NHK 02月02日 14時52分
雪のグラウンドでラグビーの試合を行う「津軽雪上ラグビー大会」が青森県弘前市で開かれ、先月完成したばかりの弘前版の戦いの舞「ハカ」がお披露目されました。
この大会は、冬にもラグビーを楽しんでもらおうと、「弘前ラグビーフットボール協会」が毎年開いています。
弘前市のグラウンドには、県内外からおよそ200人が集まり、開会式では、地元のラグビーチームに所属する選手たちが弘前版の戦いの舞「ハカ」を披露しました。
ハカは、ニュージーランドの先住民族マオリの踊りで、ラグビーのニュージーランド代表のオールブラックスが試合前に踊ることで知られています。
弘前版の「ハカ」は、ニュージーランドのハカ制作者に依頼して先月完成したもので、タイトルは「弘前の人々」を意味する「弘前タンガッタ」、歌詞は岩木山のもとに暮らす弘前市民をたたえる内容になっているということです。
選手たちが、ハカを元気な声と力強い身ぶりで踊りきると、会場から拍手が送られました。
このあと試合が行われ、選手たちは雪をものともせず、力いっぱいプレーしていました。
ハカを踊った小学生は「緊張したけど、楽しかった。試合に勝てるように楽しめるように思いを込めました」と話していました。
ハカの制作を依頼したチーム「弘前サクラオーバルズ」のキャプテンの片岡瑞帆さんは「これからハカを受け継いでいきたい。弘前市民にもどんどん広がっていってほしい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20250202/6080024775.html