先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

首都圏在住アイヌが文化や歴史発信 横浜でイベント

2014-10-13 | アイヌ民族関連
カナコロ 2014.10.13 03:00:00
 アイヌ民族の文化や歴史を知ってもらおうと、首都圏のアイヌが集まり、伝統的な歌や踊りなどを披露するイベント「アイヌ感謝祭」が12日、横浜市港北区新横浜2丁目のスペース・オルタで開かれた。アイヌ文化発信の貴重な機会でもあり、会場は多くの来場者でにぎわった。
 首都圏に住むアイヌ約30人が参加。千葉県に住む弓野恵子さん(66)が講師役を務め、約20人が参加したアイヌ語教室では「パケ(頭)、ホニ(おなか)、テケヘ(手)」と体の部位を指さして楽しくアイヌ語を学んだ。
 また、弓野さんがアイヌの歴史について話すと「昔に流行した『イヨマンテの夜』という歌があったが、伝統的なアイヌの歌なのか」などと参加者からの質問も相次ぎ、アイヌ文化を知る貴重な機会となっていた。
 イベントは、首都圏でアイヌ文化の継承活動などを行う「チャシ アン カラの会」が主催し、今年で4回目。同会の島田あけみ代表(58)=相模原市緑区=は「首都圏には、約5千から1万人のアイヌが暮らしているといわれているが、自由に集まり文化を伝えることができる拠点がない」と訴える。
 島田さんは「イベントを通してアイヌ文化に触れ、さまざまな文化を持つ人々が一緒に暮らしていることを、まずは知ってほしい」と話していた。
 アイヌ語教室に参加した会社員の三本美治さん(45)=横浜市青葉区=は「生き物を敬いながら自然と共生してきたアイヌの精神に学ぶことはたくさんあった。アイヌ文化をもっと多くの人にも知ってもらいたい」と話していた。
【神奈川新聞】
http://www.kanaloco.jp/article/78944/cms_id/106239

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伊達で日本考古学協会初の大会、貝塚など研究成果披露

2014-10-13 | アイヌ民族関連
室蘭民報 【2014年10月12日(日)朝刊】
 日本考古学協会2014年度伊達大会(同実行委員会主催)が11日、伊達市松ヶ枝町のだて歴史の杜カルチャーセンターを会場に2日間の日程で始まり、道内外から集まった会員や市民らが特別講演会と研究発表分科会に聴き入った。
 同協会は埋蔵文化財行政などに強い影響力を持つ、考古学界では最も権威ある団体。伊達で大会を開催するのは初めて。初日は会員、考古学者ら約150人のほか、一般公開で訪れた愛好家ら約130人が参加した。初めに高倉洋彰会長、大島直行実行委員長、菊谷秀吉伊達市長が開会あいさつを述べた。
 特別講演会では、会員で考古学者の竹田輝雄氏が「考古学者・峰山巌論 貝塚調査とその学際的研究」、北海道アイヌ協会副理事長の阿部ユポ氏が「先住民族としてのアイヌ 北海道アイヌ協会の活動と国内外の動向」と題し、それぞれ専門的な観点で解説した。
 この後、大ホールとハーパーホールの両会場で研究発表分科会を実施。参加者は「貝塚研究の新視点 縄文~近代の貝塚と集落」「墓とモニュメント 環状列石・盛土遺構・周堤墓」をテーマに理解を深めた。
 最終日の12日は前日に続いて研究発表分科会が行われ、二つのテーマに合わせて19項目の研究成果が披露される。開催時間は午前9時半~午後3時半。入場無料。
(山本浩)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2014/10/12/20141012m_06.html

