前回からの続きです。
実に久しぶりに ”痺れまくった” アリア「マリエッタの歌」(歌劇「死の都」)。
せっかく発掘した、こんな素敵な宝物を粗末に扱っては罰が当たるというものだろう(笑)。
というわけで、この曲目の再生に適したシステムの探求を試みた。
音楽あってこそのオーディオ、まさに「オーディオ冥利」に尽きようというもの。
はじめに聴いたのは「スーパー10+サブウーファー(D123)。
悪くはないんだけど、全体的にもっと透明感が欲しいなあ~。(後でわかるのだが責任はスーパー10にはなかった!)
そこで、思い切って「スーパー10」の代わりに「AXIOM80」(復刻版)を載せてみた。
余談になるが、先日、重たいアンプを持ち上げて右上腕部を痛めていたのだが、ようやく治りかけたと思ったら、この作業でまたもや再発~。ま、いっか(笑)。
それはさておき、こうやって聴いてみると「AXIOM80」のスピードに対して「サブウーファー」の遅れがやたらに目立つ。
おかしいな~、JBLのコーン型ユニットはコーン紙のカーブが浅いのでそれほどスピード感に引け目はないはずだが・・。
あっ、そうか・・。「D123」の背圧を逃がすバッフルの隙間が狭いのかもしれない!
そこで、思い切って箱の内部の「ARU」を取り払って、広くしてみた。これが取り払った「ARU」。
ご覧のとおり背圧の逃げ道が真ん中の隙間しかないが、これではちょっと狭すぎるんだよねえ。もちろん後知恵だが(笑)。
そして、その代わりとして背圧口に適当な板を取り付けてみた。
ほんとうは「背圧口」の大きさを決めるのは緻密な計算式があるのだが、高齢者には面倒くさくて、ひたすら試行錯誤の作業あるのみ(笑)。
これで随分良くなったが、まだ100%とまではいかず、この背圧口の塞ぎ方次第でいろいろ遊べそうだ。
次に試したのが、細かい穴が開いたカバー。その昔、この箱を手に入れたときに純正品として付属していたもの。
これで背圧口の全体をカバーすると、断然よくなった。音に目方があるとすれば、低音域に重量感が出てきたので当分はこれでいこう。
とはいうものの、システム全体に対してじっくり耳を澄ますと、どうもしっくりこない。
普通の音楽と違って相手が「オペラ」ともなると、JBLのユニットをサブウーファーに起用したのは「クロス70ヘルツ」(-6db/oct)とはいえ間違いだったかもしれない。
そして、次はいよいよ真打の「スーパー12(in ウェストミンスター)+175ドライバー」が満を持しての登場だ。
以下続く。
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