アイヌ民族差別 26％見聞き 道民意識調査 道が公表

金子文太郎 会員限定記事

北海道新聞2024年11月20日 19:36(11月20日 23:21更新)

　北海道が公表した道民意識調査結果で、交流サイト（SNS）の書き込みなどを含むアイヌ民族への差別や偏見について、回答した道民の26.9％が「直接見聞きしたことがある」と答えた。道が同調査でアイヌ民族について尋ねるのは、記録が残る1965年以降初めて。（関連記事꾞面）

　アイヌ民族に対しても道は昨年度調査を行っており、回答者の3割が差別を経験したと回答している。民族差別が根強く残る状況が改めて浮き彫りになった。

　アイヌ民族への差別の背景や原因について複数回答で聞いたところ、「固定的なイメージなどの偏見や先入観」が57.8％、「歴史的・社会的背景への無理解」が52.9％、「アイヌ文化への無理解」が50.5％だった。一方、「差別はないと思う」との答えは10.3％あった。・・・・・・

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1090667/