高橋毅 会員限定記事
北海道新聞 2025年1月30日 4:00
プロウインドオーケストラ北海道の(左から)大隅雅人、佐藤悠光、清川大介と事務局を担う石川ももさん=14日、札幌市(小松巧撮影)
道内出身の若手奏者らで構成する吹奏楽団「プロウインドオーケストラ北海道」が3月22日、札幌市教育文化会館で初の演奏会を行う。道内ではプロの吹奏楽団は珍しい。代表を務める札幌大谷大学教授の大隅雅人は「北海道は吹奏楽人口が多い。音楽文化を盛り上げられたら」と話す。
プロの吹奏楽団は全国では東京佼成ウインドオーケストラ、シエナ・ウインド・オーケストラなどがあり、道内では札幌管楽ゾリステンが活動している。
ウインドオーケストラ北海道は2024年12月に発足し、道内出身・在住のメンバー50人ほどで構成。いずれも道内外のオーケストラなどで演奏した経験がある20歳代中盤から30歳代中盤が主力だ。
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3月22日の演奏会は午後2時から。ホルストの「吹奏楽のための第一組曲」といった吹奏楽の定番曲のほか、福島弘和の「アイヌ民謡『イヨマンテ』の主題による変奏曲」なども演奏。当日、会場では楽器体験コーナーや楽器の展示ブースも設け、実際に楽器に触れ、音を出してもらう。大隅は「音が出ても出なくても、少しでも楽器に興味を持ってもらえれば」と期待する。
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