共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

寒川神社御来光守

2020年03月20日 18時00分07秒 | 神社仏閣
今日は全国的に春分の日です。ということで、今日は相模國一之宮の寒川神社に参詣しました。

抜けるような快晴の空の下、鳥居をくぐって参道を進み、手水舎まで来ました。いざ手水を遣おうとすると…



あれ?柄杓が無い。そして、何やら竹の棒が何本か…。

『手水の作法』なる高札に目をやると、



何と!ここでも新型コロナウィルス対策が!

元々柄杓に直接口をつけたりするわけじゃないのにな…などと思いつつ、それでもこの御時世ですから使える気は使わなければいけないのでしょう。そうした意味での苦肉の策だとは思いますが、何しろ手を洗うのはともかく口を濯ぐのには若干使いにくいのは否めませんでした(汗)。

それでも何とか手水を遣って



日章旗の掲げられた神門をくぐると、



拝殿に向かいました。ちょうど御祈祷が挙行されている最中でしたので、ちゃっかり便乗させて頂くかたちで参拝しました。

今日はお日柄も良いためか多くの方々が昇殿参拝されていて、中には



お宮参りの親子連れも見受けられました。何とも目出度いことです。

さて、今日は寒川神社にとって特別な日です。というのも



春分の日と秋分の日の年二回、真東から昇った太陽が、房総の玉前神社、相模國一之宮の寒川神社、富士山頂、琵琶湖に浮かぶ竹生島、伊勢神宮の元宮である京都府福知山市の元伊勢内宮皇大神社、そして出雲大社までを一直線に結ぶ『光の道』の上を辿ります。その年二回のお目出度い日に頌布されるのが



この『御来光守』です。いつもは知人から頂いていたのですが、今年は自身の手で頂いて来ました。

勿論、私の他にも



多くの方々がこの御守を求めて列を成していたのは言うまでもありません。

参拝を終えて神門を出ると、



参集殿の前に植えられている横浜緋桜(よこはまひざくら)が満開になっているのが目に留まりました。この桜はヤマザクラのひとつである兼六園熊谷という品種と寒緋桜との交配種とのことですが、目にも鮮やかな緋色が人々を引きつけていました。

本当なら日没時までこちらにいると、



富士山頂に夕日が沈むダイヤモンド富士が見られるそうです。ただ、現在は富士山の方向にさがみ縦貫道がかかってしまっていて、何処かのマンションの屋上にでも行かないとダイヤモンド富士は拝めなくなってしまったようです。残念…。

参拝を終えて厚木まで戻ると、



近くの公園に植えられたソメイヨシノが、折からの暖かさに誘われたのか急激に開花し始めていました。もしかしたら、この週末には満開になってしまいそうな勢いです。

コロナウィルス対策のため、桜の下に集っての宴会は自粛せざるを得ないようですが、一人で桜の下をそぞろ歩きながら花を愛でるくらいは自由でしょうから、週末には何処かで一人花見でもしてみましょうか。

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