先住民族関連ニュース

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甲子園に台湾人観光客が急増…映画の大ヒットで

2014-08-24 | 先住民族関連
読売新聞 2014年08月23日 22時44分
 夏の全国高校野球大会が開催されている甲子園球場(兵庫県西宮市)に台湾からの観光客が急増している。
 戦前、日本統治下の台湾から夏の甲子園に初出場し、準優勝した学校の快進撃を描いた映画の大ヒットが影響したとみられ、ツアーを組む現地の旅行会社も相次いでいる。
 台湾映画「KANO」は、台湾が日本に統治されていた1931年夏、同大会の前身・全国中等学校優勝野球大会に出場した嘉義かぎ農林学校野球部の実話を基にした作品。日本人、漢族、先住民族の球児が一丸となってプレーし、決勝まで勝ち進むストーリーで、タイトルは同校の略称「嘉農かのう」に由来する。今年2月に台湾で公開され、大ヒットした。
 甲子園球場に併設する甲子園歴史館によると、台湾からの団体客は昨年1年間で数団体だったが、今年は夏の甲子園開幕を控えた7月から急増。同月末までに50団体以上、個人を含め約2500人が訪れ、10月末までに約30団体から予約が入っている。
 明石海峡大橋や「あべのハルカス」(大阪市)、京都などに甲子園球場を組み入れた約1週間のツアーが人気で、主催する旅行会社は4月頃の2~3社が現在は10社程度まで増えたという。
 21日には、台北市にある鳳凰国際旅行社の団体客約20人が同歴史館を訪れ、嘉農野球部ユニホームのレプリカや当時のエース・呉明捷投手の銅像を見学。その後、球児たちの熱戦を外野席から観戦した。
 台南市の教師李珮さん(45)は「KANOで日本の高校野球と台湾との歴史を知り、甲子園を訪れたくなった。球児たちのひたむきなプレーに感動した」と興奮気味に話した。
2014年08月23日 22時44分
http://www.yomiuri.co.jp/sports/hsb/2014/news02/20140823-OYT1T50075.html


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オアハカの食と踊りを堪能!「ゲラゲッツァ祭」へ行ってきた

