今日は朝から久し振りの青空が現れ まさに五月晴れ風も無くアンテナ修理には持って来いの日である。当局の7MHzの八木が今年の最初から調子が悪く時々SWRが2近くなったりバランが不良に成ったり動作が不安定であった。不良箇所は予測していたがエレメントを降ろすと成ると結構大変な作業、タワーは自立で高所作業だし家や立ち木の間にエレメントを軟着陸させるには少しテクニックを必要とする。
最初にタワーに上がり輻射器をはずし下に下ろす作業、輻射器エレメント長は14m有り7MHzのアンテナの上には430MHzの15エレのスタックと其の上には6mの7エレ八木が有る為、それらのアンテナを「掻い潜って」輻射器をタワーに平行にした常態で(エレメントは垂直常態)2組有るUボルトノ片方を外し其のUボルトをブームクランプに逆に取り付け其の部分に吊り下げようロープを結わえ落ちないように固定した後にもう一方のUボルトを外し滑車を通したロープを緩めゆっくりと家と立ち木に引っ掛からない様に降ろした。
私もタワーを降り逸る気持ちを抑え予測したトラップ部分を分解してみると予測どうりトラップの外装(アルミの筒)のエレメントに接続するビス部が錆により接触不良常態であった。(多分動作的には静電容量が変化し共振点がずれるのだろう)原因が解れば其の対応すれば良いのでトラップの外装に穴をあけ銅線をネジとナットで接続し片方はエレメントに貫通したボルトナットで銅線を接続した。念の為にもう一箇所、貫通ビスでケースとエレメント間を接続した。
元々の原因は雨が入ったのだろうトラップの両端部分をエフコテープを巻き付け防水対策を行い対応した。其れと7MHzの拡張対策として先端のエレメントを3cm短くして防水処理して作業は完了、地面での対応が終わった時には正午の時報が鳴っていた。
昼御飯を食べると気持ちがダレルので 直ぐにタワーに昇り、エレメントの引上げ作業に、ブームまでの引上げは何無く出来たが エレメントは水平常態、エレメントを下げながらタワーに平行にした後、先端の一番細いパイプを持ちながら430MHzのスタック八木と50MHzの7エレのエレメントの間をくぐり抜ける作業は予想以上に大変で有った。特に先端の容量環の役目をする矢の様な60cmくらいの部品が邪魔で無理をすると容量環や先端のエレメントが歪む可能性が有り「見栄えが悪くなるので」慎重に作業した分だけ時間が可也掛かり疲れた。
高所作業を終えてタワーから降りると丁度1時、早速SWRを測定すると電信のバンドエッジで1.2を表示7.075MHzくらいに共振点が有り1.1くらい1.5以内は7.130MHzくらいまで無理をすれば7.150MHz位までは騙し賺しして使用出来そうで有った。「万歳三唱」久し振りに気分がスカッとした。
以前 何方からのリクエストの有ったタワーからの東西南北の写真、何時もカメラを持って上がるのを忘れるのだが今回は撮る事が出来た。