先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

【白老】アイヌ女性のおしゃれ タマサイ展

2010-02-02 | 日記
(苫小牧民報 2010年 2/1)
 アイヌ民族博物館(野本勝信理事長)で、アイヌ女性の装飾品「タマサイ」を集めた企画展「タマサイ~連なる形・連なる想い」が始まった。ガラス玉を使ったおしゃれなデザインが、町民の目を引き付けている。
 タマサイは、アイヌ語で「玉飾り」の意味。異なる色や大きさのガラス玉にひもを通しつなげたもので、正装の際に首飾りなどとして使われる。また、女性の身を守る宝として、タマサイを母から娘へ代々受け継ぐ風習もある。ガラス玉は本州の和人やヨーロッパ、ロシア、中国から入手したとされ、アイヌ民族の幅広い交易をうかがい知ることもできる。
 企画展では、博物館収蔵の約150点を紹介している。黒や水色の美しいガラス玉や、連なりの中央部に木製や金属の飾り板が付いた「シトキ」など、種類の豊富さを楽しむことができる。3月22日まで。
http://www.tomamin.co.jp/2010s/s10020101.html

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【白老】白老元陣屋資料館では森竹竹市新着資料展

2010-02-02 | 日記
(苫小牧民報 2010年 2/1)
 白老出身のアイヌ歌人、故・森竹竹市の収集した民具を紹介する「エカシ(古老)が残した民族の宝~森竹竹市新着資料展~」(苫小牧民報社後援)が、仙台藩白老元陣屋資料館で開かれている。17日まで。
 シナの樹皮などで作った荷縄「タラ」や漆塗りのわん「イタンキ」、正装の刀「エムシ」など、アイヌ民族が日常生活や儀式に使う約80点を展示。一つ一つの役割をパネルで解説している。いずれも故人が晩年に収集したもので、昨秋に親族から寄贈を受けた。
 イタンキの中には、系譜を重んじるアイヌ民族が所有者の家系を示すため使用する印「イトクパ」が彫られた品もあり、独特の精神文化を垣間見ることができる。
 また、短歌や随筆、白老民俗資料館(現・アイヌ民族博物館)館長時代の写真など、故人の足跡を知る展示も充実。13日午後1時30分から、苫小牧郷土文化研究会の山本融定会長が「森竹竹市翁について」と題し講演会する。
http://www.tomamin.co.jp/2010s/s10020102.html

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