2014-08-24 | 先住民族関連
TRiPORT- 2014/08/23 by Natsumi Daizen
メキシコでもグアテマラに近いオアハカ州やチアパス州は、カンクンやメキシコシティなど、他の街とは違って、先住民の文化を色濃く残している地域でもあります。
今回訪れたオアハカの街並みはコロニアル調で、気候も治安も比較的穏やかで、オアハカ特産のチーズ(日本の裂けるチーズのようなもの)やチョコをたっぷりと使った料理などが見所です。また周辺の村では毎週のように定期市が開かれ、訪れると古くから残る先住民たちの伝統的な生活の一部を感じることもできるでしょう。
今回は7月中旬から下旬に渡って開催されたオアハカの伝統的な祭、「ゲラゲッツァ祭」(Guelaguetza)の様子をご紹介します。
ゲラゲッツァ祭って何?
ゲラゲッツァ祭とは、オアハカ周辺の村の伝統衣装を身にまとった踊り子たちが集まり、各民族特有の伝統舞踊を披露する祭です。開催日は毎年7月16日以降の2回の月曜日で、踊りは1日2回上演されます。その週は海外やメキシコ全土から、沢山の観光客が集まり、様々な関連イベントやパレードが催され、街中が賑やかになります。今年は7月21日、28日にメインの舞踊イベントが行われました。
「ゲラゲッツァ」は先住民の言語、サポテカ語で「助け合い」の意味があり、元々は先住民がトウモロコシの豊作を祈って行われていた祭りでしたが、カトリック教会の影響から聖母カルメンの祝祭行事として行われるようになりました。しかし現在では、宗教的面影はあまりなく、トウモロコシの葉を使っていたり、踊り子たちは農民の格好に扮しているなど、元来の要素を残しつつ、エンターテイメント色の強い伝統舞踊フェスティバルになっています。
メインイベントはオアハカの街の北西にあるフォルティンの丘にある会場にて行われます。7つの地域のグループにより、伝統舞踊が披露され、それぞれ違った個性豊かな民族衣装や踊りはゲラゲッツァ祭一番の見所です。また各グループが踊りを終えるごとに、フルーツや野菜、オアハカ名物のアルコールであるメスカルや舞踊に使った麦わら帽子など、村の特産品や食料を観客に向かって投げ入れます。受け取ることができれば、いいお土産の一つになるかもしれませんね。
会場の客席は一番舞台に近いA席からD席まであり、A席B席は有料で、前もってチケットの購入が必要です。C席、D席は無料ですが、先着順ですので、会場へ早めに行って席を取ることをおすすめします。また会場に入ることができなくても、サン・アントニオなどのオアハカの周辺の村々でも同じ内容のゲラゲッツァ祭が開催されており、会場は無料では入ることができるので、オアハカの地元の人で賑わっております。早めに会場に着けば、最前列の席を確保することもできます。
各民族によって異なる衣装やダンスに注目!
オアハカには住民の約40パーセントの先住民が暮らしており、ゲラゲッツァ祭での先住民の古来からの伝統衣装と舞踊は、1番の見所です。ゲラゲッツァ祭はメキシコでも最大級のお祭りですので、パフォーマンスをする先住民の彼らにとっても、最高の晴れ舞台でもあるのです。毎年、各村からパフォーマンスをする有志を選び、ゲラゲッツァ開催中の期間の彼らの宿泊代などの旅費は国が負担しているという、力の入れ様です。国を挙げての一大イベントなのです。
今回はいくつかの代表的な踊りを紹介します。
アルト・パパロアパン地域に伝わる、ゲラゲッツァで一番の盛り上がり見せる踊りが“FLOR DE PIÑA(パイナップルの花)”です。パイナップル作りが盛んなこの地域の踊りは、非常に陽気で、踊り子たちはカラフルな刺繍を施した衣装を身に纏い、名産のパイナップルを持って披露します。
これはロス・バジェ地域に伝わる、頭に重い羽飾りをつけた男性ダンサーが踊りを披露する「DANZA DE LA PLUMA(羽飾りの踊り)」です。踊りは大変勇ましく、カラフルな装飾が会場を鮮やかに彩ります。この地域には、他に黒泥の壺を掲げて踊る「CANTARO DE COYOTEPEC」(コヨテペックの壷)があり、サポテカなどの先住民の視点から見たスペインのメキシコ征服の情景を表現しています。
コスタ・チカ地域(湾岸)ポチュトラの踊りは彼らの生活を表現しており、女性は男性の愛を手に入れようとするというストーリーで、彼女たちが積極的に男性へアタックする姿は、見ているこちらもドキドキします。
他にもラ・シエラ、ラ・カニャダ、ラ・ミステカ、ラ・コスタ、エル・イスモ、計7つの地域の伝統舞踊を見ることができます。
メインイベント以外にも楽しめる要素あり!
開催中のオアハカは、街全体がお祭り状態で、メインイベントは月曜日ですが、週末になると、サント・ドミンゴ教会前から迫力のあるパレードが行われたり、民族衣装を身につけた若者たちで賑わいます。またメインイベント以外にも、オアハカ名物のアルコール、メスクラの試飲イベント(有料)や民芸品の屋台、モーレ(オアハカ名物のチョコを使ったシチューのようなソース)フェスティバル、チーズフェリア(フェリアはスペイン語で祭り、展示会)が催されています。
また、オアハカには地元の人で賑わうベニート・フアレス市場、食堂街の集うべインテ・デ・ノビエンブレ市場、オアハカ最大で、日用品だけでなく、民芸品も揃うアバストス市場、観光客向けの民芸品市場の4つの市場があり、市場へ行けば、ローカルな雰囲気を味わうことができ、お土産を買うにも最適です。
チョコレートが有名なオアハカには、「マヨルドーモ」(mayordomo)などのオシャレなカフェが点在し、上質での濃厚なチョコラテを味わうこともできます。
さいごに
ゲラゲッツァ開催期間中にオアハカへ訪れると、様々な民族衣装を着た先住民と間近で会うことができ、食のイベントなどが開催されていたりなど、オアハカの魅力を一気に味わうことができます。街中にもオシャレなカフェや地元感漂う市場も必見です。もちろんオアハカ周辺にもアメリカ大陸最大の木があるエル・トゥーレ、中央アメリカ最古の遺跡モンテ・アルバンなど、押さえるべき見所は多くあります。
また、ゲラゲッツァ開催期間中は、アメリカやメキシコではバカンスなので、オアハカへ到着してもチケットを購入できない可能性もあります。出発前に情報を入手されることをおすすめします。
■Natsumi Daizen「夏を求めてグアテマラの黒いビーチ、チャンペリコへ!」
■Aya Murase「Antigua Guatemala」
■NaoyaHata「混沌と遺跡とカリブ海のメキシコ」
http://blog.compathy.net/2014/08/23/what-is-guelaguetza-festival/

