赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

母の引っ越しで断捨離を決意

2018-04-17 08:51:57 | その他
今日はちょっと自分のことを。
日曜日、母が施設に行くため、引っ越しをしました。施設といっても、高齢者サービス付き住宅というもので、出入りは自由。賃貸にちょっとしたサービスがつくものです。平均年令も84才と若め。←これでも若いです。

認知症と母はたたかっているのですが、買いもの好きの母は同じものを何度も買ってしまいます。引っ越しもいくつも同じものをもっていきます。いろいろ忘れてしまうけど、自我は健在! かってに動かさないでと怒る気力も十分。いうこともコロコロ変わり、それもそのつど、本気でいってるので、対処に困ります。結局わたしがイライラし、怒ったことを落ち込みといういつものサイクル。母もいきおいよく怒ったったぶん、落ち込みます。心はやっかい。母のような自我が強い人は、やすらかには年はとっていけないようです。

でも、夜中に具合が悪いと電話がかかってくることも多くなっていたので、わたしはとてもほっとしました。電話でビクンが少なくなる気がします。母の決断に感謝です。

引っ越しですが、一人ぐらしの間に増えた荷物はとても多く、物を増やしてはいけないのだと、しみじみ思いました。年をとればとるほど、捨てるのがむずかしい。捨てることは、エネルギーがいります。だから、気力があるうちにやっておかないと。

母の引っ越しで、母がどれだけがんばってきたかもわかりました。漢字の練習帳があったり、脳トレをしていたり、健康にむけた本があったり。でも、いろいろボケていく母ですが、今でも本を読むことが好き。船戸与一さんの本を読んだりしています。長編でびっくり。何日もかけて少しずつ読むのだとか。本の筋は忘れないのかと?なのですが、読んでいるようです。

「生まれかわった気持ちで、新しいところで生きていくわ。心配しないで!」わたしのことを考えて、そんな風に話してくれる母。せつない気持ちでいっぱいになりました。また、自分の老後はどうなるだろうと、頭をよぎります。母を見ることは、自分の未来を予想することです。だから、子育てとは違う重さがついてまわります。

とにかく、物は少し捨てよう。わたしの思い出も、子どもにとってはあまり価値を感じないのかもしれません。物に価値を置かないように。そんなことを思いました。

娘が結婚で出て行き、母も引っ越しをし、わたしのまわりで家族が少しずつ変化していっています。


うちのプランター花。園のお散歩の子が「きれい」といってくれるのがうれしい。



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