周知のとおりオーディオは様々な固有の役割を持った機器の一連の流れによって構成されているが、その中で音質の変化が一番大きいとされているのはスピーカーで、巷では最終的に音声信号を音に変換することから「変換系」と言われている。
いわば急所に当たる部分なので弄るのがメチャ楽しいが、その是非となると簡単ではなく3つの見解に分かれるようだ。
1 メーカーが総力を挙げて作ったスピーカーを一介の市井の徒、すなわち素人同然の人間が簡単に弄っていいのか、もっとメーカーを信頼しろ!
2 メーカーだって営利企業なんだから利益が目的のはず、必ずコストに妥協して手を抜いているところがある、その盲点を改善したいだけだ!
3 メーカーの製品といっても所詮は万人向けに作ったプレハブ住宅のようなものだ、自分好みに改造して何が悪い!
いわば1が圧倒的なメーカー信頼型、2が部分的な否定型、3が全否定型といえる。
もちろん、ブログ主がどれに属するかお分かりですよね(笑)。
で、そのスピーカーだが、本妻を後生大事に大切になさる方、あるいは手当たり次第に浮気するタイプと様々ですね。
我が家は後者に当たり、いつも出番を待っているスピーカーが6系統ある。それぞれに美点があってなかなか整理する気にはならず、つまり、本妻と5人の美女に取り囲まれてハーレム状態を楽しんでいるが、いつまで体力が持つことやらと、ちょっと心配(笑)。
大体、4~5日ほど楽しんでから次のスピ-カーにチェンジするわけだが、その順番となると、まったく行き当たりばったりでそのときの気分次第による~。器量を優先するか、スタイル優先か、気立て優先か・・。
で、現実論に入ると、昨日(9日)までは小振りの「JBL2ウェイ」だったが、その前はウェストミンスターを中心としたシステムだった。
グラマナスな図体に少々飽きたので、引き締まったスリムなボディにシフトしたいという思惑があったのかもしれない。
そして、現在は「AXIOM80」(復刻版)へと昨日(10日)変更した。これで「アウェイ」からようやく「ホームグランド」(本妻の元)へ戻った感じ~。
さすがに、フルレンジだけあってハーモニーが自然で実に美しい・・、やっぱりいいなあと、つい胸がキュンとなってウットリ~。
やっぱり、スピーカーは情感に訴えかけるところが無いとちょっと淋しいね。
アンプは「WE300Bシングル」(モノ×2台)で決まり、「AXIOM80」専用というか、フルレンジ専用である。このアンプを周波数帯域の一部分だけ使うのはもったい限りだからね~(笑)。
何度も繰り返すようだが、「WE300B」真空管を理想的な前段管「SP〇〇」(英国エジソンマツダ)で駆動している世界で唯一のアンプである。
金額に換算すると分かりやすいかもね・・、たとえば150万円で譲ってくれと言われてもダメ、200万円なら一晩考えて結論を出そう、かな。もちろん、10万でも買わんぞという人が居ても不思議ではないけどね(笑)。
あっ、そうそう最後にプリアンプにひと工夫加えたことを記載しておこう。
お気に入りのプリアンプだが、さらにもっと良くなってもらおうと「カップリング・コンデンンサー」の「ビタミンQ」に手持ちの「マイカコンデンサー」をパラってみたところ、確実に音に艶やかさが増した気がする。
何とか少しでも現状を打破したいという意欲の持ち主にはお薦めです。
エッ、こんな格好の悪いことはしたくないですって・・、その気持ち半分くらい分かります(笑)。
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