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博物館活用でタッグ 白老・むかわ、まちづくりで情報交換

2014-08-24 | アイヌ民族関連
北海道新聞(08/23 16:00)
 【白老、むかわ】2020年に国立の「アイヌ文化博物館」(仮称)を核とする「民族共生の象徴となる空間」(象徴空間)が開設される白老町と、昨夏の恐竜化石確認をきっかけに町立穂別博物館の改修も検討するむかわ町が、「博物館」を生かしたまちづくりをテーマに情報交換に乗り出した。
 両町が接近したのは、ともに新千歳空港やフェリー港がある苫小牧市に近い立地条件に加え、博物館を核にしたまちづくりを進めるタイミングがほぼ一致したため。両町はすでに7月、課長級職員同士で意見を交換しており、今後は専門知識を持つ担当職員も加えて議論を深める。
 白老町は、象徴空間開設に向け昨年11月、官民で町活性化推進会議を設立。識者を招いて勉強会を開催している。最も新しい国立博物館の九州国立博物館(福岡県太宰府市)などへの視察も計画している。
 一方、むかわ町は町職員有志らでつくる「恐竜化石を活(い)かしたまちづくり研究会」が昨冬発足。町内穂別地区に草食で大型のハドロサウルス科恐竜の全身骨格が埋まっている可能性があり、期待のかかった化石発掘調査は、終了まであと5年ほどかかる見通し。福井や兵庫などにある恐竜をテーマにしたまちづくりの先進地視察を終え、近く町などに政策提言する。
 アイヌ文化と恐竜とではジャンルは異なるが、白老町の高橋裕明・企画担当課長は「博物館を訪れた人を町内の他施設へ導く方策や、駐車場、宿泊施設の確保など共通の課題は多い」と言う。むかわ町地域振興課の斉藤春樹課長も「博物館という新しい切り口で東胆振全体を盛り上げたい」と話している。(能正明)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/558493.html

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民族共生の象徴となる空間

2014-08-24 | アイヌ民族関連
時事通信 (2014/08/23-15:02)
民族共生の象徴となる空間 アイヌ民族との共生のシンボルとなる国立施設で、アイヌ文化博物館(仮称)と民族共生公園(同)、アイヌ遺骨の慰霊施設から成り、2020年までに完成の予定。08年に「アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議」が国会で可決されたことを契機に、09年に有識者会議が設置を提言。14年6月の閣議決定で、北海道白老町のポロト湖畔に建設が決まった。白老町にはアイヌが多く住み、既に民営のアイヌ民族博物館がある。
http://www.jiji.com/jc/c?g=tha_30&k=2014082300187

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遺骨慰霊施設に「反対」=アイヌら、研究目的を懸念―返還求め訴訟も・北海道

2014-08-24 | アイヌ民族関連
時事通信社 2014.08.23 14:56
 アイヌ民族文化の復興のため、政府が北海道白老町に建設を決めた国立施設「民族共生の象徴となる空間(象徴空間)」に対し、一部のアイヌらが疑念の声を上げている。民族博物館や公園とともに、研究機関が収集してきた遺骨を集めた慰霊施設の建設が予定されているが、アイヌらは「研究目的で集めるのではないか。遺骨はコタン(アイヌの伝統的な共同体)に帰すべきだ」と訴えている。
 文部科学省によると、北海道大など全国12の大学は1880〜1950年ごろ、アイヌの遺骨を研究目的で収集・保管し、その数は1636体に上る。大学側は「許可を得て集めた」と主張している。
 浦河町のアイヌ小川隆吉さん(78)は2012年、先祖の遺骨を北大に盗掘されたとして、遺骨返還と慰謝料を求める訴訟を起こした。小川さんは、大学側は遺骨と一緒に矢や首飾りなどの副葬品も無断で持って行ったと主張。慰霊施設について、「(遺骨を)移して終わりにはさせない。まず謝罪すべきだ」と強調する。
 施設建設に反対する旭川アイヌ協議会の川村兼一会長(63)は、遺骨を1カ所に集めることで、さらに研究が続けられることを懸念。「遺骨はコンクリートの施設に納めるのではなく、コタンに戻し、土に返さねばならない」と訴える。
 今月、自民党の札幌市議が「アイヌ民族なんて、いまはもういない」などとツイッターに書き込み、問題になった。川村さんは「国会も先住民と認めたし、実態調査もやっている。『いない』なんてナンセンスだ」と憤る。 
http://getnews.jp/archives/650939

