先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

アイヌ語で魂の賛美歌 ジャズ歌手・熊谷たみ子さん

2010-12-14 | アイヌ民族関連
(東京新聞 2010年12月12日)

ジャズ歌手の熊谷たみ子さん(58)=横浜市青葉区=が賛美歌「アメイジング・グレイス」を歌うとき、カムイ(アイヌ語で神)への祈りになる。大腸がんで「余命一年」と告げられたのは昨年四月。病と闘う日々の中で、初めて向き合った“アイヌ民族の生き方”を力強く歌い続ける。 (中山洋子)
【こちらは記事の前文です】
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2010121202000071.html

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アイヌの人々 初の全国調査へ

2010-12-14 | アイヌ民族関連
(NHKニュース 12月11日 21時43分)

政府は、全国に暮らすアイヌの人々への生活支援策を盛り込んだ新しい法律の制定を見据えて、北海道以外に暮らす人々を対象にした、生活状況や民族意識に関する初めての全国規模での聞き取り調査を行うことになりました。
アイヌの人々を巡っては、北海道や国が道内の人々に対して生活面などの支援を行っていますが、北海道以外のほかの都府県に暮らす人々については、支援が届いていないことが課題となっています。こうしたなか政府は、北海道以外に暮らすアイヌの人々にも支援を行うためには、実情を把握することが必要だとして、初めての全国規模での聞き取り調査を行うことになりました。対象となるのは、明治時代以降に北海道から別の地域に移り住んだアイヌの人々とその子孫のうち、先月までの事前調査で把握された15歳以上のおよそ300人で、▽学歴や職業、それに年収といった生活状況のほか、▽アイヌ民族としての誇りをどのように感じているかや、アイヌ民族であることで差別されたかどうかなど、民族意識に関する調査も行われる予定です。調査結果は今年度中にまとめられ、政府は、全国に暮らすアイヌの人々への生活支援策を盛り込んだ新しい法律の制定を見据えて、政策を検討することにしています。
http://www.nhk.or.jp/news/html/20101211/t10015792701000.html

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横浜で道外初のアイヌ文化展 白老の民族博物館

2010-12-14 | アイヌ民族関連
(北海道新聞 12/11 08:49)

 アイヌ文化を広く知ってもらおうと、胆振管内白老町のアイヌ民族博物館は10日、横浜市南区の市南公会堂で移動博物館「アイヌミュージアムフェアin横浜」を開いた。
 フェアは昨年から始まり、札幌や函館など道内2市1町で開かれたが、道外は初めて。同館には例年、横浜を含む神奈川県内から高校生ら4千人近くが訪れ、来年5月には横浜・蒔田(まいた)中が横浜市立中としては初めて北海道を修学旅行し、同館にも立ち寄るため横浜で開くことにした。
 フェアでは伝統楽器ムックリ(口琴)の製作・演奏とアイヌ文様の刺しゅう体験、民族の歴史・文化についての講話が行われた。伝統儀式のカムイノミや、昨年9月に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されたアイヌ古式舞踊も披露された。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/culture/264064.html

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■ ムックリ面白い―室蘭・地球岬小児童がアイヌ文化学ぶ

2010-12-14 | アイヌ民族関連
【室蘭民報 2010年12月10日(金)夕刊】

 室蘭市地球岬小学校(冨樫生志校長)の4年生34人が9日、同校でアイヌ文化に触れた。伝統楽器ムックリの演奏に挑戦した児童は「面白い」「難しい」と夢中になっていた。
 総合的な学習の時間の一環。北海道アイヌ協会登別支部の上武やす子副支部長ら4人が訪れ、アイヌ語地名や精神文化、神話の紙芝居、民族衣装、ムックリなどを紹介した。
 板状の竹でできたムックリは、口に当て、結ばれた糸を引っ張って音を出す。口の開け方や呼吸などによって音が変化する。上武副支部長らは独特の演奏技法のコツを伝えた。
 児童は感覚がうまくつかめずに悪戦苦闘したが、中にはマスターした子も。澁谷緒美さんは「ビョンビョンという音がして面白い」と上手に鳴らしていた。
(成田真梨子)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2010/12/10/20101210e_01.html

