佐賀新聞 2014年10月19日 11時09分
北海道の先住民であるアイヌの文化を知ってもらおうと18日、鳥栖市の九州龍谷短大で公開講座があった。アイヌ民族の4人が講師として訪れ、言語や食事、信仰などを紹介。参加者は同じ日本に生きる他文化に触れ、理解を深めた。
短大の学生と一般合わせて約200人が参加した。えりも岬に近い北海道浦河町出身で、東京アイヌ協会名誉会長の浦川治造さん(76)が講演し、食文化体験もあった。
試食したのは「カムイチェップオハウ」(サケと野菜、昆布を煮込み塩で味付けした汁物)、「コンブシト」(砂糖で甘く煮た昆布をまぶした団子)、「メンクルアマム」(きび飯)の3品。浦川さんがサケを解体する一幕もあり、「サケは捨てるところがなく、皮は靴や服の材料にする」と紹介した。同短大人間コミュニティ学科2年の新宮桃子さん(21)と根角香南さん(20)は「同じ日本なのに全然知らない世界のように感じた。一方で、アイヌ語由来の言葉など自分たちの日常になっている部分もあり、興味深かった」と感想を述べた。
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10105/116294
北海道の先住民であるアイヌの文化を知ってもらおうと18日、鳥栖市の九州龍谷短大で公開講座があった。アイヌ民族の4人が講師として訪れ、言語や食事、信仰などを紹介。参加者は同じ日本に生きる他文化に触れ、理解を深めた。
短大の学生と一般合わせて約200人が参加した。えりも岬に近い北海道浦河町出身で、東京アイヌ協会名誉会長の浦川治造さん(76)が講演し、食文化体験もあった。
試食したのは「カムイチェップオハウ」(サケと野菜、昆布を煮込み塩で味付けした汁物)、「コンブシト」(砂糖で甘く煮た昆布をまぶした団子)、「メンクルアマム」(きび飯)の3品。浦川さんがサケを解体する一幕もあり、「サケは捨てるところがなく、皮は靴や服の材料にする」と紹介した。同短大人間コミュニティ学科2年の新宮桃子さん(21)と根角香南さん(20)は「同じ日本なのに全然知らない世界のように感じた。一方で、アイヌ語由来の言葉など自分たちの日常になっている部分もあり、興味深かった」と感想を述べた。
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10105/116294