共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

古代蓮に誘われて

2016年08月07日 15時35分48秒 | 
今日も厚木では《鮎まつり》が開催されていますが、私は それよりも見たいものがあったので出掛けることにしました。

朝早くに町田に出て、更に『小山田』行きのバスに30分ほど揺られて桜橋というバス停で下車すると、一面に蓮田の広がる一角があります。



ここに植えられているのは、全て『大賀ハス』です。これは大賀一郎博士が、千葉県木更津市の縄文遺跡で発掘した3個の古代の蓮の種を発芽させ栽培したものです。



この蓮田の大賀ハスは観賞用ではなく、蓮の茎から繊維を取り出して藕糸(ぐうし)という糸を紡ぐためのもので、この近くにある藕糸館という施設が管理・栽培しているものです。ただ、その美しさ故に口コミで知られるようになり、蓮好きな方が観賞会を開いたり、写真撮影をしたりするようになったということです。



勿論、あくまでも栽培目的がはっきりしている場所であり、観賞や撮影は好意で黙認されているところですから、畦道にズカズカ入り込んだり、公道にはみ出ながら三脚を立てて撮影したりといった行為は禁止されています。

時折強い陽射しが降り注ぐ中で、薄紅色の蓮の花が風にそよぐ様は何とも言えず美しいものです。今年は蓮の開花が例年より遅めだったこともあって、もう少し楽しめそうです。

御覧になりたい方は、蓮はお昼過ぎには萎れ気味になってしまうので、朝早くにお出掛けになることをお勧めします。
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蓮咲く御社

2016年08月07日 13時34分24秒 | 日記
見渡す限り広がる蓮田のほぼ中心部に、小山田神社の小さな御社があります。御祭神は天照皇太神です。



恐らく後付けでこのような景色になったのだろうと思いますが、仏教のシンボル的植物である蓮の花に神道の社殿がぐりと取り囲まれている図というのも、なかなかなものです。何しろ



横にまわっても



裏手にまわっても、見渡す限りの大賀ハスの花園が広がっているのです。

8月末にはお祭りもあるようです。その頃にはだいぶ蓮も終わっているかも知れませんが、機会があれば一度見てみたいと思います。
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