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「差別助長、謝罪を」 アイヌ民族の有志、金子市議に質問状

2014-08-24 | アイヌ民族関連
北海道新聞 (08/23 07:00)
 札幌市議の金子快之(やすゆき)氏(東区選出)が短文投稿サイト「ツイッター」に「アイヌ民族なんて、いまはもういない」などと書き込んだ問題で、アイヌ民族有志でつくる「金子やすゆき市議のアイヌ民族差別発言を究明する共同実行委員会」は22日、金子氏に対し真意などの説明と謝罪を求める質問状を、同氏が所属する自民党・市民会議に提出した。
 同実行委はNPO法人「アイヌモシリ チノミの会」など道内7団体と個人で構成。質問状は「真面目なアイヌ民族が生きていることを否定するのか」「アイヌ民族を先住民族と認めた国会決議も認めないのか」などとし、27日までの回答と謝罪を求めている。
 質問状の提出後、チノミの会代表で、同実行委事務局長の木幡寛さんら4人が記者会見し「人種、人権差別を助長し、世間を混乱させる発言。公人として反省してほしい」と訴えた。
 金子氏は北海道新聞の取材に対し「しっかり内容を確認した上で、きちんと誠意をもって対応したい」と述べた。<どうしん電子版に全文掲載>
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/558393.html

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ツイッター投稿で公開質問状(北海道)

2014-08-24 | アイヌ民族関連
日テレNEWS24-[札幌テレビ 8/22 19:40 ]
ツイッターに「アイヌ民族はもういない」などと投稿した、札幌市議会の金子やすゆき議員に対し、アイヌ民族の有志が公開質問状を提出しました。
公開質問状を提出したのは、アイヌ民族の有志でつくる共同実行委員会です。公開質問状では、金子市議のツイッター発言の真意や政府がアイヌ民族を先住民族と認めていることも否定するのか、など3点について回答を求めています。
(アイヌ民族有志の共同実行委員会・木幡寛事務局長)「罪を与えるのではなく、まず謝罪がほしい。まちがった発言に対して、ちゃんと謝罪してほしい」
共同実行委員会は金子市議に対し今月27日までに書面での回答を求めています。
http://www.news24.jp/nnn/news8813902.html


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ヘイトスピーチ法規制を 国連差別撤廃委で指摘

2014-08-24 | アイヌ民族関連
東京新聞  2014年8月22日 朝刊
【ジュネーブ=共同】国連人種差別撤廃条約の履行状況を監視する人種差別撤廃委員会の対日審査会合が二十、二十一の両日、ジュネーブで行われ、委員からは「ヘイトスピーチ」(憎悪表現)と呼ばれる人種差別的な街宣活動への懸念や日本政府に法規制などの対応を求める声が相次いだ。
 人種差別撤廃委の対日審査は二〇一〇年以来、約四年ぶりで今回が三回目。委員の一人はヘイトスピーチについて「時に暴力行為に及び、言動も過激だ」と指摘。別の委員は「規制しても表現の自由の侵害にはならない」と述べ、法規制を急ぐよう促した。
 これに対し、日本政府代表は二十一日「外国人の人権を尊重するための啓発活動を実施している」と答弁、与党として対応を検討する動きもあると説明した。
 従軍慰安婦問題や、朝鮮学校が高校無償化の対象とされなかった問題、アイヌ民族への差別問題なども議題に上がった。
 委員会は審査を基に、日本への具体的な人権状況の改善勧告を盛り込んだ「最終見解」を今月末に公表する予定。
 ヘイトスピーチをめぐっては、国連人権規約委員会が先月、対日審査の最終見解で懸念を示し、差別をあおる全ての宣伝活動の禁止を勧告したばかり。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2014082202000128.html