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■ 伊達・善光寺の宝物館に収蔵品搬入、来年4月に開館

2010-12-14 | アイヌ民族関連
【室蘭民報 2010年12月10日(金)朝刊】

 伊達市有珠町にある蝦夷(えぞ)三官寺の一つ、善光寺(木立大忍住職)で8日、市噴火湾文化研究所に一時保管していた同寺所有の文化財など200点余りが、境内に新築した「宝物館」へ搬入された。同館は来年4月末開館の予定。
 境内には以前、市が設置した収蔵施設があったが、空調設備がなく、文化財を傷める恐れがあり、同寺が新たな施設の建て替えに着手。国と市の補助、檀家(だんか)の浄財により今年3月、同館が完成した。
 この日は、同研究所の職員や檀家ら約30人が作業した。念仏にアイヌ語を併記した「版木」や、昨年修復された約180年前の掛け軸など、国の重要文化財62点のほか、道指定文化財の円空作「観音菩薩像」、鎌倉時代の「釈迦如来大仏」、徳川幕府から贈られた一切経経典などが慎重に運び込まれ、来春の開館に備えた。
 同館は、鉄筋コンクリート平屋建て約200平方メートル。展示室と収蔵庫は、温・湿度を管理する空調を完備。防犯、防火対策も徹底されている。完成後、湿気や臭気抜きが行われていたが、このほど室内環境が安定したことから、収蔵品を搬入した。
(菅原啓)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2010/12/10/20101210m_06.html

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■ 豊浦町教委がカムイチャシ史跡のミニチュアを作製

2010-12-14 | アイヌ民族関連
【室蘭民報 2010年12月10日(金)朝刊】

 豊浦町教育委員会は、礼文華にある町文化財・カムイチャシ史跡のミニチュア模型を作った。11日に中央公民館で開く公民館まつりでお披露目する。
 カムイチャシとはアイヌ語で「神の・砦(とりで)」の意味で、大岸と礼文華のほぼ中間に位置する海岸線に突き出た小さな岬。海上30メートルの断崖に囲まれ、祭場や見張り台としての役割を担っていたと考えられている。
 このほど文化庁の文化審議会が、アイヌ民族の文化的背景と結び付く名所的・学術的価値の高い景勝地群「ピリカノカ」への追加を答申。町教委が国指定名勝の“内定”を記念し、臨時職員で町郷土史研究会員の福田茂夫さんに作製を依頼していた。
 スケールは600分の1。航空写真などの資料を参考に発泡スチロールや廃材、紙粘土、枝などを使って精巧に仕上げられており、福田さんは「上空からのぞいたカムイチャシを再現したかった。ぜひ実際に足を運んでもらいたい」と期待している。
 公民館まつりでは、同模型が豊浦歴史探訪コーナーで60点余りの資料とともに展示されるほか、午前10時から絵本の読み聞かせ、科学実験教室、工作体験、活ホタテ即売会などが行われる。
(菅原啓)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2010/12/10/20101210m_07.html

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【浦河】愛称は「沙流ユーカラ街道」 日高町の国道237号

2010-12-14 | アイヌ民族関連
(苫小牧民報 2010年 12/9)

日高町富川―宮下の国道237号の愛称が「沙流ユーカラ街道」に決まった。名付け親は、苫小牧市の高石富生さん(51)。愛称は公募し、日高地域国道愛称活性化会議(委員長・酒井芳秀新ひだか町長)が選んだ。
国道235号(優駿浪漫街道)と274号(石勝樹海ロード)を結ぶ日高、平取両町にまたがる約60キロ。アイヌ文化を育む沙流川や初夏の新緑、秋の紅葉など自然豊かな景観を楽しむことができる。
 名称を、10月から募集し、279点の応募があった。事前投票と愛称活性化会議幹事会で9点まで絞り込み、8日に浦河町で開いた会議で、「沙流ユーカラ街道」を選んだ。
 愛称活性化会議は、沙流ユーカラ街道のロゴマークも作る。こちらも公募することにしている。
http://www.tomamin.co.jp/2010s/s10120903.html

