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骰子の眼・体感温度-30度!?スノーシアターで行われる『みゆき野映画祭in斑尾2011』 開催

2011-02-09 | 先住民族関連
webDICE 2011-02-09 14:33

2月10日~12日迄斑尾で開催される映画祭の企画者・橋本晴子さんが語る北欧の映画祭を日本に届ける理由

雪のスクリーンで上映される映画祭がある事を皆さんは知っていましたか?記事の最後の動画を見てもらえば、行ってみたい!と思うはず。ただし寒さに弱い人は無理です。ホームページには注意として次のよな記載があります。
「スノーシアターは周囲の壁も、スクリーンもすべて雪です。すり鉢のようなシアターで、座席は雪の椅子です。夜、雪の森から吹く風はスノーシアターの雪の影響で、周囲より更に冷たい温度の風が吹きます。お客様によっては、-30度くらいに感じるとおっしゃるかたもいらっしゃいます。北極圏にオーロラ鑑賞に行かれる際のような防寒対策をお願いします」。
北極圏!?映画を見るのに生死を彷徨う冒険なみの防寒を強いる映画祭というのに興味を持ち、主催団体であるスノーコレクティブの代表橋本晴子さんに話しを聞きました。

ワールドワイドなサーミの映画祭に触発された
みゆき野映画祭では、北極圏イナリ村SIIDAで毎冬開催されているスカブマゴバッド(SKABMAGOVAT)映画祭と同じサイズの雪のスクリーンを使っています。いまサーミ(北緯66度33分以北の北極圏で生活する少数民族)の映画祭は5つありますが、雪で作ったスクリーンを使う映画祭はサーミのスタンダードになっています。

2007年、最初にその映画祭に行ったとき、席に座った瞬間から、これを日本に持ってこようと思った。その理由は3つあって、まず映画館に感動したことがあります。シアター自体、雪の建造物のインパクトがすごかった。樹氷の森の中をずっと歩いた先が、いきなりぽっかり空いて、そこにインカの遺跡みたいに、ほんとうにきれいな直角のラインの、コンクリートで作ったような高さが4メールの雪で作った壁があって。北欧の昼の薄青い中見たときは寝ているみたいだったけれど、夜になって行ったらたいまつやキャンドルが入ってライトアップされていて、劇場という生き物が生き返ったみたいに感じたんです。
劇場の中も雪でできているのですが、向こうでは雪の上の直に座ったりはせずに、木を編んだものやウレタンマットを敷き、その上に銀の防寒シートを敷いて、さらにその上にトナカイの毛皮を敷いている。トナカイの毛皮ってぜったい水も寒さも通さない。マイナス70度まで行けると言われている動物なんです。向こうの人はトナカイの毛皮はブルーシート感覚でいろんなところに使うんですよ。

2つ目は、そこで上映されていたサーミの映画がヒットだったんです。映画ごとに、日本のこういう世代はきっと観たいと思うという感想を持ちました。なかでも、きっと30代の結婚していない女性が観たらいっぱい共感するだろうな映画があって、それが『サーミ・ニエイダ・ヨイク』でした。サーミの娘の歌、という意味です。

3つ目は、映画祭の考え方に感動したことです。サーミの映画祭は他の映画祭と違って、自分たちサーミの民族の映画だけじゃなくて、世界の先住民族と交流を持ちたいと、外に発信しようとしていたんです。10年間にわたって世界の先住民族の住むエリアを地球上のいくつかのパートに分けて毎年決めて、その地域で映画を撮っている監督を招待して、プログラムを組んでいるんです。その感覚がすごいと思った。地球の端にいるんだけれど、いつもワールドワイドなんです。スカブマゴバッドは私の価値観を覆してくれました。

そして自分たちの文化を残すことに意識的。北欧の映画は基本ドキュメンタリー・ベースなので「もっと民族意識の強いものを」という堅い意見も多いのですが、当時の映画祭のディレクターは包容力の広い人だったので、いろんな映画を良しとしていて、私の感覚と似ていた。他のサーミの映画祭と違って思想とスタイルも好きだったんです。

人に良いよこれって言えるポイントがすごく多かったので、この映画祭をとにかく自分がかけられるお金と時間の範囲で持ってきたかった。だからみゆき野映画祭は「映画業界ってどんなの?」「字幕ってどうやってつけるの?」っていうところからスタートしました。
(インタビュー:浅井隆 構成:駒井憲嗣)

http://www.webdice.jp/dice/detail/2877/

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アマゾン先住民、熱帯雨林のダム建設に反対しデモ-完成なら世界3位

2011-02-09 | 先住民族関連
(bloomberg.co.jp更新日時: 2011/02/09 10:44 JST )

2月8日(ブルムバーグ):ブラジルの首都ブラジリアで、伝統的なボディーペインティングを施し、やりを持ったアマゾン先住民のインディアン約200人が、熱帯雨林で計画されている110億ドル(約9100億円)規模のベロモンテ水力発電ダム建設に反対するデモ行進を行った。このダムは、完成すれば世界3位の規模となる。

 赤と黒のペインティングを施したインディアンたちは議会と大統領府の前でスローガンを唱え、50万人が署名した請願書をルセフ大統領に手渡した。エネルギー省ではシングー川周辺地域の開発に反対する抗議行動を計画している。

 開発区域で妻と6人の息子、23人の孫とともに暮らすカシーキ・タクマレさんは「われわれはシングー川を今のままの状態にしておくよう望んでいる。家族全員がそこで住んでおりここより良い場所はない」と語った。

 ベロモンテダム開発により、熱帯雨林516平方キロメートルが浸水するほか約1000人のインディアンが移転する必要があるとされている。環境面の被害を懸念し、映画「アバター」のジェームズ・キャメロン監督も昨年、このプロジェクトを批判した。ダム建設は、ブラジルが急速な経済成長を遂げるなか、エネルギー供給拡大を目指す政府の計画の一環。
翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先:東京 堀江 広美 Hiromi Horie     hhorie@bloomberg.net Editor:TakeshiAwaji記事に関する記者への問い合わせ先:Katia Cortes in Brasilia at kcortes@bloomberg.net

http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920012&sid=aYyzhTqP5EYI

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マレーシアの運営会社株売却問題、2審はカルフールが勝訴

2011-02-09 | 先住民族関連
(マレーシア・ナビ 2011/02/09 09:12 JST配信)

【クアラルンプール】 小売大手の仏系カルフールがマレーシア事業における共同出資者と争っていたブミプトラ(マレー人および先住民族の総称)枠30%の株式の買い取りについて、2審の控訴裁判所はカルフール側の訴えを認める逆転判決を言い渡した。共同出資者のハルタジャヤ・ハルモニ社は、判決を不服として連邦裁判所に上訴する方針。カルフール小売事業は、マレーシアではマグニフィシェント・ダイアグラフ社の下で運営されている。
同裁判はハルタジャヤが保有する1億1,571万株の移動差し止めを求めて、同社が昨年11月に裁判に訴えていたもの。カルフール側がコールオプションを行使して2,300万リンギでの買い取りを求めたが、ハルタジャヤはその額では投資益が出ないと主張、カルフール側に上乗せを要求していた。1審の高等裁判所は、ハルタジャヤの訴えを認める判決を下し、カルフールが控訴していた。
一方、カルフール側も第一審の株式の移動凍結命令のために生じた損失の賠償を求める訴訟を高裁に起こす方針だ。カルフールは当初、マレーシア事業の売却を計画していたが、株式移動禁止のために中止を余儀なくされていたと主張している。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、2月8日)
http://www.malaysia-navi.jp/news/110208061335.html

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