比較的暖かな秋晴れとなった今日、久しぶりに
代々木上原にある東京ジャーミイにやって来ました。今日はこちらに隣接するトルコ文化センターで
代々木上原にある東京ジャーミイにやって来ました。今日はこちらに隣接するトルコ文化センターで
『トルコと東地中海音楽のコンサート』と銘打った演奏会が開催され、そこに中東音楽を楽しむ会の主催者の方が奏者として出演されるということで拝聴しに来たのです。
コンサートは2部形式で、前半はオスマントルコの古典音楽を中心としたプログラムが組まれていました。それでも『中東器楽アンサンブル』というユニット名だけあって
ネイ(左端)やサズ(中央)やベンディール(右端)といったトルコ圏の楽器に、地中海音楽で用いられる擦弦楽器のケメンチェ(左から2番目)やアラブの代表的な撥弦楽器のウード(右から2番目)も加わって、何ともエキゾチックな響きが会場を包み込みました。
ネイ(左端)やサズ(中央)やベンディール(右端)といったトルコ圏の楽器に、地中海音楽で用いられる擦弦楽器のケメンチェ(左から2番目)やアラブの代表的な撥弦楽器のウード(右から2番目)も加わって、何ともエキゾチックな響きが会場を包み込みました。
サズ奏者は
古典タンブールも演奏していて、ネイ奏者は曲のマカーム(音階)に応じて大小様々な楽器を使い分けていました。こうした場面も、実に興味深いものです。
古典タンブールも演奏していて、ネイ奏者は曲のマカーム(音階)に応じて大小様々な楽器を使い分けていました。こうした場面も、実に興味深いものです。
休憩を挟んでの後半は
普段東京ジャーミイでの礼拝を務められているお導師様をボーカリストにお迎えして、トルコの民謡を歌っていただきました。いつもコーランを朗唱されているだけあって、なかなかの美声の持ち主でいらっしゃいました。
普段東京ジャーミイでの礼拝を務められているお導師様をボーカリストにお迎えして、トルコの民謡を歌っていただきました。いつもコーランを朗唱されているだけあって、なかなかの美声の持ち主でいらっしゃいました。
アンコールも含めた終演後には
出演者に向けて会場から惜しみない拍手が贈られました。
出演者に向けて会場から惜しみない拍手が贈られました。
この公演は文化庁の後援を受けているとのことで、会場内には
日本とトルコの国旗が並べて掛けられていました。親日国家であるといわれるトルコとこのような文化的な繋がりを持てるということは、実に有意義なことであると言えるでしょう。
ボーカリストをされたお導師様から演奏会が終わった15時からモスクで礼拝があるとのことでしたので、折角のご案内だったので行ってみることにしました。モスクに向かう途中の通路の壁には
先程ステージで演奏されていたウードや
タンブール、ネイといった楽器の実物が飾られていました。
先程ステージで演奏されていたウードや
タンブール、ネイといった楽器の実物が飾られていました。
モスクに入堂すると、正に礼拝が始まったところでした。
豪華なシャンデリアの提げられた大きなドームに朗々たるコーランの朗唱が響く中に身を置くと、自然と厳粛な心持ちになってきます。
礼拝が終わると、
先程のラフなスーツ姿と打って変わって礼拝着に身を包んだお導師様からお話がありました。さすがはこの地域全体の礼拝を司っておられるだけあって、お上手な日本語で時折冗談めいたお説法を聞かせてくださいました。
先程のラフなスーツ姿と打って変わって礼拝着に身を包んだお導師様からお話がありました。さすがはこの地域全体の礼拝を司っておられるだけあって、お上手な日本語で時折冗談めいたお説法を聞かせてくださいました。
コロナ禍で中東音楽を楽しむ会のセッションも随分と開催されていませんが、こうして音楽に触れてみるとやはりいいものです。そのうち、また気兼ねなくセッション会ができるようになるといいな…と願いながら家路についたのでありました。