火星への道

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モスクワにズブリン会長現る!

2013-10-30 12:22:45 | 火星協会

火星協会の会長Dr. Zubrinさんが、モスクワを5日間の予定で訪問しました。
目的は、「マーズダイレクト」を広めるため議論を交わすことです。 
下記の2箇所で行われました。
最初は、22日にthe Skolkovo Institute of Science & Technology, a private graduate research universityにて行われました。
(the Massachusetts Institute of Technologyと共同で設立された大学です。)
2番目は、23日にthe Moscow Aviation Instituteで行われました。
(航空宇宙技術に特化した世界有数のエンジニアリング学校の一つです。)
かなり反響があり、マスコミの取材も受けています。
詳しくは、ロシア語ですが、下記を参照して頂くとマーズダイレクトについてとモスクワでの反応がわかると思います。

http://mars-tefo.livejournal.com/54344.html  [火星ダイレクトスライド付き】
http://www.mk.ru/photo/social/7465-mars-v-quotkosmosequot.html?page=1&img_id=115624#写真
http://ria.ru/space/20131021/971495779.html
https://plus.google.com/photos/117177088164256678969/albums/5937538173498031169  [写真]

下記は、マーズダイレクトの概要です。

                  

下図は、行きの計画です。
LEOに約140tの宇宙船を打上げれば、火星地表面に20t-40tの物資を届けることが出来ます。
アポロ打上のサターンVの改良で可能です。
貨物ロケットと有人ロケットの2機を組み合わせてミッションの自由度を確保します。
先行して水素を積んだ貨物ロケットを火星へ送り込み、そこで帰還用の燃料製造と酸素や水を製造して、それが確保されてから有人ロケットと2機目の貨物ロケットが出発すると言うシナリオです。
貨物ロケットが帰還用ロケットとなります。有人ロケットは、ハブとして火星での居住施設となります。

下図は、有人ロケットが火星へ着陸したところです。
ハブは、ツナ缶方式で縦型となります。
マーズダイレクトは、初期のミッションとして計画されているので、重機を使用しないで居住可能な設備として利用できるように考えられています。

下図は、燃料と水と酸素を作る計画です。現地調達方式です。

マーズダイレクトの詳細は、下記の本が基本的文献となっています。

マーズ・ダイレクト―NASA火星移住計画

ロバート ズブリン
徳間書店
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