先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

鳥取)ゴジラの音楽家伊福部昭さん、ゆかりの国府で催し

2014-10-31 | アイヌ民族関連
朝日新聞 2014年10月31日03時00分
斉藤智子
 公開から60年を迎えた怪獣映画「ゴジラ」のテーマ音楽の作曲者として知られる伊福部昭さん(1914~2006)の生誕100年を記念した催しが、ゆかりの鳥取市国府町で11月1日に開かれる。北海道に生まれ、アイヌ文化に親しみ、音楽を通して日本民族のルーツを見つめた伊福部さん。先祖が暮らしてきた鳥取の地で作曲活動の軌跡をたどる「記念の宴」だ。
 催しは「ゴジラの音楽家『伊福部昭生誕100年記念の宴』」。鳥取市文化財団と因幡万葉歴史館(0857・26・1780)が主催し、1日午後1時半から国府町中央公民館である。
 3部構成。まずは講演会「その人と音楽」。東京音楽大民族音楽研究所の甲田潤・専任研究員が伊福部さんの人となりや作曲した曲の特徴などを語る。続いてコンサート。20年前の因幡万葉歴史館開館記念の歌曲「因幡万葉の歌5首」、「オホーツクの海」など伊福部さんが作曲した曲を県内外の合唱団員や吹奏楽団員らが演奏する。
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http://www.asahi.com/articles/ASGBY3H18GBYPUUB00B.html

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象徴空間整備へ地質調査 博物館整備地5カ所でボーリング

2014-10-31 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 (2014年 10/30)
 2020年に白老町のポロト湖畔に開設する「民族共生の象徴空間」(象徴空間)の整備予定地で27日、文化庁による地質調査が始まった。国立アイヌ文化博物館(仮称)を整備する「博物館ゾーン」が対象で、地下20メートルまでボーリングし、建設に向けた地盤データとして活用する。作業は2週間の予定で、象徴空間予定地で具体的な作業が行われるのは初めて。
 象徴空間は、体験・交流、中央広場、博物館の3ゾーンに分けて整備する。文化庁の調査検討委員会(座長・佐々木利和アイヌ・先住民研究センター客員教授)は今年度内に基本計画を策定する予定で、地質調査で博物館の位置決めなどに必要な基礎データが収集される。
 ボーリング作業は、ポロト温泉に近い散策路の入り口付近で行われており、博物館ゾーン内の5カ所を対象に地質を調べる予定。文化庁から業務委託を受けた民間シンクタンク(東京都)の担当者によると、調査はゾーン内の外周4カ所と中央部分1カ所で行うイメージで、「1カ月ほどかけて地盤の硬さなどをまとめた報告書を文化庁に提出する」としている。
 象徴空間には、(1)展示・調査研究(2)文化伝承・人材育成(3)体験交流(4)情報発信(5)公園(6)精神文化尊重―の六つの機能を持たせる予定。今年度中に博物館の基本計画のほか、周辺の公園的土地利用の基本構想、アイヌの伝統などに関する体験交流活動などの基本計画も策定するスケジュールが示されており、それぞれ所管する文化庁や国土交通省、内閣官房が専門家や地元関係者などを集めて検討を進めている。
http://www.tomamin.co.jp/20141018451

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室蘭で掛川源一郎「バチラー八重子の生涯」写真展

2014-10-31 | アイヌ民族関連
室蘭民報 【2014年10月30日(木)朝刊】
 北海道を代表する室蘭出身の社会派リアリズム写真家、掛川源一郎(1913~2007年)の写真展「バチラー八重子の生涯」が29日から、室蘭市幸町の市民美術館で始まった。12月7日まで。
 同美術館(室蘭市教育委員会)の主催で、室蘭文学館の会が協力。バチラー八重子(1884~1962年)は、有珠のアイヌ民族の家庭に生まれ、22歳で英国人宣教師夫妻の養女となった。戦後は夫妻に代わって布教活動に努めた。また歌人としても評価が高く、アイヌの苦悩を短歌でつづり、大きな反響を呼んだ。
 7回目となる写真展は、54年から八重子が亡くなるまでの晩年を記録したモノクロ46点のほか、八重子に関する資料、写真集「若きウタリに」(64年)の原稿写真のアルバムなどを展示している。
 困窮した生活を送っていた八重子だが、飼っていた愛猫と戯れたり、子ども達に聖歌を教える掛川の写真からは、アイヌ民族だけでなく有珠の住民から慕われた「コタンのマリア」の素顔が垣間見える。
(菅原啓)
【写真=バチラー八重子の素顔や生きざまが伝わってくる掛川源一郎写真展】
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2014/10/30/20141030m_01.html

