最近読んでおもしろかった本を紹介。
『いいたいことがあります』魚住直子
おかあさんに不満をもちつつ、面とむかっていえない小六少女の気持ちがていねいにかかれています。
それにしても魚住直子の文章はうまい。読んでいてとても気持ちがいいです。自分の子ども時代、この本を読みたかったと思いました。おかあさんにどうむかっていっていいかわかります。
まだ、子育て中の母親のときも読みたかったです。それは子どもの気持ちを思いだすためです。子どもという、だれかの世話のもとでなければ暮らせない状況をの中のもやもやをきれいな文章で伝えてくれて、読んでいてすっきりします。
これは売れているそうですよ。
『あさって町のフミオくん』
表紙とタイトルがおもしろくて手にとりました。ナンセンスが4編。あさって町に小三のフミオくんのまわりでは、おかしなことがおこります。耳にタコができる話がシュールで楽しい。最後の終わり方も……。