「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

両雄並び立たず~いざ決戦~

2024年11月28日 | オーディオ談義

昨日(27日)の夕刻、小雨交じりの中をウォーキングしていたら空に虹が浮かんでました。まるで我が家のオーディオを祝福しているみたいなので思わずパチリ(笑)。



さて、「両雄」という言葉を聞くと、中国古代の「項羽」(こうう)と「劉邦」(りゅうほう)の対決を思い出す。紀元前205年前後に、武勇に優れた「項羽」と、情に篤い「劉邦」が覇権を争ったが最後は「劉邦」が勝って漢帝国の始祖となった古事。

「ペンは剣よりも強し」(東大合格者数で有名な高校の校是です)の一例と言えないこともないかな。

あの有名な「四面楚歌」(しめんそか)という言葉は、最後の決戦「垓下(がいか)の戦い」で項羽側が立てこもった城を劉邦側(楚の国)から取り囲まれて四方から広がる「楚歌」を聴かされ「周りは敵だらけ」だと敗北を悟る諺ですね。

で、当のブログ主の「四面楚歌」とは・・、「家人、金欠、持病、高齢化」でしょうかね(笑)。

高校時代の「漢文」の時間で、劉邦が事あるごとに部下の参謀に対して「如何(いかん)せん?」(どうしようか?)と、「丸投げ」していたのが妙に記憶に残っているが、いずれにしても、この両者は「両雄並び立たず」の典型的な事例として紹介されることが多い。

で、前々回のオーディオ記事で「両雄並び立つ・・」と、有頂天のあまり書いては見たものの、やはり「並び立たず」が常識なので「雌雄を決する」必要がありそうですね~(笑)。

つまりスピーカーでは「AXIOM80」の「オリジナル版」と「復刻版」の優劣を決める、そしてアンプでは「PP5/400シングル」と「WE300Bシングル」の戦いに決着をつけるとしよう。

こういうときは、思い入れの無い第三者の冷静な耳を活用するに限るのでオーディオ仲間の「Y」さんに「判事役」を務めてもらうのがいちばん(笑)。

25日(月)の午後1時ごろ連絡してみた。

「お昼ご飯は済みましたか?」「はい、たった今済ませたばかりです」「眠気覚ましに聴きに来ませんか? AXIOM80の復刻版を復活させたのでオリジナルとの聴き較べです、いかがでしょう」「ハイ、今から行きます」

「AXIOM80」(以下「80」)が大好きなYさんのことだから、一つ返事なのは予想どおりだった(笑)。

はじめに、「復刻版」の方を聴いてもらった。

ここで、システムの流れを忘れないように記載しておくと、

「CDトラポ」(CEC TL3 3.0:ベルトドライブ方式) → 「DAC」(dCS:エルガー プラス) → プリアンプ「12AU7×2」 → パワーアンプ「PP5/400シングル」

100ヘルツ以下の低音域は、CDトラポとDACは同一(DACのバランスアウトから変換ケーブルで繋ぐ)、プリアンプ「E80CC×2本」 → パワーアンプ「TRアンプ」 → スピーカー「ウェストミンスター」(改)

音楽ソースは「女性ボーカル」を主体に「スパニッシュ・ハーレム」ほか

「とてもいいですねえ~。鮮度といい、ハーモニーの自然さといいフルレンジじゃないと出せない音です、そして独特の透明感は80の独壇場ですね。」と、のっけから大好評。

ちなみに、Yさんは圧倒的なフルレンジ派である。

曰く「周波数帯域の主要な部分(およそ200~7000ヘルツ)にマグネットの違うユニットを混ぜ合わせるべきではないです、そもそも音色が違うんだから~。

また、コイルやコンデンサーを使うと音の鮮度が落ちます、さらに「チャンデバ」ともなると内部に音を不自然に加工する素子がいっぱい詰まっているので、それ以上に「××」です」

あくまでも個人的なご意見なので気にしないようにね(笑)。

20分ほど聴いてもらってから、スピーカーを「オリジナル」に変更した。いよいよ雌雄を決するときがやってきたようだ・・。

以下続く。



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