先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

北海道白老町に内定=アイヌ交流施設

2010-12-18 | アイヌ民族関連
(jiji.com 2010/12/17-16:54)

 アイヌ政策推進会議(座長・仙谷由人官房長官)の作業部会は17日、都内で会合を開き、アイヌ文化の伝承と他民族との交流拠点施設の建設候補地として北海道白老町を内定した。推進会議で来春にも正式に決定する。
 部会は、道内の札幌市や旭川市、苫小牧市などと比較した結果、白老町の自然環境や交通アクセス、アイヌ文化の振興活動などを評価した。今後、具体的な施設の在り方について検討を進める。
 民族交流のための施設は、2008年6月のアイヌ民族を先住民族とする国会決議を受け、政策推進会議の前身となる「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会」が設置を提唱していた。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010121700706

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【白老】アイヌ民族共生の空間を白老町に整備

2010-12-18 | アイヌ民族関連
(苫小牧民報 2010年 12/17)

 政府のアイヌ政策推進会議(座長・仙谷由人官房長官)作業部会は17日、「アイヌ民族共生の象徴空間」の整備地を、白老町に内定した。
 民族共生の象徴空間は、アイヌ文化の伝承施設や周囲の山・川・海を文化体験の場、アイヌ民族の遺骨を納める慰霊施設の建設などが検討されており、総事業費は100億円規模とされる。
 来年春に開かれる推進会議の全体会で正式に決定する見通し。
 道アイヌ協会は今年、アイヌ政策推進会議に候補地として「白老・苫小牧」を推薦していた。
http://www.tomamin.co.jp/2010s/s10121703.html

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「共生空間」白老に 政府のアイヌ政策会議 事業費100億円超

2010-12-18 | アイヌ民族関連
<北海道新聞12月17日夕刊掲載> 

政府の「アイヌ政策推進会議」(座長・仙谷由人内閣官房長官)は17日、「民族共生の象徴となる空間」の整備に向けた作業部会を東京都内で開き、「共生空間」を胆振管内白老町に設置することを決めた。総事業費は100億円超とされる。設置時期は未定。
 共生空間は白老町や苫小牧、釧路など道内8カ所が候補地に挙がっていた。
 大規模な公園を想定しており、各地の大学に保管されているアイヌ民族の遺骨を納める慰霊施設、民族の歴史や文化に関する教育・研究・展示施設などの整備を検討する。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/264997.html

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企画展:花巻ゆかりの6人展 史料としても価値--萬鉄五郎記念美術館 /岩手

2010-12-18 | アイヌ民族関連
(毎日新聞 2010年12月17日 地方版)

 ◇アイヌ民族生活誌活写の屏風絵など
 花巻市にゆかりのある作家6人を紹介する企画展「花巻市アートコレクション展」が同市東和町の萬鉄五郎記念美術館で開かれている。11年1月30日まで。
 明治から平成まで活躍した近代美術家・萬鉄五郎、画家の平澤屏山(びょうざん)、寺島貞志、松本竣介、池田次男、写真家・内村皓一の油絵や水彩画、写真など同市所蔵の136点を展示した。平澤の「蝦夷風俗十二ケ月屏風(びょうぶ)(3月・4月)」は、1872(明治5)年ごろ、北海道を訪れ、アイヌ民族の生活を月ごと(旧暦)に描いたもの。3月は海辺で海藻を拾い集めている様子、4月は集めた海藻を鍋で煮る様子が描かれ、当時のアイヌ民族の生活がわかる貴重な芸術作品だ。
 同館の平澤広学芸員は「知られていない作家もいるので、新しい発見や感動を味わってほしい」と話す。午前8時半~午後5時。毎週月曜、年末年始休館。問い合わせ同館(電話0198・42・4405)。【安藤いく子】
http://mainichi.jp/area/iwate/news/20101217ddlk03040039000c.html

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アムネスティ・フィルム・フェスティバル2011~映画で語り、考える世界の出来事~