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25日から武四郎ワールド アイヌ民族博物館で特別展

2014-10-13 | アイヌ民族関連
苫小牧民報  (2014年 10/11)
 北海道の名付け親でアイヌ民族との交流も深かった松浦武史郎(1818―88年)をテーマにした特別展「共生の世界へ―松浦武史郎とその時代展」が、白老町のアイヌ民族博物館を会場に、25日~11月30日の日程で開かれる。三重県松坂市の松浦武史郎記念館の全面協力を受け、道内で初展示となる晩年の自筆「蝦夷人機組図(えぞびとはたおりず)」を展示、アイヌ民族博物館所蔵のゆかりの品々なども一般公開する。企画した野本正博館長は「150年以上前にアイヌの人々と交流し、自然と共生する世界を日誌に記した。その人物像を分かりやすく紹介したい」と来場を呼び掛けている。
 今回の特別展は博物館の開設30周年記念事業の一環。松浦氏は幕末から明治期に蝦夷地(現在の北海道)を探検。28歳から41歳の間に6回に渡る北海道調査を行い、その中ではアイヌの人々と寝食を共にし、アイヌ民族の生命や文化、尊厳を守ることにも尽力してきたという。
 特別展ではその生涯や武史郎が持ち帰ったアイヌ民具、さまざまな記録、アイヌ民族とのつながりを示す資料などを展示。同館所蔵品のほか、松浦武史郎記念館から特別に貸し出された自筆の絵図、函館や札幌の博物館や図書館などで保管している地図など歴史資料も借りて展示する。野本館長は「小さな松浦武史郎記念館として楽しめるようにしたい」と語る。
 中でも北方領土の一部を含む北海道地図を26枚で表した「東西蝦夷山川地理取調図」は縦2.4メートル、横3.6メートルにもなる大きなもの。このうち白老町の部分のみ実物を展示し、全体図はフィルムにした状態で会場入り口の床に敷き詰めるという。
 野本館長は「武史郎は出版社の仕事もしており、蝦夷地の風俗などをまとめたものを豆本して印刷して売っていた。現在のルポライター的な存在で、江戸を中心に多くの知識人に人気だったようですよ」と語る。その売れ行きは「かなりものだったらしい」といい、中でアイヌ民族の文化にも触れた庶民向けの「蝦夷漫画」は人気を集め、松阪市の松浦記念館でその復刻版を取り扱う。特別展期間中はアイヌ民族博物館でも期間限定で販売する計画だ。
 武史郎に関する展示会はこれまでも数多く開かれているが、記念館の全面協力のもとアイヌ文化にちなんだ内容で開くのは「今回が初めて」としており、従来とは違った歴史を楽しめそうだ。
 初日の25日は午後1時から記念行事として、松浦武史郎記念館との姉妹博物館締結式を開催。続けて同記念館学芸員の山本命さんが共生社会、北大アイヌ・先住民センター客員教授の佐々木利和さんが象徴空間に焦点を当てて講演を行う。午後2時30分からは、文化の担い手である若者などにも参加してもらいディスカッションも行われる。
 問い合わせはアイヌ民族博物館 電話0144(82)3914。
http://www.tomamin.co.jp/20141017758

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アイヌ民芸と踊り 新千歳空港で展示会

2014-10-13 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 (2014年 10/11)
 アイヌ民芸品展示会「伝統と創造の美」(北海道アイヌ協会主催)が10日から、新千歳空港国内線ターミナルビル2階のセンタープラザで始まった。13日まで。
 アイヌ民芸品の紹介と販路の拡大、アイヌ文化の普及啓発が目的。国内外の利用者が利用する新千歳空港で、アイヌ文化の価値を発信する狙いもある。
 会場にはアイヌ文様の刺しゅうや木彫り作品の展示・実演ブースが並び、道内の作家が制作を実演。アイヌ文様の刺しゅうを施したコースターや、オヒョウの樹皮を使った編みストラップの制作体験コーナーも用意した。マキリ(小刀)や盆(イタ)などの民具も展示された。
 特設ステージでは12、13の両日、午前11時と午後2時にアイヌ古式舞踊の公演も行われる。
 同協会の貝澤和明事務局次長は「アクセサリーや小物から古い伝統的な工芸品までそろえた。アイヌ文化のものづくりを見ていただきたい」と話している。
http://www.tomamin.co.jp/20141017770

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15歳のニュース:札幌市議が「もういない」と発言した「アイヌ」とは 

