始めにお詫びです。
今から書く記事は本来昨日書こうとしていたものですが、いざ書こう!としたときに突然スマートフォンが不調に陥ってしまい、書くことが出来ませんでした。更に今朝になったらスマホのリチウムイオン電池が焼き餅のように膨らんでしまっていて、とりあえず電源を落としてから仕事帰りにショップに持ち込み、結果的に機種変更を余儀なくされました。なので、これから書く記事は昨日のことと思って御覧下さい。
明けて昨日ですが、用事があって東京都町田市に出かけることになりました。それで折角なのでちょっと早めに出発して、用事の前に毎年行っているところまでちょっと足を延ばしてみることにしました。
やって来たのは町田市の奥、小山田という地区です。ここに小山田神社という御社があり、その周りに大賀ハスの蓮田が広がっています。先日小田原城址公園の大賀ハスが開花していたこともあって、もしかしたらこちらでも咲いているのではないか…という期待を込めて来てみたのです。
町田駅からバスで神社に向かうと既に何人もの人が撮影に来ていましたが、
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ちょうど鳥居の前に姿の良い蓮の花が咲いていました。ここはかなりフォトジェニックな場所だったので、何人もの人が写真撮影をされていました。
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大賀ハスは千葉県にある検見川遺跡で大賀一郎博士が発掘した古代の蓮の種を栽培したもので、今では上野の不忍池を始めとして日本全国に株分けされ栽培されています。こちらの御社には、大賀一郎博士の菩提寺であるお寺から株分けされたものが栽培されています。
サッカーコート2面分はあろうかという広大な蓮田に囲まれた御社は、正面だけでなく
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裏手に回ってもあちこちに蓮の花が咲いていて、実に美しい光景となっています。
薄曇りの空から日の光が差すと
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蓮の葉の上にたまった水玉がその光を受けてキラキラと輝き、実に感動的です。
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この広大な蓮田は花を鑑賞するためのものではありません。この蓮田は大賀藕絲館(おおがぐうしかん)という施設が管理していて、この蓮の茎から繊維を取り出して藕絲(ぐうし)という糸を紡ぎ、布を織って作品を作るために栽培しています。その一環で花が咲いた時に、施設側の御厚意で一般に撮影が許可されています。
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それにしても、縄文遺跡から発掘された蓮の種が1000年以上の時を超えてきちんと発芽し、日本中に株分け出来るほど数を増やしていったということを考えると、可憐な蓮の花の中に底知れない植物の生命力を感じます。逆に言えば、検見川遺跡でこの蓮の種が発掘されなければ我々は今日こうして古代の蓮の花を時を超えて堪能することは叶わなかったわけですから、そうした歴史的経緯というものの不思議を改めて感じさせられます。
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こちらの蓮田ですが、ちょっと気がかりなことがあります。昨日行ってみたら、以前訪れた時よりも作付面積が少なくなっているように見受けられたのです。しかも蓮の草丈も全体にかなり低めで、花数も以前と比べると心無しか少ないように感じました。
あくまでも管理者の方があっての蓮田ですが、出来ればこれからもこうした光景を楽しませてもらえたら有り難いことです。
以上、本来なら昨日書くはずだった記事でした(汗)。
それにしても、クラウドに写真がバックアップされて消えずに残っていてくれて本当に良かったです…。