2010-12-18 | アイヌ民族関連
 (朝日新聞2010年12月17日)
 2011年1月29、30日に、「アムネスティ・フィルム・フェスティバル2011」が開催されます。
「映画を通して、世界で、あるいは日本で起きている問題をもっと伝えることができないか」――― そんな思いでスタートしたアムネスティ・フィルム・フェスティバルも、3回目を迎えます。今回は、デンマーク、スイス、イラク、トルコ、イギリス、米国、そして日本から、劇場未公開作を含む8作品を選びました。
◆人びとが「選別」される日常を見つめる『要塞』
 『要塞(ようさい)』(1月29日上映)は、難民申請者の一時受け入れ施設の日常を追ったスイスのドキュメンタリーです。受け入れ施設には、紛争、当局からの脅迫や弾圧、貧困など、さまざまな理由で故国を離れ、安全に生きる場所を求めて流れ着いた人びとと、彼・彼女らをスイスに受け入れるかどうかを検討する職員がいます。
 監視された生活とはいえ、施設内では調理をしたり宗教的な礼拝をする部屋があったり、クリスマスのパーティーが開かれたりと、さまざまな収容されている人たちに対する人道的な配慮があります。また、施設の所長が申請者たちに請われ、会議を断って一緒に礼拝に参加する様子など、難民申請者と職員との人間的な交流に心打たれます。
 しかし、職員は最終的に難民としてスイスに受け入れるかどうかを決めるために、彼・彼女らを厳しい目で「選別」していきます。フェルナン・メルガル監督は、受け入れ施設を『高度に戦略的な場』と表現しました。そして、排外主義的な政策を推し進める現在のスイスへの懸念を隠しません。
 スイスではこの数年の間に、移民や難民申請者に対する厳しい法律が可決されています。2006年9月、外国人政策をより厳しくするための難民法の改正案に関する国民投票が実施され、国民の68%が改正案に賛成しました。これによって、身分証明書を保持していない人びとからの難民申請手続きを拒否し、強制的に出国させることが可能になり、自費で弁護士を依頼することができない人に対しても国選弁護人がつかないこととなりました。また2009年6月には、非正規移民や認定を却下された難民申請者との結婚を禁じる民法改正案が可決されました。
 メルガル監督は、こうした一連の流れは外国人に対する嫌悪(ゼノフォビア)キャンペーンが展開された結果だと言います。「この国で他者への恐怖を駆り立てたものが何なのか、保護区だったこの地区を難攻不落の要塞に変えてしまったものが何なのかを理解したかった」と、監督は自らに問いかけています(山形国際ドキュメンタリー映画祭2009公式カタログより)。
 これは、今日の日本においても通じる問いかけではないでしょうか。1月29日には、『要塞』の上映とあわせて、日本の難民制度の現状を考えるトークイベントも予定しています。
 その他、イラク北部で米軍の攻撃によって家族を失った少女が自爆攻撃への道に入り込んでいく『闇への一歩』(1月29日)、‘おじちゃん’から‘おばちゃん’になったビル/バルバラに会う日を前に、とまどいながらも理解しようと大人たちに問いかける姪っ子3人の姿をユーモラスに描く『何でも聞いてみよう』(1月30日)、そして、首都圏で暮らしながら、アイヌ民族であり続けようとする人びとを追ったドキュメンタリー『TOKYOアイヌ』(1月30日)など、様々な角度から人権を考え、人間らしく生きるということを問いかける作品をそろえました。
 映画を通して考えてみませんか? 今、世界で何が起きているのかを――。
★☆★ アムネスティ・フィルム・フェスティバル2011★☆★ 
【日時】2011年1月29日(土)、30日(日) 開場10時30分/開映11時
【会場】ヤクルトホール(東京都港区東新橋1-1-19 ヤクルト本社ビル)
【前売り券】2日券:4000円(学生3500円)、1日券:2800円(学生2300円)、
     当日券:3000円(学生2500円)
【当日券】 一般3,000円/学生2,500円
●前売り券の受付は2011年1月19日まで(郵便払込の当日消印有効)
●前売り・当日券ともに数に限りがありますので、売切れの際はご了承ください。
詳細はアムネスティ・フィルム・フェスティバル公式サイト 
http://www.amnesty.or.jp/?aff 