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国連委、日本に“ヘイトスピーチ”法的規制を求める

2014-08-24 | アイヌ民族関連
[ⓒ 中央日報日本語版]  2014年08月22日10時57分
22日、韓国の主なメディアは国連人種差別撤廃委員会が日本で広がっている嫌韓デモなど人種差別的“ヘイトスピーチ”を「暴力的」と批判しながら日本政府の早急な法規制を促したと報じた。
これら報道によると、国連人種差別撤廃委員会が20日から2日間の日程でスイス・ジュネーブの国連本部で開かれた日本についての審査で、日本が国際社会からの非難にもかかわらず日本軍慰安婦問題解決を度外視しているとして日本政府の態度を批判し、日本極右主義者の嫌悪発言とデモに対しても法規制を行うようと促した。
また国連人種差別撤廃委員会は、朝鮮人学校に対する財政支援中断問題、アイヌ族と沖縄原住民に対する差別政策など日本国内の人種差別問題の解決も要求した。
国連人種差別撤廃委員会は今後日本が改善すべき点についての勧告をまとめた「最終報告書」を来週発表する予定だ。
http://japanese.joins.com/article/183/189183.html

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白糠のアイヌ民族 台湾先住民族と絆確認  ピヤラ アイヌ民族の今

2014-08-24 | アイヌ民族関連
北海道新聞 (2014/08/12)
2度目訪問 踊り、演奏で交流
 【白糠】町内のアイヌ民族と台湾の先住民族「タイヤル族」が相互訪問をするなどして交流を続けている。今年は白糠アイヌ協会の関係者ら8人が台湾を訪れ、伝統的な踊りやムックリ(口琴)の演奏を披露した。先住民族ならではの悩みを話し合ったり、お互いの文化の共通点を見つける機会になっている。(長谷川裕紀)

習慣に類似点、差別の悩み共通
 台北駐日経済文化代表処札幌分処からタイヤル族を紹介されたのがきっかけだった。双方に狩猟・採集民族としての共通点があるほか、文化面でも類似性があった。例えば、タイヤル族にもムックリに似た口琴があり、食事の前に乾杯をするときは酒を指につけて周囲にまいて、先祖に飲んでもらう習慣も共通していた。
 交流は2011年に白糠側が台湾を初訪問してスタート、12年にはタイヤル族が町内や釧路市を訪れた。
 2度目となる今回は7月中旬に台湾北部の烏来(ウーライ)区を訪れ、タイヤル族の人々と再会した。烏来区は山あいにあり、人口は6千人ほど。住民の大半がタイヤル族という。
 滞在中は現地の文化祭にも参加し、漁に出た家族の無事を祈る「アトゥイソーリムセ」や、作物が取れた喜びを表現した「シチョチョイチョイナー」といったアイヌ民族伝統の舞踊を舞台上で披露し、ムックリを演奏。地元の人と輪踊りをして締めくくった。
 意見交換会では、両民族の参加者から「タイヤル語とアイヌ語を使って交流できないか」「より深く文化を知るためにホームステイをしたい」といった声が出た。
 当初から交流に関わる白糠アイヌ文化保存会の磯部恵津子会長は「両民族が、同じ悩みを抱えていることを実感できた」と意義を語る。
 交流を通じタイヤル族も結婚や就職などの際に差別を受けることがあり、独自の言葉や文化を受け継ぐ難しさもあることを知ったという。ただ、台湾の先住民族への保護政策は手厚く、タイヤル族は大学進学で優遇されているほか、学校ではタイヤル語を教え、専門のテレビ局まである。
 磯部会長は「タイヤル族は自分たちに誇りを持てる環境が整っている。日本政府も台湾のように、先住民族の文化の継承を後押しするような施策をとってほしい」と強調する。
 烏来地区は釧路・阿寒湖温泉と同様、多くの観光客が訪れる温泉地で、劇場ではタイヤル族の伝統舞踊を披露している。阿寒湖アイヌコタンのように民芸店ではアクセサリーや織物などタイヤル族の工芸品も販売している。
 同行した町教委社会教育課の竹ケ原浩司主幹は「台湾の烏来地区は先住民族の文化を守りつつ、それを観光に生かして雇用を生み出している」と語った。
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/piyar/241466.html

