仕事が無いことの不安ばかりで過ごしてきた」という。
 組合は「組合員の願いはポロト地区で営業を続けること。今回の試みが、何かのきっかけになれば」と話す。営業時間は午前9時から午後5時まで。
http://www.tomamin.co.jp/2010s/s10020601.html

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