【上映スケジュール】
◎2011年1月29日(土)
11:00 「ビルマVJ 消された革命」
12:25  休憩
13:30 「朝鮮の子」
14:30 「要塞」
16:35  トークイベント:「日本にも難民はいるんですか?」
スピーカー:渡邉彰悟さん(弁護士・全国難民弁護団連絡会事務局長)
マリップ・センブーさん(ビルマ難民/カチン民族機構日本事務局長)
17:15 「闇への一歩」(19:05終了予定)
◎2011年1月30日(日)
11:00 「BOY A」
12:47  休憩
13:50 「ハーヴェイ・ミルク」
15:45 「何でも聞いてみよう」
16:30  イベント:こころを揺らすアイヌ語の響き~ウポポ(歌)とカムイユカラを聴く
弓野恵子さん(東京アイヌ協会副会長)
ムックリの演奏とカムイユカラ(アイヌの神謡)の一節より
島田あけみさん(アイヌウタリ連絡会事務局)
アイヌ ネノアン アイヌ(人間らしい人間) (作詞・作曲 鷲谷サト/補筆 萱野茂)
17:10 「TOKYOアイヌ」(19:06終了予定)
【主催・問い合わせ】アムネスティ・インターナショナル日本
TEL 03-3518-6777 FAX 03-3518-6778 E-mail film@amnesty.or.jp

■■アムネスティについて■■  
アムネスティは、人権侵害に対する調査と、独立した政策提言と、ボランティアによる市民の力に基づいて活動する国際的な人権団体です。すべての人が「世界人権宣言」や、国際法に定められた人権を享受できる世界の実現をめざしています。 

===1 Clickアクション===
1 Clickアクションは、ウェブサイト上で簡単に参加できるアクションです。人権侵害の起きている国や地域の当局者に対して、状況の改善を要請します。詳細は、こちら。

===メールマガジン===
アムネスティ発表ニュース、イベント案内などを毎週ご紹介しています。購読は無料です。お申し込みはこちら。
http://archive.mag2.com/0000209623/index.html

http://www.asahi.com/international/shien/TKY201012170177.html

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神奈川21世紀の会:秋山・横浜税関長、先住民族政策を解説 /神奈川

2010-12-18 | アイヌ民族関連
(毎日新聞 2010年12月17日 地方版)

 ◇「アイヌ総合室長」歴任
 異業種交流を通じて地域発展を目指す「神奈川21世紀の会」(毎日新聞社主催)の第69回神奈川部会講演会が16日、横浜市開港記念会館(同市中区)であり、秋山和美・横浜税関長(55)が「我が国における先住民族(アイヌ民族)政策について」と題し講演した。
 秋山税関長は08年から2年間、内閣官房でアイヌ総合政策室長を務めている。冒頭、「担当を離れた今でも、皆さんにできるだけアイヌの人々を知っていただきたい」と訴えた。アイヌの人々の歴史や政策の変化を説明し、「08年に官房長官が『先住民族』と認めたことは画期的だった」と指摘。現在の政策が文化振興と生活向上の2本柱になっていることについて、「文化を守るためには、生活を安定させなくてはいけない」と解説した。
 今年始動したアイヌ政策推進会議では、▽民族共生の空間となる自然公園などの設立準備▽北海道外でのアイヌの生活実態調査--が進められていることを説明。教科書にアイヌの記述を増やすよう出版社に依頼した経緯に触れ、「少数の人々に特別な施策をするからには、国民の理解が必要」と語った。
 秋山税関長は78年旧大蔵省入省。造幣局東京支局長、名古屋国税局長などを経て10年7月から現職。【高橋直純】
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20101217ddlk14040205000c.html

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12月16日付 よみうり寸評

2010-12-17 | アイヌ民族関連
(読売新聞 2010年12月16日13時58分)
 〈われ幻の魚を見たり〉――ヒメマスを十和田湖に移殖した和井内貞行の物語はかつて教科書にも、映画にもなって知る人も多い◆ヒメマスに似た陸封魚だが「絶滅種」で秋田県田沢湖原産のクニマスが山梨県の西湖で見つかった。と聞いて〈われ幻の魚を…〉の物語を思い出した◆ヒメマスの日本での原産地は北海道の阿寒湖など。アイヌ語でカパチェッポ。明治時代に支笏湖などを経て日本各地に移殖された。中でも和井内貞行は不屈の努力で成功、初期の孵化(ふか)、育成が困難だったため〈幻の魚〉の名を残した◆が、幻の度合いなら、今回のクニマスが上だろう。何しろ最後の生息確認から62年。環境省のレッドリストで絶滅種に指定された魚の再発見は初めてだ◆原産地田沢湖では1940年ごろ、発電などのための導水工事で酸性水が入り、クニマスは死滅した。その5年前に卵が西湖に移送された記録がある◆クニマスは遠く西湖に種を残していた。その末裔(まつえい)の発見だ。長く絶滅と思われていた幻の種の復活を喜ぶ。

http://www.yomiuri.co.jp/editorial/column2/news/20101216-OYT1T00621.htm

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マーク・トウェイン:自伝、没後100年に初の完全版--米でベストセラー