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ラグビー、マオリ戦メンバー発表 リーチ、松島らが先発

2014-10-31 | 先住民族関連
2014/10/30 19:38 【共同通信】
 日本ラグビー協会は30日、ニュージーランドの先住民マオリ系の選手で構成されるマオリ・オールブラックスとの第1戦(11月1日・ノエビアスタジアム神戸)の日本代表登録メンバーを発表し、フランカーで主将のリーチ(東芝)や21歳のWTB松島(サントリー)らが先発に選ばれた。
 控えにテストマッチ出場経験がない4人が入った。立川(クボタ)を外側のCTBに置くなど新たなポジションの組み合わせも試す。試合会場で記者会見したジョーンズ・ヘッドコーチは「すべてが来年のワールドカップ(W杯)に向けた準備になる」と話した。
http://www.47news.jp/CN/201410/CN2014103001001709.html

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第80回エコツーカフェ『カナダ、世界遺産の島”ハイダグワイ”』 

2014-10-31 | 先住民族関連
EICネット- 2014.10.30
【エコツーカフェとは】
毎回様々なテーマで「エコツーリズム」を身近に感じていただけるようなイベントとして開催しています。
(※エコツーリズム:自然や文化、歴史的遺産などを守りつつ、それらとの触れ合いをガイドの解説を受けながら楽しみ、地域の経済振興に結び付けようとする旅の考え方。その考えに基づいたツアーはエコツアーと呼ばれています。)
第80回エコツーカフェ『カナダ、世界遺産の島”ハイダグワイ”』 
ゲストスピーカー:小林天心さん(亜細亜大学 経営学部 ホスピタリティ・マネジメント学科 教授)
2014年10月23日(木)18:30-20:00(開場18:00) 
カナダの西海岸にある島、「ハイダ・グワイ(HaidaGwaii)」。
先住民の言葉で「人々の島」を意味するこの島は、太平洋からの暖流の影響で温暖な気候となり、雨も多く、年間の降雨量は東京の2倍以上にもなります。 そのため巨大な針葉樹の森が広がり、その木々も分厚い緑の苔で覆われています。
写真家・星野道夫さんにも影響を与えたワタリガラスの伝承を持つ先住民が暮らしていたこの地は、現在は世界遺産にもなり、規則を設けたうえでの観光ツアーも可能となっています。そこに暮らしていた先住民の暮らしや、彼らが愛し、敬ってきた自然はどのようなものだったのか、ご紹介いたします。
※お食事を出す関係上、必ず事前のご予約をお願いいたします。
また、「こんな話もききたいな」というリクエストがありましたら、お申込時にお書き添えください。ご参加、お待ちしています!
【日 時】  2014年11月27日(木) 18:30-20:00 (開場18:00)
【場 所】  Amelie et K
東京都目黒区三田2-5-11 吉田ビル2階
■JR 恵比寿駅東口から
動く通路「恵比寿スカイウォーク」で恵比寿ガーデンプレイスへ。写真美術館前の三田橋を通り、目黒三田通りの信号を郵便局側に渡って、左折してすぐ。歯医者隣のビル2階。
(詳しくは下記)
http://www.eic.or.jp/event/?act=view&serial=32704&category=


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インディオ写真展:厳選120点 清水・慶大名誉教授、30年以上調査−−天神 /福岡

2014-10-31 | 先住民族関連
毎日新聞 2014年10月30日 地方版
 メキシコ南部のインディオ(先住民)の歴史を30年以上にわたり調査してきた慶応義塾大名誉教授、清水透さん(71)の写真展が中央区天神3のギャラリー天神アートフレンズで開かれている。入場無料、11月2日まで。
 清水さんは1979年にマヤ系先住民が暮らすチアパス州チャムーラ村を訪れて以来、村の人たちと信頼関係を築きながらオーラルヒストリー(口述記録)の方法で先住民から見たメキシコ現代史の著書を執筆してきた。
 撮影した写真は1万点に上り、会場には先住民の生活や祭り、自然の写真と清水さんのエッセーなど厳選した約120点が並ぶ。清水さんは「インディオの人たちは独自の文化を持っていて、自然との共生や、いい意味での『したたかさ』など学ぶべきことがたくさんある」と話す。11月1日午後2時から、ギャラリートークがある。問い合わせは、いっすいセミナーの近藤さん090・4991・0658。【山崎あずさ】
〔福岡都市圏版〕
http://mainichi.jp/feature/news/20141030ddlk40040445000c.html

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古代オリエント博物館で「秋の特別展」-アマゾン先住民の暮らし紹介