2014-10-13 | アイヌ民族関連
文化と言葉奪われた「先住民族」 /大阪
毎日新聞 2014年10月11日 地方版
 札幌市議会の最大会派「自民党・市民会議」に所属していた金子快之(やすゆき)市議(43)が8月11日、インターネットの短文投稿サイト「ツイッター」に「アイヌ民族なんて、いまはもういないんですよね」などと書き込み、大きな批判を浴びました。市議会は先月22日、金子市議の辞職を求める決議を可決しましたが、法的拘束力はなく、金子市議は市議として活動を続けています。書き込みはアイヌの人々の心を傷つけただけでなく、事実関係も誤っていると指摘されています。【山成孝治】
 ◆異議アリ
 ◇「差別や区別も無くなった」と主張
 金子市議は「アイヌ民族なんて、いまはもういないんですよね。せいぜいアイヌ系日本人が良いところですが、利権を行使しまくっているこの不合理」と“つぶやき”ました。
 市議会の4会派は、「発言の撤回と謝罪」を求めた申し入れをしました。しかし、金子市議は拒否。自身のホームページで「アイヌ利権についての私の考え」を公表しました。
 この金子市議の「考え」を見てみましょう。まず、「アイヌの人々はいます」という項目では、「私がいないといったのは、アイヌ『民族』です」と記しています。「『民族』とは言葉や宗教、文化、生活習慣などを共有し独自の権利を求める集団を指す言葉」であり、「『紛争』『対立』ということばがつきもの」で、「日本でアイヌ族への弾圧などあるでしょうか?」と問いかけています。そのうえで「こんな紛争がないのは日本の誇りで」あり、「いまや差別も区別も無くなり同じ日本人として平和に暮らす私たちの中に、わざわざ民族問題を持ち出して国を二分化する理由があるのか」と言っています。つまり、「差別も区別も無くな」ったので、「アイヌ『民族』」はいなくなり、みんな平和に暮らしている、という「考え」のようです。
 しかし、「民族問題が起きる」ということと「ある民族が存在する」ということは全く別の話で、こんな理屈が通用するとは思えません。
 ◇学問の自由か盗掘か「遺骨訴訟」
 ところで、ほんとうに「差別も区別も無くな」っているのでしょうか。
北海道大学は戦前から戦後にかけて、医学や文化人類学研究の資料にするため、アイヌ民族の墓を掘り起こし、遺骨を持ち帰っています。これに対し、アイヌの子孫3人が2012年9月、イチャルパ(先祖供養)の妨害にあたるとして、北大に遺骨の返還と慰謝料900万円の支払いを求める訴訟を札幌地裁に起こしています。「アイヌ遺骨訴訟」です。
 訴えたのは、アイヌ集落(コタン)があった浦河町杵臼(きねうす)地区で生まれ育った小川隆吉(りゅうきち)さん(79)=札幌市=や同町の城野口(じょうのぐち)ユリさん(81)ら。その後、十勝地方の浦幌アイヌ協会(差間(さしま)正樹会長)も遺骨返還を求めて提訴しました。これらの訴訟は併合され同じ法廷で審理されています。
 提訴後の記者会見で、城野口さんは「母は亡くなる前、先祖の骨を取り戻せないのが情けないと言って泣いた。私たちから言葉も文化も奪った上に、骨まで奪うのか」と怒りをぶつけました。
 「墓からの盗掘がいかに罪深いものか、学問の自由とは何か」「それ(遺骨)を返そうとしない北海道大学に限りない怒りを私は表明します」。昨年4月の第3回口頭弁論。小川さんは意見陳述で、こう訴えました。
 北大は遺骨の保管状況を調べ、13年3月に「北海道大学医学部アイヌ人骨収蔵経緯に関する調査報告書」を公表し、収集した遺骨は1014体に上ることを明らかにしました。管理の仕方に問題があったと認めていますが、盗掘は否定しています。
 また、これとは別に、文部科学省が11年11月から国公私立大に実施した全国調査などで、アイヌの遺骨を保管していたのは全国12大学で計1636体と確認されました。半数以上が大学の研究者が研究目的でアイヌの墓地から掘り出したものでした。
 ◇97年まで「旧土人」と表した政府
 1899年、日本政府がアイヌ民族保護を目的に「北海道旧土人保護法」を制定しました。この法律が廃止されたのは、1997年になってのこと。アイヌの人々は17年前まで「旧土人」と表現されていたのです。