2010-12-16 | 先住民族関連
(毎日新聞 2010年12月16日 東京朝刊)
 ◇「怒れる反逆者の素顔」見え
 ユーモアにあふれた冒険小説で知られる米作家の没後100年となる今年、『マーク・トウェイン自伝』完全版(全3巻)の第1巻が米カリフォルニア大学プレスから出版された。トウェインが最晩年の4年間に口述したものだが、「出版は100年待て」と言い残し、これまで全体が世に出ることはなかった。帝国主義や同時代人への辛辣(しんらつ)な批判も含まれ、「怒れる反逆者の素顔をのぞける」と評判だ。【佐藤由紀】
 トウェインの死後、「自伝」は遺著管理人の手で1924、40、59年に出版されたが、いずれも部分的なものだった。しかも、不適切とみたところを削除したり、年代順に並べ替えるなど、大幅に手を加えている。次女クララ(62年死去)が父のクリーンなイメージを守ろうとしたため、ともいわれる。ちくま文庫の『マーク・トウェイン自伝』(勝浦吉雄訳)は59年版を原本にしている。
 一方、完全版は3巻合わせて約2000ページとなる予定。トウェインが06年1月から09年12月まで口述し、自身で手を入れた最終稿を全文収録する。11月15日刊行の第1巻だけで736ページあり、06年1~3月の口述部分に詳細な注釈、多数の写真、図版を加えた。第2、3巻は2013年までに刊行する予定だ。
 「自伝の生原稿はこれまでも研究者に公開され、驚くべき新事実はあまり期待できないかもしれません。ただ、研究者はそれぞれの関心事項にスポットを当てただけで、全体像は明らかになっていなかった」とマーク・トウェイン・ペイパーズ・アンド・プロジェクト(MTPP)のロバート・ハースト編集主幹。「本人が生前に望んだ形の無修正版が出るのは、今回が初めてです。全体の半分は未発表原稿で、トウェインが何をどう考えていたか、読者は肉声を聞くことができる」と語る。
 トウェインは「ゆりかごから墓場まで」風の年代順の自伝を嫌い、「思うがままに語り、途中で止め、また戻る」というスタイルを貫いた。幼少時代の思い出を語った翌日、大人になってからの夕食会で起きたいざこざに触れ、次は朝刊に掲載された時事問題を論じる。このように時間も話題も自由に行き来した。自由連想方式こそ「最も適した自伝の書き方」と友人らに自慢していたという。
 死後100年の縛りをかけた理由の一つは、戦争、奴隷制、宗教、人種問題など、当時のタブーに鋭く切り込んだから、といわれる。フィリピンへ侵攻した米軍が先住民を虐殺したことを批判して、米兵士を「制服を着た暗殺者」と呼んだりしていた。完全版ではこうした部分に加え、新しもの好きのトウェインが「無線で遠くの人と会話ができる録音装置つきの通信装置」に投資したこと(08年)など、とっぴすぎると削除された記述も復活させる。
 第1巻は5万部発行の予定だったが、発売前から注文が殺到して増刷。30万部がたちまち売り切れ、書店では品切れ状態が続いているという。『ニューヨーク・タイムズ』紙の最新のベストセラーリスト(ノンフィクション部門)でも、ブッシュ前大統領の回想録に次いで2位に入るなど、人気のほどを示した。ハードカバー(34・95ドル)のほかに電子書籍版もある。
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 ◇マーク・トウェイン・ペイパーズ・アンド・プロジェクト(MTPP)
 米カリフォルニア大学バークリー校バンクロフト図書館に設けられたマーク・トウェインに関する世界最大の資料管理・研究機関。自伝の原稿をはじめ、遺族が寄付した膨大な生原稿、書簡、ノートなどを管理するほか、新資料の発掘、分析を続けている。同機関の編集出版部門マーク・トウェイン・プロジェクトが自伝の完全版を編集した。自伝はホームページ(www.marktwainproject.org)でも無料公開されている。
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 ■人物略歴
 ◇マーク・トウェイン(Mark Twain)
 1835年11月30日、米ミズーリ州生まれ。植字工、蒸気船の水先案内人、新聞記者などを経て、作家になった。『トム・ソーヤーの冒険』『ハックルベリー・フィンの冒険』など、多数の著作を発表。1910年4月21日、コネティカット州の自宅で死去。

