赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

岡本順さん絵本

2011-05-14 08:00:04 | 日記
『わらいボール』などでごいっしょした、画家の岡本順さんが、新作絵本を送ってくださりました。
『きつね、きつね、きつねがとおる』 文・伊藤遊 です。

これは、読み聞かせにはあまりてきしません。じっくり見て、味わえる絵本だと思いました。
岡本さんの絵が細部にまで神経が行き届いてすごい!
 きつねのしぐさが、自然で、実際に岡本さんは見たことがあるのではないかと思うほど。女の子、男の子のちょっとしたしぐさから、感情が読み取れます。パターンにはめこんだような人の表情ではありません。

画家さんの中には、じっさい見て、写真をとったりして書くという方もいられます。
岡本さんは、頭の中で作品のイメージをふくらませて、自分のものにして、書かれるタイプのようです。伊藤遊の文であっても、岡本順の作品になっています。
どうぞ、この繊細な絵の世界をお楽しみください。

今日は土曜日。今週はとてもあわたたしい一週間でした。
しめくくりの今日は、柳家家禄(やなぎやかろく)の落語を聞きにいきます。
人間国宝 小さんの孫にあたる家禄、今回は創作落語に挑戦だそうです。