今日は、勤務先とは別の小学校の放課後子ども教室がありました。そこで、
勤務先でも作った紙皿リースを作らせたのですが、そこでちょっと一悶着ありました。
一人にひとつ、材料をセットにしたものを渡していったのですが、一人の低学年の男児がその材料セットを袋ごと投げ捨てたのです。私は
「そういうことをするなら、作らなくてよろしい。」
と言ってその子から材料セットをとりあげ、何事もなかったかのように他の子たちに作り方を説明しました。
しばらくすると、その男児が先生に連れられて泣きながら私のところに来て
「僕にも工作やらせてください…。」
と言ってきました。私は
「その前に、私に言うことがありますよね?」
と伝えると、しばらくモジモジした後に蚊の鳴くような声で
「ごめんなさい…」
と謝ってきたので、
「次に投げたら、本当にあげません。」
と釘を差してから、その子に材料セットを渡しました。
その男児はいわゆる支援級の子で、以前からいろいろと問題行動や発言が目立っていました。その度に他の先生方が注意してくださっていたのですが一向に改善しないので、今回は直接関わったこともあって私がキツめにお灸を据えたかたちになりました。
支援級の子たちは、通常級の子たちと比べると学習面や情緒面でいろいろと大変なのは分かっています。それを踏まえた上で、彼らには
『支援級だからといって、何をしても、何を言っても全部許してもらえるわけではない』
ということも学んでもらわなければなりません。
私の勤務先でもそうなのですが、なにかやらかしたり失敗したりした時に支援級の子たちというのは真っ先に
「僕(私)は悪くない!」
と言って『自分を正当化する』行動をとります。今日の男児も先生に促されてようやく謝罪の言葉を口にしたものの、残念ながらその目の奥に真の反省の色は見られませんでした。
しかし、それよりも先ずは自分の行動や言動を客観的に見つめた上で、必要に応じて『謝罪と反省』をすべきだということを、彼らには時間をかけてすり込んでいかなければなりません。なぜなら、そう遠くない将来、彼らが自身の非を認めて他者に謝罪や反省しなければならない場面がゴチャマンと出てくるからなのです。
これから先、しばらく私は彼に避けられたり睨まれたりすることでしょう。それでも、私はこれからも必要に応じて、時と場合によって『必要悪』で奮闘しようと思っています。