http://mainichi.jp/enta/art/news/20101216ddm014040143000c.html

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【白老】中学校いらっしゃい 職業学習に豊富なメニュー

2010-12-16 | アイヌ民族関連
(苫小牧民報 2010年 12/15)
 白老町と白老観光協会は、札幌圏の中学校を対象にした職業体験学習プランを企画し、2011年度から売り込みを本格化させる。農業、自然から文化、観光、環境まで豊富な体験メニューを売り物に、観光活性化につなげたい考えだ。
 中学校の宿泊研修が、見学から体験型へ変わりつつあるという。これを受けて町は、6月に札幌発寒中の生徒約70人が職業体験したことをきっかけに、本格的な受け入れの態勢づくりに着手した。体験先として自然ガイドや障害者授産施設、バイオマス燃料化施設「ecoリサイクルセンターしらおい」、シイタケ園、白老牛農家、陶芸教室、ホテル、仙台藩白老元陣屋資料館、アイヌ民族博物館が名乗りを上げている。
 体験は2時間以内、定員7~30人規模とし、受け入れ先が企画する。白老牛農家は、牛舎の清掃や牛への餌やり、ホテル(虎杖浜温泉の4カ所)は、宿泊客の出迎えや配膳、風呂掃除などを手伝ってもらう。アイヌ民族博物館は展示解説、アイヌ古式舞踊の踊り手の仕事もある。ecoリサイクルセンターしらおいでは、ごみを燃料に再生する最先端技術を学ぶほか、施設の点検体験を用意した。
 町と観光協会は、働く人へのインタビューや体験のタイムスケジュールをまとめた資料を2011年3月までに1000部発行。札幌市内100カ所の中学校へ配布する。登別温泉とも連携し、宿泊と一体になった売り込みを図る考えだ。
 JTB北海道(札幌市)の教育旅行センターは「ここまで多くの産業が参加する職業体験は珍しい。学校側も内容重視で選ぶ傾向にあるので、(白老は)魅力的に感じるのでは」と話している。

http://www.tomamin.co.jp/2010s/s10121502.html

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■ うま味凝縮された室蘭産サケの「山づけ」完成

2010-12-16 | アイヌ民族関連
【室蘭民報 2010年12月15日(水)朝刊】
 室蘭で水揚げされたサケの「山づけ」が完成し14日、舟見町の作業場で仕分け作業が行われた。アイヌの保存食として知られる伝統の味。18日から室蘭漁協事務所で販売される。
 雄ザケを使い八雲の水産加工場で委託製造している。粗塩で2度付けし余分な水分を落とした後、2週間ほど屋外で寒風干し、うま味を凝縮した。
 今季のサケ漁は金額ベースで前年比7割を切り不漁だったが、「銀ピカ」の魚体を厳選して加工に回し、400本限定で製造した。
 塩焼き、三平汁、ザンギ、マリネと楽しみ方は多彩。大きさは2・2キロ~3・2キロまで4種類あり、価格は3千~4100円。化粧箱は別売り300円。
 販売初日の18日は土曜日のため午前中の取り扱い、平日は午前9時から午後5時まで。詳細は室蘭漁協、電話0143・24局3331番へ。
(鞠子理人)

http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2010/12/15/20101215m_02.html

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アイヌ語で魂の賛美歌 ジャズ歌手・熊谷たみ子さん

2010-12-14 | アイヌ民族関連
(東京新聞 2010年12月12日)

ジャズ歌手の熊谷たみ子さん(58)=横浜市青葉区=が賛美歌「アメイジング・グレイス」を歌うとき、カムイ(アイヌ語で神)への祈りになる。大腸がんで「余命一年」と告げられたのは昨年四月。病と闘う日々の中で、初めて向き合った“アイヌ民族の生き方”を力強く歌い続ける。 (中山洋子)
【こちらは記事の前文です】
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2010121202000071.html

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アイヌの人々 初の全国調査へ

2010-12-14 | アイヌ民族関連
(NHKニュース 12月11日 21時43分)