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海を見下ろす墓園、戻らぬ遺骨 平田剛士

2014-08-24 | アイヌ民族関連
朝日新聞 2014年08月22日
金曜「楽しむ」【風のかおり 野のにおい 森山俊 平田剛士】
●フリーランス記者 平田剛士
 木立の向こうに、オホーツク海の水平線が見える。涼風に潮の香りを感じる。セミの合唱に交じって、家族連れらしい一行の楽しげな声が聞こえてくる。
 夏の日曜日、紋別市郊外のなだらかな斜面に美しく公園化された「紋別墓園」にやって来た。
 日当たりのよい一隅に、白塗りの小さな建物がひとつ。看板に「元紋別(もともんべつ)墓地改葬納骨堂」とある。元紋別は、以前はモベツコタンと呼ばれていた。先住民族アイヌの古い大きな集落で、その共同墓地も長くアイヌプリ(アイヌの流儀)で運営されてきたが、1980年代の再開発に合わせて移転が決まり、丁寧な発掘整理のうえ、新たな納骨堂に移されたのだ。
   ○ ○ ○ ○
 紋別アイヌ協会の畠山敏会長(72)が扉を開くと、祭壇は新鮮な生花で彩られ、左右の棚に白い布にくるまれた箱が並んでいた。310人分という。
 毎年の慰霊祭で祭司を務める畠山さんにはしかし、心残りがある。同じ紋別から持ち出されたアイヌの古い骨がもう4体分、210キロ離れた札幌の北海道大学医学部に保管されていると分かっていながら、ずっと返還されないのだ。「本来はアイヌ自身の手で供養されるべき遺骨。それが地元にないことは耐えがたい」と畠山さんは静かに話す。
 北大は1930年代を中心に、「人種」研究などを目的に各地で千体以上のアイヌ人骨を収集した。市民グループ北大開示文書研究会がまとめた小冊子「アイヌの遺骨はアイヌのもとへ」(100円、入手は同会=0164・43・0128)によると、差別を許す当時の風潮に乗って、和人研究者たちが強引に墓地を暴いて大勢の骨をいっぺんに持ち去ったこともあったらしい。
 それらの大半は北大構内のアイヌ納骨堂に収蔵されている。そこは駐車場の片隅で、隣接ビルの空調排気が騒音とともに吹きつけるような環境。紋別の4体も中にある。政府は北大所蔵の遺骨を20年までに、さらに遠い白老町の新施設に移送する方針だが、もし自分が遺骨で、口がきけたら、「海を見下ろす故郷の墓園に帰してくれ」と迷わず訴えるだろう。
   ○ ○ ○ ○
 お参りの後、紋別市郊外のオムサロ遺跡公園(開園は5~10月の午前10時~午後4時、閉園は月曜と雨天日。問い合わせは紋別観光協会=0158・24・3900)に足を延ばした。縄文・続(ぞく)縄文・オホーツク・擦文(さつもん)、そして現在につながるアイヌ文化を担ったさまざまな人々が、1万年前から途切れずこの地に暮らしていたことを示す重層的な住居遺跡だ。
 ここからも海が見える。1万年来の住民たちも同じ景色に心動かされただろうか。「望郷」の意味を深く思う旅になった。
http://www.asahi.com/area/hokkaido/articles/MTW20140822011320001.html

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「アイヌ民族もういない」発言に知事言及

2014-08-24 | アイヌ民族関連
朝日新聞 2014年8月22日09時39分
■知事「大変残念だ」
 札幌市議会の金子快之(やすゆき)議員がツイッターに「アイヌ民族なんて、いまはもういない」「利権を行使しまくっている」などと書き込んだ問題で、高橋はるみ知事は21日の定例記者会見で「アイヌ政策を重要課題として推進してきた地元の知事として、大変残念だ」と批判した。
続きはログイン
http://www.asahi.com/articles/CMTW1408220100004.html

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アイヌ民族有志、金子・札幌市議へ質問状きょう提出 「もういない」書き込み問題