 またアイヌの人々が日本の「先住民族」であることを、政府は認めてきませんでした。それどころか、「民族」だということも認めず、91年になって国連自由権規約委員会に対する第3回政府報告書で「少数民族であるとして差し支えない」としました。
 国連が07年、総会で「先住民族の権利に関する国連宣言」(全46条)を採択。先住民族が強制的な同化や文化の破壊にさらされない権利、自分たちの土地から立ち退きを強いられない権利などを明記し、非常に重要な内容でした。これを受けて、「我が国が近代化する過程において、多数のアイヌの人々が、法的には等しく国民でありながらも差別され、貧窮を余儀なくされたという歴史的事実を、私たちは厳粛に受け止めなければならない」などとする「アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議」を08年6月にようやく、衆参両院とも全会一致で可決したのです。
 アイヌの人々の苦闘は戦後も長く続きました。そのうえで、「アイヌ民族はもういない」という金子市議の言葉が投げかけられたのです。
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 ◇「民族共生の空間」北海道に整備
 政府の「アイヌ政策推進会議」(座長=菅義偉官房長官)は、今年6月13日に、白老(しらおい)町に設ける「民族共生の象徴となる空間」(象徴空間)の整備・管理運営の基本方針を閣議決定しました。北海道の高橋はるみ知事が言うように「我が国の先住民族政策の大きな一歩」となるのでしょうか。
 <基本方針の概要>
 ◇象徴空間はナショナルセンターとして、アイヌの歴史、文化に関する国民各層の幅広い理解の促進の拠点、将来へ向けてアイヌ文化を継承し、新たなアイヌ文化の創造発展につなげる拠点になるよう、北海道白老町に整備する。
 ◇象徴空間の役割:アイヌ文化の復興▽アイヌの人々の遺骨及びその副葬品の慰霊及び管理
 ◇象徴空間の区域、施設:アイヌ文化の復興の中核となる国立のアイヌ文化博物館(仮称)及び国立の民族共生公園(同)。中核区域は白老町若草町(ポロト湖畔周辺地域)に設定▽中核区域と連携してアイヌ文化復興へ利活用を図るための区域▽遺骨などの慰霊及び管理のための施設
 ◇象徴空間は、アイヌ文化の復興を図るとともに、国際観光や国際親善に寄与するため、2020年オリンピック・パラリンピック東京大会に合わせて一般公開する。遺骨の集約は象徴空間の一般公開に先立ち、できる限り早期に行う。
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 ■ことば
 ◇アイヌ民族
 北海道を中心に樺太(サハリン)や千島列島などに暮らしてきた先住民族。日本語とは系統が異なるアイヌ語を母語に、狩猟、採集生活を基盤にし、自然との共生を重んじる独自の文化を築いていました。明治時代になると、本州の「和人」が大規模な開拓を始め、アイヌ語の使用禁止など同化政策も強力に展開、アイヌの人々の文化は急速に失われていきました。北海道アイヌ政策推進室が昨年10月1日時点で実施した「北海道アイヌ生活実態調査」では、道内のアイヌの人々は1万6786人で、7年前に比べて6996人減少。北海道の中央南部に位置する日高町やえりも町などの日高地方と室蘭市や苫小牧市などの胆振(いぶり)地方に全体の7割が暮らしています。北海道外に移住しているアイヌの人々もいますが、東京都内に2700人が暮らしていると推計された1988年の東京都調査を除けば、大規模な調査はありません。
 アイヌ語は、ユネスコ(国連教育科学文化機関)が2009年2月に発表した世界消滅危機言語地図で、「極めて深刻」と評価しています。レベルは▽消滅▽極めて深刻▽重大な危機▽危険▽脆弱(ぜいじゃく)▽安全−−の6段階なので、「消滅」の一歩手前という状況です。
http://mainichi.jp/edu/news/20141011ddlk27100504000c.html

