「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

変幻自在のスピーカー

2022年07月23日 | オーディオ談義

昨日(22日)早朝のこと、いきなりパソコンが不調になってしまった。立ち上げの画像は出るのだが、そのうち画像が暗くなって消えてしまう。

思いもかけない不調に弱ったなあ・・、しかもまったく打つ手なし。

朝食後にクルマで40分ほどの同じ型番のパソコンを持っているMさん(大分市)宅に持ち込んだところ、何とパソコン自体ではなく「電源コード」の故障が判明した。

とりあえず(コードを)Mさんから借りることにして一件落着。比較的簡単な故障で済んで良かったが、生活に密着したパソコンが動かないとまるで手足をもがれたような感じになる。日課のようになっているブログも投稿できないしね~(笑)。

閑話休題

さて、このところのオーディオ記事といえば「AXIOM80」についての話ばかり。

またかとウンザリされそうだが今回もそれでいこう(笑)。

たった1枚のビニールで音が激変した「AXIOM80」(初期版)といってもおそらく信じてもらえないだろうが、実際にそうなのだから仕方がない。

けっしてオーヴァーではないつもりだけど、そうなるともう一組の「復刻版」をどうしようか。



左が「初期版」で右が「復刻版」。響きを良くするためにボックスを薄板(1.2~1.5cm)で作っている。ご覧のとおり粗削りだが市販の箱は「厚板」ばかりなのでどうしても余韻に乏しくて不満が溜まる。

ちなみに、オーディオはSPボックスの自作あるいは改良、さらには「古典管転がし」をしないと楽しさが半減すると思っている。

で、復刻版は箱が小さいし今さら聴く気も起らないので、ユニットだけ外して「スペアにしようかな」と、思ったが「まあ、ダメ元でチャレンジしてみようか」と、つい浮気心が沸き起こった(笑)。

ここでも「1枚のビニール」の登場となった。

後ろ側の板に「ARU」(背圧調整器)のつもりで開けた直径10cmほどの穴にビニールを被せてみた。



左右の箱に30分ぐらいで取り付け完了。

ただし、その後の実験によってこのビニールの広さで音がくるくる変わることを発見。もちろん、目いっぱい広い方が断然いい!



結局、次のような佇まいへ。





初期版のときと同じようにSPボックスの支えは「移動用滑車」を浮かせているが、これでかなり響きが違ってくる。

ワクワクドキドキしながら耳を傾けてみると、想像以上にスッキリ爽やかな音が出てきた!

「AXIOM80」がうまく鳴らないときはすぐにわかる。高音域が神経質になってキンキンした音が出てくるが、今回は微塵もその気配がない。

そして、初期版の方にはふっくらとした柔らかさが感じられたが、こちらは端正な佇まいのもと、響きがやや少ない分フォーカスがピタリと決まる感じで、こういう音も十分有りなんだよなあと思わず感じ入った。

それにSPボックスの下側の空間が空いているのが効果的のようで音がまとわりつかないという小さなボックスなりのメリットもあるようだ。

大きい箱が常にいいとは限らないし、オーディオにはプラスとマイナスの要素があって、いつも差引勘定で成り立っていることを痛感させられる。

オーディオはどうやら計算高い人間に向いているようですよ(笑)。

かくして、いつものように自画自賛になるが今回の「ダメ元でのチャレンジ」は大成功でした。スペアにしようなんてとんでもない考えだった!

変幻自在の顔を持つ「AXIOM80」を心から楽しもうと思ったら、やっぱり少なくとも2ペアは要りますね(笑)。



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