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先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

アイヌ民族4人言語や食事紹介 龍谷短大で公開講座

2014-10-20 | アイヌ民族関連
佐賀新聞 2014年10月19日 11時09分
 北海道の先住民であるアイヌの文化を知ってもらおうと18日、鳥栖市の九州龍谷短大で公開講座があった。アイヌ民族の4人が講師として訪れ、言語や食事、信仰などを紹介。参加者は同じ日本に生きる他文化に触れ、理解を深めた。
 短大の学生と一般合わせて約200人が参加した。えりも岬に近い北海道浦河町出身で、東京アイヌ協会名誉会長の浦川治造さん(76)が講演し、食文化体験もあった。
 試食したのは「カムイチェップオハウ」(サケと野菜、昆布を煮込み塩で味付けした汁物)、「コンブシト」(砂糖で甘く煮た昆布をまぶした団子)、「メンクルアマム」(きび飯)の3品。浦川さんがサケを解体する一幕もあり、「サケは捨てるところがなく、皮は靴や服の材料にする」と紹介した。同短大人間コミュニティ学科2年の新宮桃子さん(21)と根角香南さん(20)は「同じ日本なのに全然知らない世界のように感じた。一方で、アイヌ語由来の言葉など自分たちの日常になっている部分もあり、興味深かった」と感想を述べた。
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10105/116294

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道東アイヌ民族の写真集完成/中標津

2014-10-20 | アイヌ民族関連
釧路新聞  2014年10月19日
 独特の文様、凜としたたたずまい、誇りに満ちたまなざしの数々―。道東アイヌの人々を撮り続けている中標津町在住の写真家前沢卓(たか)さん(67)の写真集「アイヌ民族 命と誇り」が完成した。アイヌ文化や歴史、風習と真摯に向き合い、レンズ越しに思いを通じ合わせてきた30余年。深い感謝と、形にできた喜びをかみしめながらも「健康な限り、今後も写していきたい」と、早くも次作への意欲をのぞかせている。
http://www.news-kushiro.jp/news/20141019/201410192.html


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(天声人語)「摩周ブルー」の懸念

2014-10-20 | アイヌ民族関連
朝日新聞2014年10月19日05時00分
 絵や詩のテーマに、あるいは流行歌の一節に、湖水は定番ともいえる存在だ。日本にかぎらず、湖は旅情と詩情をかきたてて人を誘う▼「湖にはただならぬモノがいるのではないか。そんなふうに人の心を乱す魔力がある」と野外派の作家、椎名誠さんが本紙で語っていた。そうした代表格ともいえる北海道の摩周湖を、アイヌ語でカムイ・トーと呼ぶ。「神の湖」の意味だ▼その名にふさわしい紺碧(こんぺき)の湖水、名高い「摩周ブルー」に懸念ありと、先日の記事が伝えていた。かつて世界一だった透明度が今は半分ほどに落ちている。カメラを沈めると、降る雪のような浮遊物が深部まで漂っていたという▼温暖化のせいか、近年は湖面が全面結氷しない年がしばしばある。それが湖中の水の循環に変化をおよぼし、ひいては透明度にも影響を与える。そんな原因想定もできるそうだ。つまりは極めて繊細な環境のもとで、美しい湖は存在している▼海や川、そして湖を、詩人まど・みちおさんが「地球に置かれた鏡」にたとえていた。なぜ鏡かというと、山や雲、太陽や星たちも自分の顔を見たくなることがあるから。白雲をくっきり映す摩周湖の写真を見れば、楽しい想像のたしかさに脱帽するほかない▼世界を見回せば、ロシアのバイカル湖は、廃液などの汚染に歯止めがかからない。中央アジアのアラル海は取水の影響で無残に干上がった。各地から湖の泣き声が様々に聞こえてくる。人間の文明が、湖面という鏡に映されている。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11409719.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_DA3S11409719

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