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湖の保全祈り深く/阿寒湖でまりも祭り

2014-10-13 | アイヌ民族関連
釧路新聞  2014年10月11日
  世界自然遺産登録を目指す阿寒湖と周辺湖沼群を象徴する国の特別天然記念物マリモの保護などを目的とした「第65回まりも祭り」は最終日の10日、釧路市阿寒町阿寒湖温泉の湖岸園地でマリモを湖に送る儀式を行い、地域住民や観光客がアイヌ民族の伝統儀式を見守った。マリモと自然環境の保全を目的に行われている同祭りは、阿寒湖アイヌ協会やNPO法人阿寒観光協会まちづくり推進機構、市が主催。8日のセミナーと生息地観察会に続き、9日はマリモを迎える儀式などを実施した。  
http://www.news-kushiro.jp/news/20141011/201410111.html

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北海道)まりも祭り、アイヌの伝統儀式披露

2014-10-13 | アイヌ民族関連
朝日新聞 2014年10月11日03時00分
 阿寒湖で育まれるマリモに感謝する「まりも祭り」(阿寒観光協会まちづくり推進機構など主催)のメーン儀式が9、10の両日、釧路市の阿寒湖温泉であった。
 「まりもを迎える儀式」がまず9日夜に執り行われた。アイヌの伝統衣装の代表が湖から丸木舟に乗ってマリモとともに登場。観光汽船乗り場近くの湖岸園地でマリモを迎えた後、たいまつを灯(とも)して大勢が旅館街を練り歩いた。マリモを迎えたコタンでは、各地から来たアイヌ民族の人たちが、それぞれに伝わる踊りや演舞を披露し、感謝を込めて踊った。沖縄県から観光に来た當眞(とうま)素雅子(すがこ)さん(45)は「たいまつ行列はすばらしい。感激しました」と話していた。
 10日は「まりもを送る儀式」。コタンの代表者が恭しくマリモを掲げながら旅館街を進み、湖岸園地でカムイノミ(神への祈り)をしてマリモを湖に返した。
http://www.asahi.com/articles/ASGBB5HX0GBBIIPE01N.html

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照屋氏発言取り消し 県議会最終日

2014-10-13 | ウチナー・沖縄
琉球新報 2014年10月11日
 県議会9月定例会は10日、最終本会議があり、照屋守之氏(自民)が一般質問で「沖縄先住民はぼろぼろのようなイメージで、顔も真っ黒」などと発言したことについて取り消しを申し入れ、全会一致で議決した。
 所得税法の寡婦控除制度改正を求める意見書や、本島北部と離島地域の医師確保対策基金の新設を含む総額約105億5千万円の補正予算も全会一致で可決した。
 そのほかの知事提出議案も全て可決した。
 照屋氏の発言に対し、野党会派は人種差別や個人を誹謗(ひぼう)中傷する発言の再発防止を促す決議案の提案を検討していたが、喜納昌春議長が「人種や個人のプライバシーに関わる発言については、十分留意するよう議長として注意を喚起する」と厳重注意する形で収拾させた。
 照屋氏は会議の冒頭で沖縄先住民に関する発言と、糸数慶子参院議員(社大党委員長)に対し「マンションも三つあって、外国に行ったらカジノもやる」と発言したことについて「表現や発言に不適切さがあり、おわびして削除する」と述べ、陳謝した。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-232957-storytopic-3.html

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アイヌ文様、刺しゅうに 市民団体、札幌で作品展

2014-10-13 | アイヌ民族関連
北海道新聞 (10/10 16:00)
 アイヌ文化の伝承に取り組む市民団体「ヤイユーカラの森」(計良智子代表)の刺しゅう作品展が、札幌市中央区北1西3のマリヤ手芸店で開かれている。同団体が開く刺しゅう教室の受講生約40人が個性豊かな計138点を出品した。
 刺しゅう教室は1992年から開かれており、20~80代の女性らが各地のアイヌ民族が実際に着ていた衣装の文様を基に作品を作っている。
 会場にはタペストリーのほか、クッションやバッグなども並び、来場者が見入っていた。
 樺太のアイヌ民族の文様を使って縦100センチ、横167センチの大型タペストリーを制作した札幌市南区の主婦石井美雪さん(71)は「根気のいる作業で、完成まで10カ月かかった。自分でもよくやったと思う」と満足そうに話した。
 14日まで。午前10時~午後6時(最終日のみ同5時)。(本郷由美子)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/sapporo/567887.html