2014-08-24 | アイヌ民族関連
北海道新聞(08/22 07:01、08/22 08:46 更新)
 札幌市議で自民党・市民会議に所属する金子快之(やすゆき)氏(東区選出)が短文投稿サイト「ツイッター」に「アイヌ民族なんて、いまはもういない」「利権を行使しまくっているこの不合理」などと書き込んだ問題で、アイヌ民族有志でつくる「金子やすゆき市議のアイヌ民族差別発言を究明する共同実行委員会」は21日、金子氏に対し真意をただす質問状を22日に提出することを決めた。
 実行委は「原住・アイヌ民族の権利を取り戻すウコチャランケの会」など道内6団体と、古布絵作家の宇梶静江さんら個人で構成している。
 質問状では「差別に負けず伝統を引き継ぐ活動をしている私たちも滅亡したというのか」などと発言を批判し、27日までに回答するよう求めている。<どうしん電子版に全文掲載>
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/558200.html

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高橋知事「大変残念」 金子・札幌市議の書き込み問題

2014-08-24 | アイヌ民族関連
北海道新聞(08/22 00:31、08/22 00:43 更新)
 高橋はるみ知事は21日の記者会見で、札幌市議の金子快之氏がアイヌ民族について「いまはもういない」などとツイッターに書き込んだ問題に対し、「大変残念」と遺憾の意を示した。
 知事は「アイヌ民族としての文化、伝統、考え方、自然観などを大切に生きている人がいっぱいいる」と説明。道も国に働きかけながら、アイヌ文化の発展、生活支援に取り組んでいることを挙げ、「地元北海道の、それも道都札幌の市議の方がこういう発言をされたことは、(アイヌ民族政策を)重要政策の一つとして推進してきた知事として残念」と述べた。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/558177.html

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「アイヌいない」発言:識者「帰属意識あれば民族存在」

2014-08-24 | アイヌ民族関連
毎日新聞 2014年08月21日 19時32分(最終更新 08月21日 21時12分)
 ◇帰属意識あれば民族存在 補助背景に同化強制の歴史
 「アイヌ民族なんて、いまはもういない」「利権を行使しまくっている」などと金子快之(やすゆき)・札幌市議(43)がインターネットの短文投稿サイト「ツイッター」に書き込んだ問題。金子市議は以前から行政によるアイヌへの補助施策を批判していた。金子市議の主張の問題点について識者らに聞いた。【山下智恵】
 ■なぜ補助するのか
 行政によるアイヌへの生活向上のための施策は、国が1961年にウタリ福祉対策費の予算を計上、74年から道によって住宅資金の貸し付けや雇用支援が始まった。現在は国と道、市町村が住宅資金の貸し付けや奨学金、アイヌ協会への補助をしている。
 しかし現在でも、アイヌと平均的な道民との経済格差は解消されていない。道が今年5月に発表した、アイヌが住んでいると確認された66市町村で行ったアイヌの生活実態調査(13年10月)の結果によると、アイヌの生活保護率は4・4%で66市町村の平均の1・3倍だった。大学進学率は25・8%で平均(43%)を17・2ポイント下回った。
 北海道大アイヌ・先住民研究センター長の常本照樹教授は「アイヌが貧困を強いられている背景には、日本の近代化のなかで異なる文化への同化を強制され差別された歴史がある。それを強要した側が補償する責務を負っている」と指摘する。
 ■どう証明するのか
 金子市議は「アイヌであることを客観的に証明するすべはない」と主張している。
 道アイヌ協会によると、補助施策を受ける前提となる、アイヌであるかどうかの認定は先祖の戸籍を調べ、アイヌ名を確認している。確認できない場合は、地域の人への聞き取りや、戸籍以外の文書に出てくる名前などを調べる。同協会の阿部一司副理事長は「根拠なく、認定することはない」と話す。
 ■もういないのか
 金子市議は「言葉も暮らしも同じ日本人として生活している。既に同化しており、本当のアイヌ民族はいない」としている。
 苫小牧駒澤大の植木哲也教授(哲学)は「それは同化政策を進めてきた旧土人法の発想と同じ。アイヌを同化させてきた歴史的背景を無視している」と指摘。常本教授は「民族の定義は、独自の文化への帰属意識による、主観的なもの。帰属意識をもつ人がいる以上、その民族は存在する」と話す。
http://mainichi.jp/select/news/20140822k0000m040051000c.html

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