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■ 白老でアイヌ文化フェス、名誉町民高橋氏の記念講演も

2010-12-14 | アイヌ民族関連
【室蘭民報 2010年12月9日(木)朝刊】

 アイヌ文化の普及を狙いにした「アイヌ文化フェスティバル」が23日、白老町中央公民館で開かれる。アイヌ民族への医療活動に尽力し、白老町第一号の名誉町民となった高橋房次医師(1882~1960)の没後50周年記念として、講演や展示が行われる。子ども向けの人形劇、古式舞踊など多彩なプログラムが用意されている。入場は無料。
 主催はアイヌ文化振興・研究推進機構、同実行委員会。講演の講師はノンフィクション作家、川嶋康男さん(札幌市)。演題は「人間高橋房次の魅力を語る―『いのちのしずく』を書いたわけ」。展示は、室蘭出身の写真家、故掛川源一郎氏による房次の表情や家族の写真二十数点を中心に、直筆の論文、所蔵の文献など。
 子どもたちにアイヌ文化に触れてもらおうと人形劇を上演する。札幌市こどもの劇場やまびこ座による「金のひしゃく銀のひしゃく」。
 ステージ部門はこのほか、伝統儀式カムイノミ、アイヌ民族博物館や白老民族芸能保存会などによる古式舞踊、伝統工芸品が当たる抽選会が行われる。
 講堂前のホールでは、「コタンのシュバイツアー高橋房次展」のほか、白老で上演した演劇「房次物語」のビデオ放映、伝統工芸品の展示・実演、伝統的生活空間(イオル)再生事業紹介、知里幸恵に関するパネル展など。来場者全員にアイヌの伝統楽器ムックリがプレゼントされる。
(富士雄志)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2010/12/09/20101209m_08.html

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干したサケののれん 白老で保存食「サッチェプ」づくり

2010-12-14 | アイヌ民族関連
(朝日新聞 2010年12月9日)

 白老町のアイヌ民族博物館で、サケの伝統的な保存食「サッチェプ」づくりが始まっている。寒さと共にサケの身が熟成され、うまみが増すという。同博物館の冬の風物詩となっており、干したサケの前で写真に納まる観光客の姿があった。
 白老沖で捕獲されたサケを塩漬けして水で塩ぬきし、2匹の尾をひもで結びつり下げる。ヨモギの枝で腹部を広げ、丸太にぶら下げて2月下旬ごろまで寒風にさらすという。その後、アイヌ民族の伝統の家「チセ」の天井につるし、いろりの煙で薫製に。5月上旬ごろにできあがる。
 「サッチェプ」はアイヌ語で干し魚の意味。酒のつまみやお茶漬けにしたり、チャーハンの具にしたりしてもおいしく、同博物館のおみやげ品としても人気があるという。
http://mytown.asahi.com/areanews/hokkaido/HOK201012080006.html

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文化座:沖縄戦描いた公演・代表の佐々木愛 少数派の視点で心の結びつき表現

2010-12-14 | アイヌ民族関連
(毎日新聞 2010年12月8日 東京夕刊)

 アイヌと沖縄の視点から戦争を描く「銀の滴降る降るまわりに-首里1945-」(杉浦久幸作、黒岩亮演出)を劇団文化座が10~23日、東京・池袋の東京芸術劇場小ホール2で上演する。劇団代表で女優の佐々木愛は「マイノリティーであるアイヌと沖縄の青年の心の結びつきを描きたい」と話す。
 1944年、日本軍に徴用され兵舎兼炊事所となっている首里郊外の与那城家で、炊事班の富田(梅田崇)はアイヌであることから差別され、同じく徴用された沖縄出身の中里(春稀貴裕)といがみ合う。そんななか米軍が上陸し、炊事兵たちも緊張感に包まれる。
 「貫いているテーマは命の重さは同じだということ」と佐々木。戦争と日本人にこだわり、沖縄を何度か舞台で取り上げてきた劇団ならではの視点だ。
 戦時下に劇団を創設した佐佐木隆、鈴木光枝を両親に持つ。45年6月、旧満州(現中国東北部)に渡って巡演した劇団は8月に終戦を迎え、その後1年間、抑留生活を送る。戦争体験が「世の中の時流におもねらない」劇団の芯を作り上げたという。「父は『新しいものはあした古くなる』と言っていた。足元を見つめる大切さを教えられました」
 問い合わせは03・3828・2216へ。【濱田元子】
http://mainichi.jp/enta/geinou/news/20101208dde012200050000c.html

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