「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

「壺中の天地」を求めて

2024年12月20日 | オーディオ談義

先月(11月)27日付のブログ「AXIOM80で広がる交流の輪」で紹介させていただいた「H」さん。

「あなたのブログに触発されて大先輩にあたるお師匠さんを拝み倒してAIOM80を手に入れました」とのことだった。

この拙ブログがお役に立てたとしたらありがたいことです(笑)。



「それは良かったですね、一生付き合えるSPですよ。今後とも情報交換を続けましょうよ」と、素直に喜び合ったことだったが、爾来、今でも日毎に平均2通ぐらいはメールを交換している。

お互いに熱心な愛好家なので音楽からオーディオまで話題は尽きない。

そのうち、「AXIOM80」(以下「80」)への熱意が嵩じるあまり漢字化されたのには恐れ入った。

それは「AXIOM=安喜志音夢」

「安」はいつも安心して聴ける、「喜」はいつも喜んで聴ける、「志」はブログ主の名前が「隆志」なので、その一文字を使用、「音夢」はまさに夢のような音、というわけです。

発想が素晴らしい!(笑)

それはさておき、「80」の前までずっとHさんが愛用されてきたのはロジャース(英国)の「LS3/5A」スピーカーだそうである。

まだ実際に聴いたことはないけど、きっと英国製らしい優雅な音がするんだろうなあ・・と、想像していたところ、たまたまオークションに出品されていたのが目についた。

    

こういっては何だが何の変哲もない密閉型の小型スピーカーである。

ところが・・、スタート価格が「398,000」円なり~。

エ~ッ、「AXIOM80」(オリジナル)並みの価格に驚いてしまった。おそらく、このスピーカーの独特の音色に執着される方が多いのだろう。

Hさんによると「LS3/5A」に至った経緯は要約すればこうである。

「LS3/5Aを最初に知ったのは、トロンボーンを吹く友人がオーディオ店で買い(その前はダイナコ A25XS)、それを聴かせてもらってから私は沼にどっぷり~。

その後、小型SPにすっかりハマってしまい、ソナスファーベル ミニマを
手に入れましたが壊してしまい、とうとう同じ大きさのロジャースの3/5A (15Ω)をオークション、でポチして今日に続いています。
 
このSPのどこが良いかと言えば破綻が無く安心して聴けることです。イギリス(GB)BBCの規格品としてネットワークの緻密さは到底、素人が出来る物ではありません。密閉型なので英国の香りが箱の中に実際に籠っているはずです」

ということでした。現在は「80」と併用して楽しんでおられるご様子~。

おそらく「渋好みの通」といったところだろうか。

ふと、最近愛聴している「PL100」(英国モニター・オーディオ)にイメージが重なってしまった。これこそ現代版の「LS3/5A」ではないだろうか。



共通点を挙げてみると、

「同じ英国製」「図体が小型」「ウーファーの口径は10cm」「2ウェイ方式でクロスオーヴァーは3000ヘルツ前後」

そうか・・、モニター・オーディオ社が「LS3/5A」を模して作ったのが「PL100」だったのかもしれないなあ~。

ピンからキリまであるオーディオシステムだが、「壺中の天地」・・、その味わいを求めるのに小型スピーカーこそ相応しいものはないのかもしれませんね。

結局「80」と「PL100」の二つがあれば、「天下無双」といきたいところだが・・、やはりときどきは「ウェストミンスター」の重低音も聴きたいしねえ、やっぱり永久に成仏できそうにないです、ハイ(笑)。


 

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