2014-10-31 | 先住民族関連
伊豆経済新聞-2014年10月30日
 池袋サンシャインシティ文化会館(豊島区東池袋3)7階の「古代オリエント博物館」(03-3989-3491)で現在、「アマゾン展-森に生きる人々と暮らし-」が開催されている。
 古代オリエントは、現在のエジプトや西アジア地方に当たる地域。同館は1978年にオープンし、日本の調査団が現地を発掘調査した結果を速報として写真や映像で紹介する「ミニ展示」を定期的に行う。年に2回、夏と秋には企画展を開いている。会場面積は約650平方メートル。
 同展では旧アマゾン民族館館長・山口吉彦さんがアマゾン川流域、ジャングルで集めたコレクションを展示。先住民・インディオたちと物々交換して手に入れたもので、狩猟の道具、楽器、祭具、アクセサリーなど。
 狩猟に使う矢は、先が骨や木でできたものなどさまざまで、獲物によって使い分ける。ジャガーなど大型の動物には竹、木を団子のように丸く削った矢じりでは鳥を生きたまま仕留めることができる。筒が2~3メートルある吹き矢の射程距離は30~40メートル。銃で撃つのとは異なり、命中して1羽が落ちても周りの鳥たちは逃げないという。
 アクセサリーは首飾りや腕輪などで、ワニの歯、ベッカリーの牙、「金属的な色」をした玉虫の羽で作ったものも。オセロット(ヤマネコ)の皮を使った肩かけなどのカバンは、「日本で使ってもおしゃれなデザイン」とも。
 山口さんは約40年アマゾンに通っては暮らし、現地の町で購入したガラスのビーズ、オノ、ハンモックなどを友人となったインディオたちと交換してきた。アマゾンの自然や人々について、「行くたびに新しい発見があり、尽きることのない泉。彼らの美的センスやコスモロジー(宇宙観)にはすごいものがある。そうした文化が地球上からなくなっていくのは悲しいことだが、存在するので、目を向けてほしい」と話す。
 開館時間は、10時~17時(入館は閉館の30分前まで)。入館料は、一般=800円、大学生・高校生=600円、小中学生=400円(同展開催中の料金)。11月24日まで。
http://ikebukuro.keizai.biz/headline/1130/

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菅江真澄と噴火湾(5)

2014-10-31 | アイヌ民族関連
朝日新聞 2014年10月29日
■祈りに満ちた霊山への旅
 有珠山ロープウエー(壮瞥町)で有珠山に登ってみた。ものの数分で山頂駅に到着。北側の眼下には洞爺湖の水面が広がり、外輪山の遊歩道を歩けばやがて、1977(昭和52)年に大噴火した銀沼大火口から水蒸気が上がるさまが見えた。南西面では、噴火湾に突き出る伊達のアルトリ岬が印象的だ。
 1792(寛政4)年の夏(新暦で7月末)、蝦夷地に4年あまり滞在中だった歌人菅江真澄は、ふたりのアイヌと2匹の犬に導かれて、霊山であるこの山に有珠(伊達市)から登っている。もっとも現在と山容はずいぶんちがっていて、いま火口原にある大有珠、小有珠、オガリ山などを真澄は見ていないし、もちろんこの時代、となりの昭和新山も存在していない。
 アイヌにとって有珠山は、畏怖(いふ)の対象で自ら登ることはなかったという。真澄はどうしても登りたいと、案内を願ったのだろう。その思いの元には、彼の100年以上前に全国を行脚しながら木仏を彫りつづけた円空がいる。
 有珠山は1663(寛文3)年に、鳴動が庄内(山形県)まで響いたという大噴火を起こした。円空はそのわずか3年後にこの山まで足を伸ばしていた。一帯はまだ火山灰におおわれ、火山活動の跡が生々しかったはずだ。真澄が有珠で5体見た円空仏はこのとき彫られたものだ。
 その四半世紀ほど前には、噴火湾対岸の駒ケ岳が大噴火していた。山容をすっかり変えてしまった山体崩壊による大津波が有珠湾にも押し寄せ、数百人の犠牲が出ている。さらにこの17世紀中ごろから18世紀は寒冷化が進み、蝦夷地はいまよりも寒かった。円空にしろそのあとの真澄にしろ、彼らの旅は、人智の及ばない山河への鎮撫(ちんぶ)や、おびただしい死者への祈りに満ちたものだった。
 真澄の紀行「えぞのてぶり」の魅力は、挿絵にもある。有珠山の節ではアイヌコタンと運上屋(松前藩の交易所)、善光寺の観音堂などが配され、さらにその奥にさかんに煙を噴き上げる有珠山が描かれている。また山頂をとらえたものでは、ピークに立つ真澄の一行らしき4人が秀麗な羊蹄山を遠望している。
 彼らがどんなルートで登ったのか、紀行は詳しく語らない。真澄が「うす」の文字を織り込んで詠んだ歌から、山頂で幣(ぬさ)をたむけたことがわかるばかりだ。これはアイヌ式のイナウだったのだろうか。
(文・谷口雅春 写真・露口啓二)
◇「菅江真澄と噴火湾」は今回で終わります。
http://www.asahi.com/area/hokkaido/articles/MTW20141029011260001.html

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