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県議会で照屋氏発言 撤回を報告

2014-10-13 | ウチナー・沖縄
沖縄タイムス 2014年10月10日 11:36
 自民党県連幹事長の照屋守之氏は10日午前、県議会(喜納昌春議長)の最終本会議の冒頭、9月定例会の一般質問に不適切な発言があったことを認め、議長に発言の取り下げと議事録からの削除を申し出たと報告した上で、「おわび申し上げます」と謝罪した。具体的な発言内容や、謝罪の対象については明確にしていない。
 野党系の会派は「照屋氏の発言を精査したい」と休憩を求め、会派代表が対応を協議している。
 照屋氏は2日の一般質問で国連本部の「先住民族世界会議」でスピーチした糸数慶子参院議員を念頭に「沖縄先住民と言ったらぼろぼろのようなイメージで、顔を真っ黒にして行くのであればいいけれど琉球王朝の格好をして」などと発言していた。 
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=86070

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「先住民なら顔真っ黒」 照屋氏、発言後取り消し

2014-10-13 | ウチナー・沖縄
琉球新報 2014年10月10日
 自民党の照屋守之幹事長が2日の県議会9月定例会一般質問で琉球人の差別問題を取り上げた際「沖縄先住民はぼろぼろのようなイメージで、顔も真っ黒」などと発言したことについて、発言の取り消しを求める申出書を喜納昌春議長に提出していたことが分かった。国連人種差別撤廃委員会に琉装で出席した糸数慶子参院議員(社大党委員長)に対し「マンションも三つあって、外国に行ったらカジノもやる」と発言したことも取り消す。申出書の提出は3日。10日の県議会最終本会議で諮る。
 照屋氏は県議会で、国会議員は国連ではなく国会で問題解決を図るべきだと主張した上、糸数氏の服装が「琉球王朝の格好」だったと指摘。質問中、糸数氏の名前は出さなかったが「沖縄先住民と言ったらぼろぼろのようなイメージで、顔を真っ黒くして行くんだったらいいけれども、この人(糸数氏)はマンションも三つ持って、国会議員としていくらかの報酬がある」と述べ、暗に糸数氏の言動を非難していた。
 9日の県議会議会運営委員会は照屋氏の発言取り消しが議題となり、野党会派の議員は「議会の信頼をおとしめた」「人種差別的で失礼だ」などと批判した。
 社大党は人種差別や個人を誹謗(ひぼう)中傷する発言の再発防止を促す決議案を用意し、各会派と調整している。県議会での照屋氏の発言を聞き、提出するか見極める。
 照屋氏は9日、取材に対し「適切でない表現だと振り返って気付き、おわびを申し上げて削除を議長に申し入れた」と経緯を話した。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-232877-storytopic-3.html

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マリモに感謝、タイマツ掲げ 阿寒湖温泉、アイヌ民族ら160人参加

2014-10-13 | アイヌ民族関連
北海道新聞 (10/10 07:36)
 【阿寒湖温泉】阿寒湖のマリモに感謝する第65回まりも祭りのメーンとなる「まりもを迎える儀式」が9日夜、釧路市阿寒湖温泉で行われた。
 阿寒湖アイヌ協会などが主催し、苫小牧や帯広など全道からアイヌ民族ら約160人が参加した。今年は阿寒アイヌ工芸協同組合の西田正男組合長が司祭主を務めた。初めに伝統衣装を着たアイヌコタンの代表者がマリモを手に丸木舟に乗って湖から登場。上陸後、タイマツを手にした人々と行列になって、温泉街を練り歩いた。最後にコタンの広場に集まり、参加者が各地のアイヌ民族の踊りや歌を披露した。
 10日は午前10時から「まりもを送る儀式」を行い、カムイノミ(神への祈り)をした後、マリモを湖に返す。(長谷川裕紀)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki3/567789.html

