メガブラジル-2016/11/07
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/38/57/1328be6b0675d6922e4d362feddef443_s.jpg)
リゾート地として名高いブラジル、バイーア州のイタカレを舞台にしたフランス産ドタバタコメディ映画「世界の果てまでヒャッハー!(原題「Babysitting 2」)」が11月、日本で公開される。
現在はサーフィンの名所としても知られるイタカレ市は、同州の大西洋岸海岸の中ほどに位置する街。同市の観光サイトITACARE.COMによるとイタカレの語源は先住民族の言語で、「丸い石」、または「美しい石」を意味する言葉とのこと。近隣には先住民部族の居住区もある。
またカカオの名産地でもあり、ブラジルを代表するオーガニック・チョコレート・ブランド「アマ(AMMA)」もこの地域でカカオ農園や施設を運営している。
この映画はフランスのコメディ映画「Babysitting」シリーズの2作目「Babysitting 2」。第一作「Babysitting」(2004年)は、出版社の重役のベビーシッターをする羽目になった漫画家志望の主人公フランクが、友人仲間の想像をはるかに超えたバカっぷりのため、次々と思いもよらない珍事に巻き込まれるというドタバタコメディだった。
この「Babysitting」シリーズの最大の特徴は、「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」や「パラノーマル・アクティビティ」シリーズなどホラー映画でおなじみの、リアルな恐怖を体験させてくれるPOV方式の手法をドタバタコメディに持ちこんでいる点。あまりにバカ過ぎてすでに怖いキョーレツ体験の数々を、観客も手持ちビデオ映像で体験させられるという、ハラハラドキドキ・コメディだ。
「Babysitting 2」も、メインキャストは前作とほぼ同じ。人気漫画家となったフランクは、恋人ソニアの親族や仲間とともに、ソニアの父親がブラジルで経営するエコツーリズム・ホテルへバカンスにやってくる。フランクは、実はこの旅行の間にソニアにプロポーズをしようと計画していたが、次から次へと起こる珍騒動でそれどころではなくなっていく…。
もちろん映画の本筋(?)というかメインイベントは、当然フランクとソニアの恋の行方ではなく、この恋の障害にもなってしまうドタバタ。フランクたち一行は、仲間の一人アレックスが次々とこれでもかと引き起こす想像をはるかに超えたバカっぷりのため、時には命すら危険にさらされるハメに合う。
ところで、出版社の重役の子どもを預かるストーリーだった第一作のタイトルが「Babysitting」なのは当然として、なぜこのパート2が「babysitting 2」なのかといえば…(次ページへつづく)。
今回フランク一行は冒険ツアーの間、赤ん坊ではないが、足腰も弱っているソニアのおばあちゃんのお守りをさせられるのだ。
POV方式を交えて紹介されるドタバタ劇が繰り広げられる舞台が、ブラジルが誇る大西洋岸森林(マットアトランチカ)の大自然が残るイタカレ。観客は、滝あり、大渓谷あり、深い洞穴ありのイタカレの雄大な大自然ならではの環境の中で、赤ちゃんではなくおばあちゃんと共に、前作を超えたスケールのびっくりドッキリ体験を味わうことになる。
ロケ地は、イタカレ市のピトゥーバ通り、タボキーナにあるカショエイラス・ド・フーモ(フーモ滝)、ぺドラ・ダ・アドレナリーア(アドレナリン岩)、プライーニャにあるコンシャ・ビーチ、 黒人系住民の居住区ジョアン・ホドリゲスなど。
「世界の果てまでヒャッハー!」は11月19日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国公開。配給はアルバトロス・フィルム。
予告編はこちら。https://youtu.be/l6rK23kmn_c
(文/麻生雅人、写真/© AXEL FILMS – MADAME FILMS – M6 FILMS – CINEFRANCE 1888)
http://megabrasil.jp/20161106_32382/
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リゾート地として名高いブラジル、バイーア州のイタカレを舞台にしたフランス産ドタバタコメディ映画「世界の果てまでヒャッハー!(原題「Babysitting 2」)」が11月、日本で公開される。
現在はサーフィンの名所としても知られるイタカレ市は、同州の大西洋岸海岸の中ほどに位置する街。同市の観光サイトITACARE.COMによるとイタカレの語源は先住民族の言語で、「丸い石」、または「美しい石」を意味する言葉とのこと。近隣には先住民部族の居住区もある。
またカカオの名産地でもあり、ブラジルを代表するオーガニック・チョコレート・ブランド「アマ(AMMA)」もこの地域でカカオ農園や施設を運営している。
この映画はフランスのコメディ映画「Babysitting」シリーズの2作目「Babysitting 2」。第一作「Babysitting」(2004年)は、出版社の重役のベビーシッターをする羽目になった漫画家志望の主人公フランクが、友人仲間の想像をはるかに超えたバカっぷりのため、次々と思いもよらない珍事に巻き込まれるというドタバタコメディだった。
この「Babysitting」シリーズの最大の特徴は、「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」や「パラノーマル・アクティビティ」シリーズなどホラー映画でおなじみの、リアルな恐怖を体験させてくれるPOV方式の手法をドタバタコメディに持ちこんでいる点。あまりにバカ過ぎてすでに怖いキョーレツ体験の数々を、観客も手持ちビデオ映像で体験させられるという、ハラハラドキドキ・コメディだ。
「Babysitting 2」も、メインキャストは前作とほぼ同じ。人気漫画家となったフランクは、恋人ソニアの親族や仲間とともに、ソニアの父親がブラジルで経営するエコツーリズム・ホテルへバカンスにやってくる。フランクは、実はこの旅行の間にソニアにプロポーズをしようと計画していたが、次から次へと起こる珍騒動でそれどころではなくなっていく…。
もちろん映画の本筋(?)というかメインイベントは、当然フランクとソニアの恋の行方ではなく、この恋の障害にもなってしまうドタバタ。フランクたち一行は、仲間の一人アレックスが次々とこれでもかと引き起こす想像をはるかに超えたバカっぷりのため、時には命すら危険にさらされるハメに合う。
ところで、出版社の重役の子どもを預かるストーリーだった第一作のタイトルが「Babysitting」なのは当然として、なぜこのパート2が「babysitting 2」なのかといえば…(次ページへつづく)。
今回フランク一行は冒険ツアーの間、赤ん坊ではないが、足腰も弱っているソニアのおばあちゃんのお守りをさせられるのだ。
POV方式を交えて紹介されるドタバタ劇が繰り広げられる舞台が、ブラジルが誇る大西洋岸森林(マットアトランチカ)の大自然が残るイタカレ。観客は、滝あり、大渓谷あり、深い洞穴ありのイタカレの雄大な大自然ならではの環境の中で、赤ちゃんではなくおばあちゃんと共に、前作を超えたスケールのびっくりドッキリ体験を味わうことになる。
ロケ地は、イタカレ市のピトゥーバ通り、タボキーナにあるカショエイラス・ド・フーモ(フーモ滝)、ぺドラ・ダ・アドレナリーア(アドレナリン岩)、プライーニャにあるコンシャ・ビーチ、 黒人系住民の居住区ジョアン・ホドリゲスなど。
「世界の果てまでヒャッハー!」は11月19日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国公開。配給はアルバトロス・フィルム。
予告編はこちら。https://youtu.be/l6rK23kmn_c
(文/麻生雅人、写真/© AXEL FILMS – MADAME FILMS – M6 FILMS – CINEFRANCE 1888)
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