【室蘭民報 2010年12月10日(金)朝刊】
豊浦町教育委員会は、礼文華にある町文化財・カムイチャシ史跡のミニチュア模型を作った。11日に中央公民館で開く公民館まつりでお披露目する。
カムイチャシとはアイヌ語で「神の・砦(とりで)」の意味で、大岸と礼文華のほぼ中間に位置する海岸線に突き出た小さな岬。海上30メートルの断崖に囲まれ、祭場や見張り台としての役割を担っていたと考えられている。
このほど文化庁の文化審議会が、アイヌ民族の文化的背景と結び付く名所的・学術的価値の高い景勝地群「ピリカノカ」への追加を答申。町教委が国指定名勝の“内定”を記念し、臨時職員で町郷土史研究会員の福田茂夫さんに作製を依頼していた。
スケールは600分の1。航空写真などの資料を参考に発泡スチロールや廃材、紙粘土、枝などを使って精巧に仕上げられており、福田さんは「上空からのぞいたカムイチャシを再現したかった。ぜひ実際に足を運んでもらいたい」と期待している。
公民館まつりでは、同模型が豊浦歴史探訪コーナーで60点余りの資料とともに展示されるほか、午前10時から絵本の読み聞かせ、科学実験教室、工作体験、活ホタテ即売会などが行われる。
(菅原啓)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2010/12/10/20101210m_07.html
豊浦町教育委員会は、礼文華にある町文化財・カムイチャシ史跡のミニチュア模型を作った。11日に中央公民館で開く公民館まつりでお披露目する。
カムイチャシとはアイヌ語で「神の・砦(とりで)」の意味で、大岸と礼文華のほぼ中間に位置する海岸線に突き出た小さな岬。海上30メートルの断崖に囲まれ、祭場や見張り台としての役割を担っていたと考えられている。
このほど文化庁の文化審議会が、アイヌ民族の文化的背景と結び付く名所的・学術的価値の高い景勝地群「ピリカノカ」への追加を答申。町教委が国指定名勝の“内定”を記念し、臨時職員で町郷土史研究会員の福田茂夫さんに作製を依頼していた。
スケールは600分の1。航空写真などの資料を参考に発泡スチロールや廃材、紙粘土、枝などを使って精巧に仕上げられており、福田さんは「上空からのぞいたカムイチャシを再現したかった。ぜひ実際に足を運んでもらいたい」と期待している。
公民館まつりでは、同模型が豊浦歴史探訪コーナーで60点余りの資料とともに展示されるほか、午前10時から絵本の読み聞かせ、科学実験教室、工作体験、活ホタテ即売会などが行われる。
(菅原啓)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2010/12/10/20101210m_07.html