政府は、全国に暮らすアイヌの人々への生活支援策を盛り込んだ新しい法律の制定を見据えて、北海道以外に暮らす人々を対象にした、生活状況や民族意識に関する初めての全国規模での聞き取り調査を行うことになりました。
アイヌの人々を巡っては、北海道や国が道内の人々に対して生活面などの支援を行っていますが、北海道以外のほかの都府県に暮らす人々については、支援が届いていないことが課題となっています。こうしたなか政府は、北海道以外に暮らすアイヌの人々にも支援を行うためには、実情を把握することが必要だとして、初めての全国規模での聞き取り調査を行うことになりました。対象となるのは、明治時代以降に北海道から別の地域に移り住んだアイヌの人々とその子孫のうち、先月までの事前調査で把握された15歳以上のおよそ300人で、▽学歴や職業、それに年収といった生活状況のほか、▽アイヌ民族としての誇りをどのように感じているかや、アイヌ民族であることで差別されたかどうかなど、民族意識に関する調査も行われる予定です。調査結果は今年度中にまとめられ、政府は、全国に暮らすアイヌの人々への生活支援策を盛り込んだ新しい法律の制定を見据えて、政策を検討することにしています。
http://www.nhk.or.jp/news/html/20101211/t10015792701000.html

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横浜で道外初のアイヌ文化展 白老の民族博物館

2010-12-14 | アイヌ民族関連
(北海道新聞 12/11 08:49)

 アイヌ文化を広く知ってもらおうと、胆振管内白老町のアイヌ民族博物館は10日、横浜市南区の市南公会堂で移動博物館「アイヌミュージアムフェアin横浜」を開いた。
 フェアは昨年から始まり、札幌や函館など道内2市1町で開かれたが、道外は初めて。同館には例年、横浜を含む神奈川県内から高校生ら4千人近くが訪れ、来年5月には横浜・蒔田(まいた)中が横浜市立中としては初めて北海道を修学旅行し、同館にも立ち寄るため横浜で開くことにした。
 フェアでは伝統楽器ムックリ(口琴)の製作・演奏とアイヌ文様の刺しゅう体験、民族の歴史・文化についての講話が行われた。伝統儀式のカムイノミや、昨年9月に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されたアイヌ古式舞踊も披露された。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/culture/264064.html

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■ ムックリ面白い―室蘭・地球岬小児童がアイヌ文化学ぶ

2010-12-14 | アイヌ民族関連
【室蘭民報 2010年12月10日(金)夕刊】

 室蘭市地球岬小学校(冨樫生志校長)の4年生34人が9日、同校でアイヌ文化に触れた。伝統楽器ムックリの演奏に挑戦した児童は「面白い」「難しい」と夢中になっていた。
 総合的な学習の時間の一環。北海道アイヌ協会登別支部の上武やす子副支部長ら4人が訪れ、アイヌ語地名や精神文化、神話の紙芝居、民族衣装、ムックリなどを紹介した。
 板状の竹でできたムックリは、口に当て、結ばれた糸を引っ張って音を出す。口の開け方や呼吸などによって音が変化する。上武副支部長らは独特の演奏技法のコツを伝えた。
 児童は感覚がうまくつかめずに悪戦苦闘したが、中にはマスターした子も。澁谷緒美さんは「ビョンビョンという音がして面白い」と上手に鳴らしていた。
(成田真梨子)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2010/12/10/20101210e_01.html

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■ 伊達・善光寺の宝物館に収蔵品搬入、来年4月に開館

2010-12-14 | アイヌ民族関連
【室蘭民報 2010年12月10日(金)朝刊】

 伊達市有珠町にある蝦夷(えぞ)三官寺の一つ、善光寺(木立大忍住職)で8日、市噴火湾文化研究所に一時保管していた同寺所有の文化財など200点余りが、境内に新築した「宝物館」へ搬入された。同館は来年4月末開館の予定。
 境内には以前、市が設置した収蔵施設があったが、空調設備がなく、文化財を傷める恐れがあり、同寺が新たな施設の建て替えに着手。国と市の補助、檀家(だんか)の浄財により今年3月、同館が完成した。
 この日は、同研究所の職員や檀家ら約30人が作業した。念仏にアイヌ語を併記した「版木」や、昨年修復された約180年前の掛け軸など、国の重要文化財62点のほか、道指定文化財の円空作「観音菩薩像」、鎌倉時代の「釈迦如来大仏」、徳川幕府から贈られた一切経経典などが慎重に運び込まれ、来春の開館に備えた。
 同館は、鉄筋コンクリート平屋建て約200平方メートル。展示室と収蔵庫は、温・湿度を管理する空調を完備。防犯、防火対策も徹底されている。完成後、湿気や臭気抜きが行われていたが、このほど室内環境が安定したことから、収蔵品を搬入した。
(菅原啓)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2010/12/10/20101210m_06.html

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