カナコロ 2014.10.13 03:00:00
アイヌ民族の文化や歴史を知ってもらおうと、首都圏のアイヌが集まり、伝統的な歌や踊りなどを披露するイベント「アイヌ感謝祭」が12日、横浜市港北区新横浜2丁目のスペース・オルタで開かれた。アイヌ文化発信の貴重な機会でもあり、会場は多くの来場者でにぎわった。
首都圏に住むアイヌ約30人が参加。千葉県に住む弓野恵子さん(66)が講師役を務め、約20人が参加したアイヌ語教室では「パケ(頭)、ホニ(おなか)、テケヘ(手)」と体の部位を指さして楽しくアイヌ語を学んだ。
また、弓野さんがアイヌの歴史について話すと「昔に流行した『イヨマンテの夜』という歌があったが、伝統的なアイヌの歌なのか」などと参加者からの質問も相次ぎ、アイヌ文化を知る貴重な機会となっていた。
イベントは、首都圏でアイヌ文化の継承活動などを行う「チャシ アン カラの会」が主催し、今年で4回目。同会の島田あけみ代表(58)=相模原市緑区=は「首都圏には、約5千から1万人のアイヌが暮らしているといわれているが、自由に集まり文化を伝えることができる拠点がない」と訴える。
島田さんは「イベントを通してアイヌ文化に触れ、さまざまな文化を持つ人々が一緒に暮らしていることを、まずは知ってほしい」と話していた。
アイヌ語教室に参加した会社員の三本美治さん(45)=横浜市青葉区=は「生き物を敬いながら自然と共生してきたアイヌの精神に学ぶことはたくさんあった。アイヌ文化をもっと多くの人にも知ってもらいたい」と話していた。
【神奈川新聞】
http://www.kanaloco.jp/article/78944/cms_id/106239
アイヌ民族の文化や歴史を知ってもらおうと、首都圏のアイヌが集まり、伝統的な歌や踊りなどを披露するイベント「アイヌ感謝祭」が12日、横浜市港北区新横浜2丁目のスペース・オルタで開かれた。アイヌ文化発信の貴重な機会でもあり、会場は多くの来場者でにぎわった。
首都圏に住むアイヌ約30人が参加。千葉県に住む弓野恵子さん(66)が講師役を務め、約20人が参加したアイヌ語教室では「パケ(頭)、ホニ(おなか)、テケヘ(手)」と体の部位を指さして楽しくアイヌ語を学んだ。
また、弓野さんがアイヌの歴史について話すと「昔に流行した『イヨマンテの夜』という歌があったが、伝統的なアイヌの歌なのか」などと参加者からの質問も相次ぎ、アイヌ文化を知る貴重な機会となっていた。
イベントは、首都圏でアイヌ文化の継承活動などを行う「チャシ アン カラの会」が主催し、今年で4回目。同会の島田あけみ代表(58)=相模原市緑区=は「首都圏には、約5千から1万人のアイヌが暮らしているといわれているが、自由に集まり文化を伝えることができる拠点がない」と訴える。
島田さんは「イベントを通してアイヌ文化に触れ、さまざまな文化を持つ人々が一緒に暮らしていることを、まずは知ってほしい」と話していた。
アイヌ語教室に参加した会社員の三本美治さん(45)=横浜市青葉区=は「生き物を敬いながら自然と共生してきたアイヌの精神に学ぶことはたくさんあった。アイヌ文化をもっと多くの人にも知ってもらいたい」と話していた。
【神奈川新聞】
http://www.kanaloco.jp/article/78944/cms_id/106239