9月29日に火星周回機MRO(Mars Reconnaissance Orbiter)搭載のHiRISEが火星に接近中のISON彗星を捉えました。
*この時の火星との距離は、約1,280万km(800万マイル)
次の観測は、10月1日と2日に行われたようです。(まだ、発表されていませんね)
*この時の火星との距離は、約1,120km(700万マイル)
現在のISONの位置は、火星の近くなので太陽から約2.41億kmです。
ISONは、11月29日4時9分(日本時間)に近日点を通過します。
この前後にISONは、最高に明るくなり、マイナス等級に達すると予想されています。
*この時の太陽との距離は、116万km以内
12月27日頃地球に最も接近します。
現在は、日の出前の東の低空に火星と一緒に見ることが出来るようです。
11月後半には、明るさが増して双眼鏡で見つけることが出来、運がよければ肉眼で見れる可能性もあるそうです。
逆に、地球接近の頃は、近日点の頃のほど明るさは期待できないとのことです。
*以上、国立天文台の記事からの引用です。 http://www.nao.ac.jp/astro/sky/2013/ison.html
また、速報性では、AstroArts「アイソン彗星」特設サイトも充実しています。
ISONは、回帰しない彗星なので、観測は、今回が一度きりのチャンスです。
12月末から1月末までは、周極星となって一晩中北の空で見ることが出来るそうですので、寒くなりますが、頑張って観測したいものです。