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一針一針文化紡ぐ…白老でアイヌ刺しゅう教室始まる

2014-10-13 | アイヌ民族関連
室蘭民報 【2014年10月9日(木)朝刊】
 道教委主催のアイヌ民俗文化財伝承・活用事業「やさしいアイヌ刺しゅう教室」が7日、白老町高砂町の白老生活館を会場に開講し、町内や伊達市内の女性21人が刺しゅうの下準備などに取り組んだ。
 北海道アイヌ協会が受託、白老アイヌ協会が業務運営者になっている。講師は岡田育子さんと下河ヤエさん、準講師が河岸洋美さん。教室は12月9日までの毎週火曜日、全10回開かれ、アイヌ語でマンタリと呼ばれる前掛けを製作する。
 初回は刺しゅうを施すために糸を縫う順番を5色の色鉛筆で紙に印を付けたほか、綿布を裁断した。アイヌの女性はかつて晴れ着のときを除いて普段はいつもマンタリを腰下に身に着けていたという。竹浦の女性(69)は「出来たときの達成感がいいです。素人なので諸先輩に教えてもらいます」と話していた。
(富士雄志)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2014/10/09/20141009m_08.html

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11、12日伊達で考古学協会大会、研究の成果公開

2014-10-13 | アイヌ民族関連
室蘭民報 【2014年10月9日(木)朝刊】
 一般社団法人日本考古学協会2014年度伊達大会が11、12の両日、伊達市松ヶ枝町のだて歴史の杜カルチャーセンターで開かれる。伊達では日本人類学会の年次大会、日本オセアニア学会の研究大会などが行われているが、日本考古学協会の大会開催は初めて。講演会や研究発表分科会は無料公開される。
 伊達大会は市噴火湾文化研究所の大島直行所長が大会実行委員長に就き、高倉洋彰同協会長をはじめ会員、考古学者ら約200人を迎える。市民ボランティア約30人が大会運営に協力。宿泊するホテルは市内のほか、洞爺湖、室蘭に確保した。市内の飲食店は伊達産食材を使った料理で歓迎する。
 11日は午後1時半開会。高倉会長、大島大会実行委員長、菊谷秀吉伊達市長があいさつし、公開講演会をスタート。会員で考古学者の竹田輝雄氏が「考古学者峰山巌論 貝塚調査とその学際的研究」、北海道アイヌ協会副理事長の阿部ユポ氏が「先住民族としてのアイヌ 北海道アイヌ協会の活動と国内外の動向」と題して話す。
 引き続き研究発表分科会に入り、「貝塚研究の新視点 縄文~近代の貝塚と集落」、「墓とモニュメント 環状列石・盛土遺構・周堤墓」についての研究成果を披露する。12日も午前9時半から研究発表分科会を続ける。図書交換会、埋蔵文化財情報交換会、ポスターセッションも予定している。会場では伊達大会の要旨集(1部2千円)、資料集(1部8千円)を販売する。
(伊藤教雄)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2014/10/09/20141009m_06.html

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インジオが州道を封鎖 通行料100レアルを要求

2014-10-13 | 先住民族関連
サンパウロ新聞 14/10/09 (14:21)
 マット・グロッソ州の州道(MT―170)で1日から、約100人の先住民(インジオ)が木の幹や石などで道路を封鎖し、自動車などから通行料金を徴収している。7、8日付の伯メディア(ウェブ版)が報じた。
 同州ジュイナ市とブラスノルテ市を結ぶ橋の上で道路を封鎖しているのはエナウェネ・ナウェ族で、通行する自動車からは100レアルを、バイクからは50レアルを通行料金として徴収している。また弓矢で通行者を威嚇しており、通行料金を払わされたドライバーからは不満の声が上がっている。
 インジオらは、集落から国道(BR―174)までの通り道を舗装するというマット・グロッソ州政府の約束がまだ果たされていないことに抗議してこの行動に出たという。国立インジオ保護財団(Funai)はこの抗議活動に関与しておらず、行動の違法性をインジオ側に伝えているが、舗装工事が始まるまで道を解放するつもりはないとインジオ側は表明している。
 この騒動を受け、8日にはクイアバ市でインジオと州交通都市舗装局の代表者の間で会合が持たれ、対応策を話し合う予定となっている。
2014年10月9日付
http://www.saopauloshimbun.com/index.php/conteudo/show/id/19260/cat/1

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